メールアドレスには4つの種類がありますが、詳しくない方にとっては区別が難しいものです。
しかし「プライベートで使用するのか?」「ビジネスで使用するのか?」という状況によって、自分に合うメールアドレスの種類は異なります。
本記事では、4つのメールアドレスの種類をわかりやすく解説し、おすすめのメールサービスやビジネスで必須の知識も紹介します。
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メールアドレスの基礎知識
メールアドレスの基本構造は、ユーザー名とドメイン名から成ります。
例えば、メールアドレスが「username@example.com」の場合、「username」がユーザー名で「@example.com」がドメイン名です。
@の後ろのドメイン名をチェックすることで、メールサービスや組織を識別できます。
【一覧表】4種類のメールアドレスの種類
メールアドレスの種類ごとに、特徴や用途をまとめました。
特徴 | 用途 | |
フリーメールアドレス | ・無料で何個でもアドレスを作成できる ・広告が表示されるケースがある ・セキュリティにやや不安がある | プライベート |
独自ドメインメールアドレス | ・企業や個人のブランドを強化し、信頼性を高められる ・セキュリティが優れている ・提供元がサービスを終了してもアドレスの利用を続けられる | ビジネス |
プロバイダーメールアドレス | ・セキュリティが優れている ・通信事業者のサービスと連携しやすい ・アドレス追加時に料金が発生するケースがある | ビジネス |
キャリアメールアドレス | ・セキュリティが優れている ・メールボックスの容量が少ない | プライベート |
以下で、それぞれの詳細について紹介します。
フリーメールアドレス
フリーメールアドレスは、GmailやYahoo!メールのように無料で利用できるメールサービスで、メールアドレスの作成が簡単で利便性が高いのがメリットです。ソフトのインストールも不要で、オンライン上でどの端末からでもアクセスできます。
デメリットとしては、セキュリティの問題があります。広告やスパムメールがたくさん届くこともあり、ブロックや報告などの対応が面倒なケースもあるでしょう。
また、容量制限が設けられているメールサービスが多いため、容量が大きいメールのやり取りが多い人や、多くのメールをやり取りする人には向いていません。
独自ドメインメールアドレス
独自ドメインメールアドレスは、個人や企業が所有するドメインを使って作成するメールアドレスです。ビジネスにおいて独自ドメインメールアドレスが必須とまで言われるほど、企業にとってはブランディングや信頼構築に重要です。
【独自ドメインメールアドレスのメリット】
・企業としてのブランディングにつながる
・セキュリティが高いことを意味しており、取引先に信頼されやすい
・社員・部署の増減にあわせて柔軟に対応できる
以上のようなメリットがあるため、ビジネスで使用するメールでは、独自ドメインのメールアドレスの取得がおすすめです。
ドメインの取得費用や技術的な設定が必要な点はデメリットともいえますが、取引先からの信頼獲得や業務の効率化のために必要なコストとして考えるべきでしょう。
プロバイダーメールアドレス
プロバイダーメールアドレスは、インターネットサービスプロバイダ(通信事業者:通称ISP)が提供するメールサービスです。
【ISPの例】nifty / OCN |
インターネット接続と一緒に提供されるケースが多いため、ISPとの連携が強く設定が簡単な点がメリットです。安定したサービスとサポートが利用でき、高いセキュリティ対策も期待できます。
デメリットとしては、ISPを解約するとメールが利用できなくなる点や、メールアドレスの追加には料金が発生する点が挙げられます。
キャリアメールアドレス
キャリアメールアドレスは、携帯電話会社が提供するメールサービスです。
【携帯電話会社の例】docