ビジネスメール調査2026

メールDXツール『yaritori(ヤリトリ)』を提供するOnebox株式会社(本社: 東京都渋谷区、代表:奥村 恒太、以下「当社」)は、【ビジネスメール調査2026】を実施しましたので、その結果をご報告いたします。

目次
  1. 「ビジネスメール調査」の実施背景
  2. 「ビジネスメール調査」を参照いただく方へのご案内
  3. 「ビジネスメール調査」の実施概要
  4. Q1. 仕事上で利用しているコミュニケーション手段を全て教えてください。(複数回答可)
  5. Q2. Q1で回答したコミュニケーション手段の中で「一番」利用するものを教えてください。
  6. Q3. 仕事で利用しているメールソフトは何ですか?(複数回答可)
  7. Q4. 1日に「受信する」メールの平均通数を教えてください。(メルマガ等も含む)
  8. Q5. 1日に「送信する」メールの平均通数を教えてください。
  9. Q6. メール1通を読むのにかかる平均時間を教えてください。
  10. Q7. メール1通あたりの作成・返信にかかる平均時間を教えてください。
  11. Q8. Q7で「5分以上」を選択された方へ。作成・返信に時間がかかる理由を教えてください。(複数回答可)
  12. Q9. 1日で受信したメールのうち、何割のメールに返信しますか?
  13. Q10. 返信しないメールがある場合、その理由を教えてください。(複数回答可)
  14. Q11. メールをよくチェックする時間帯・タイミングを教えてください。(複数回答可)
  15. Q12. 「メールの返信が遅い」と感じるのはどれくらいですか?
  16. Q13. メール対応にAIを活用していますか?
  17. Q14. Q13で「活用する」を回答した方へ質問です。具体的にどのような作業に活用するのか教えてください。 (複数回答可)
  18. Q15. 具体的にどのようにAIを活用するのか教えてください。(複数回答可)
  19. Q16. メールにおけるAI活用の「メリット」を教えてください。(複数回答可)
  20. Q17. Q13で「(メール対応にAIを)活用しない」と回答した方へ質問です。その理由を教えてください。(複数回答可)
  21. ビジネスメール調査2026 まとめ

「ビジネスメール調査」の実施背景

当社は、問い合わせ対応・顧客管理・一斉送信など、フロントオフィス業務を効率化するメール起点のDXツール『yaritori(ヤリトリ)』を提供しています。

『yaritori』を通じて、働く環境やビジネスコミュニケーションのあり方が大きく変化していることを日々実感しており、こうした変化を明らかにする目的で、昨年より「ビジネスメール実態調査」を開始しました。(※前年結果は【ビジネスメール調査2025レポート】参照)

調査項目は毎回アップデートしており、最新版ではAIがメール対応に与える影響に関する設問を新たに追加しています。

AIの普及や活用への期待が高まる一方で、実際の業務では活用が限定的であるとの声も少なくありません。「ビジネスメール調査2026」では、もっとも基本的なビジネスツールである“メール”におけるAI活用の実態から、AIの現在地を明らかにします。

「ビジネスメール調査」を参照いただく方へのご案内

調査結果の全コンテンツ(記事、文章、画像、写真、イラスト、図表など)はOnebox株式会社の著作物となります。著作権者の承諾を得ずに、無断で複写、複製、翻案、配付などの方法で利用することはできません。

利用にあたっては、「ビジネスメール調査2026」 yaritori(ヤリトリ)調べ」と出展の明記をし、本ページへのリンクを設置してください

「ビジネスメール調査」の実施概要

  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査対象:20~59歳の会社員(20代76名、30代76名、40代76名、50代72名)
  • 回答者数:300名
  • 調査期間:2025年10月8日(水)
  • アンケート項目
    • 仕事上で利用しているコミュニケーション手段を全て教えてください。(複数回答可)
    • Q1で回答したコミュニケーション手段の中で「一番」利用するものを教えてください。
    • 仕事で利用しているメールソフトは何ですか?(複数回答可)
    • 1日に「受信する」メールの平均通数を教えてください。(メルマガ等も含む)
    • 1日に「送信する」メールの平均通数を教えてください。
    • メール1通を読むのにかかる平均時間を教えてください。
    • メール1通あたりの作成・返信にかかる平均時間を教えてください。
    • Q7で「5分以上」を選択された方へ。作成・返信に時間がかかる理由を教えてください。(複数回答可)
    • 1日で受信したメールのうち、何割のメールに返信しますか?
    • 返信しないメールがある場合、その理由を教えてください。(複数回答可)
    • メールをよくチェックする時間帯・タイミングを教えてください。(複数回答可)
    • 「メールの返信が遅い」と感じるのはどれくらいですか?
    • メール対応にAIを活用していますか?
    • Q13で「活用する」を回答した方へ質問です。具体的にどのような作業に活用するのか教えてください。 (複数回答可)
    • 具体的にどのようにAIを活用するのか教えてください。(複数回答可)
    • メールにおけるAI活用の「メリット」を教えてください。(複数回答可)
    • Q13で「(メール対応にAIを)活用しない」と回答した方へ質問です。その理由を教えてください。(複数回答可)

Q1. 仕事上で利用しているコミュニケーション手段を全て教えてください。(複数回答可)

  • ビジネスコミュニケーション手段の第1位はメール(69.67%)
  • トップ3は「メール」「電話」「対面」
  • 「ビジネスチャット」は昨年調査の「ビジネスメール調査2025」から7.66ポイント上昇

仕事のコミュニケーションで最も用いられるのは「メール」が69.67%と非常に高く、次点で「電話」が62.67%、「対面」が60%となっています。

現在でも、多くのコミュニケーションは「メール」「電話」を中心に利用されており、リモートワークで導入が進んだ「ビジネスチャット」は前年調査から7.66ポイント上昇して32.33%となっています。

Q2. Q1で回答したコミュニケーション手段の中で「一番」利用するものを教えてください。

  • 一番利用するコミュニケーション手段の第1位は他と大きく差をつけてメール(55.50%)
  • 「対面」「電話」「ビジネスチャット」はほぼ横並び
  • 「Web会議ツール」「SNS」「FAX」はサブのコミュニケーション手段として使われている

普段からメールを使っているビジネスパーソン約7割のうち、一番利用するコミュニケーション手段としてメールを挙げた人は55.5%でした。ビジネスチャットをはじめ、新しいコミュニケーションツールが次々に生まれるなかでも、メールは変わらず利用され続けていることがわかります。

Q3. 仕事で利用しているメールソフトは何ですか?(複数回答可)

  • 仕事で利用しているメールソフトの第1位は「Outlook」で「Microsoft 365」「2016・2019・2021」を合わせると半分以上を占める
  • 2位が「Gmail」で全体の約3割程度
  • その他メールサービスも使われるが「Outlook」「Gmail」が大半を占める

Q4. 1日に「受信する」メールの平均通数を教えてください。(メルマガ等も含む)

  • メールの平均受信通数は「11–30通」が29.67%ともっとも多く、次点が「1-10通」で28.23%
  • 「30通以上」と答えた人は合計で38.28%にものぼる
  • 「100通以上」は少ないが、それでも14.34%が該当する

Q5. 1日に「送信する」メールの平均通数を教えてください。

  • 「1–10通」が47.37%ともっとも多く、次点に大きく差をつけている
  • 次点で「11-30通」が20.57%、「31-50通」が10.53%と続く
  • 受信メールと比べて送信メールは少なく、読むだけで終わるメールが多いことがわかる

Q6. メール1通を読むのにかかる平均時間を教えてください。

  • 平均時間として1~2分未満の割合が1番多い(28.71%)
  • 「1分未満」「1~2分未満」「2~3分未満」の割合が上位を占める
  • 10分を超える割合は少ない傾向が見られる

Q7. メール1通あたりの作成・返信にかかる平均時間を教えてください。

  • 平均時間として3~5分未満の割合が1番多い(25.84%)
  • 次点で「5~10分未満」が22.01%、「2~3分未満」が18.18%、「1~2分未満」が14.35%という結果
  • 昨年の調査と比べて大きな変化は見られず、メール作成時間は減っていないとわかる

メールの作成・返信にかかる時間は、おおよそ前年の調査結果と同じでした。「5分以上」と答えた人の割合は昨年同様、今年も3割以上にのぼります。

前年の調査については【ビジネスメール調査2025レポート】をご覧ください。

近年、業務効率化が多くの企業にとって重要テーマであるなか、メール作成・返信には依然として毎年同じだけ時間がかかり続けていることがわかります。

Q8. Q7で「5分以上」を選択された方へ。作成・返信に時間がかかる理由を教えてください。(複数回答可)

  • 「文章推敲の時間が必要」という理由が1番多い(59.15%)
  • トップ3は「内容面の確認」を理由としている傾向が見られる
  • 「忙しくて時間がない」という理由も35.21%を占め、昨年の調査より12.35ポイント上昇した

メールの作成・返信にかかる時間が5分以上と答えた人のうち、約6割が文章の推敲に時間がかかっていると答えました。メール文面の作成や推敲は生成AIの得意領域です。AI活用による効率化の余地はまだあると言えるでしょう。

Q9. 1日で受信したメールのうち、何割のメールに返信しますか?

  • 「全てのメールに返信する」は13.38%にとどまる
  • 「3割」が14.35%ともっとも多く、「1割」13.88%「5割」12.92%が続く
  • 4割以下と答えた人の合計は54.55%で、半分以上の人が返信率4割を切ることがわかる

Q10. 返信しないメールがある場合、その理由を教えてください。(複数回答可)

  • 「メルマガや営業メールなど返信が求められる内容ではないため」という理由が1番多い(56.35%)
  • 次点で「自分宛のメールではないため」37.57%、「返信するほど重要度が高い案件ではないと判断したため」28.18%と続く
  • 普段から優先順位の高くないメールが多く届いていることがわかる

Q11. メールをよくチェックする時間帯・タイミングを教えてください。(複数回答可)

  • 「出勤直後」が次点に大きく差をつけて1番多い(44.98%)
  • 「午前」「午後」に大きな差はない
  • 「メール受信後すぐ」が31.58%と高い割合を占める

Q12. 「メールの返信が遅い」と感じるのはどれくらいですか?

  • 「メールの返信が遅い」と感じるのは、昨年の調査に引き続き3時間以内が1番多い(18.66%)
  • トップ3は「3時間以内」「24時間以内」「1時間以内」
  • 1時間以内の返信を望む方は合計で21.53%にものぼる

Q13. メール対応にAIを活用していますか?

  • メール対応にAIを「活用しない(週0日)」が半分以上(51.6%)を占める
  • 「ときどき活用する」「半分以上のメール業務に活用する」は合計で30.2%
  • 「ほとんど全てのメール業務に活用する」と答えた人は18.2%と、まだ低い

調査の結果、メール対応へのAI活用について「活用しない(週0日)」が半分以上を占めることがわかりました。

AI活用による業務効率化が注目され「AIエージェント」などAIを活用した業務効率化が注目される一方で、少なくともメール対応業務に関しては、活用できている人の割合は半分以下です。「ほとんど全てのメール業務に活用する(ほぼ毎日)」と答えた人に至っては、全体の18.18%に留まりました。

Q14. Q13で「活用する」を回答した方へ質問です。具体的にどのような作業に活用するのか教えてください。 (複数回答可)

  • 具体的なAI活用「メール本文の下書き」がもっとも多い(46.53%)
  • 次点で「メールの自動返信」が38.61%、「メール本文の修正」が35.64%
  • 「メールスレッドの要約」「スケジュールの調整」など本文の作成以外の用途でも活用が進む

具体的なAIの活用用途は、「メール本文の下書き」「メールの自動返信」「メール本文の修正」が上位を占めています。メール対応に必要な一連のタスクのなかで、とくに多くの時間を使う「メール本文の作成」について、AI活用が進んでいることがわかります。

Q15. 具体的にどのようにAIを活用するのか教えてください。(複数回答可)

  • AI活用の方法は「メールソフトに搭載されているAI機能を使う」がもっとも多い(61.39%)
  • 「メールソフトとは別で他のAIツール・サービスを併用する」も半分以上(56.44%)を占める
  • 「他のAIツール・サービスをメールソフトと連携させる」は若干数字が下がることから、ツール連携はまだ進んでいないことがわかる

Q16. メールにおけるAI活用の「メリット」を教えてください。(複数回答可)

  • AI活用のメリット「メール対応時間の削減」がもっとも多い(64.36%)
  • 「メール文面の表現の質向上」も半分以上(55.45%)を占める
  • AI活用者は業務効率化と質の向上の両面から、AIによる恩恵を受けているとわかる

AI活用をしている人はメリットとして「メール対応時間の削減」「メール文面の表現の質向上」「誤字脱字の削減」を感じています。

AI活用の有無によって業務スピードや業務の質の面で差が生まれており、これらの結果から、AI活用が業務効率やメール品質の向上に一定の効果をもたらしていることが示唆されます。

Q17. Q13で「(メール対応にAIを)活用しない」と回答した方へ質問です。その理由を教えてください。(複数回答可)

  • AIを活用しない理由「使わないほうが早くて正確」がもっとも多い(35.19%)
  • 「使い方がわからない」34.26%、「メール対応にAIが活用できると知らなかった」21.3%と、知識不足でうまく使えていない人が多い
  • 「会社から利用が許可されていない」9.26%と、いまだに禁止されている企業も1割弱ある

活用しない理由でもっとも多かったのが「使わないほうが早くて正確」35.19%、次いで「使い方がわからない」34.26%という結果でした。AIの普及が進むなかでも、実務レベルでは依然として活用に課題が残っていることが明らかになりました。

ビジネスメール調査2026 まとめ

ビジネスメール調査2026のまとめは以下の通りです。

  • ビジネスコミュニケーションの主役はまだまだ「メール」
  • メール対応のAI活用「活用しない(週0日)」が半分以上(51.67%)を占める
  • AIを活用しない理由「使い方がわからない」「メール対応にAIが活用できると知らなかった」が多く、知識不足で使えていない
  • 一方、メール対応のAI活用ができている人は「メール対応時間の削減」「メール文面の表現の質向上」を実感
  • 今後はますますAI活用者と非活用者とで二極化が進み、その傾向はテクノロジーの進化にともなってさらに拡大すると予測される

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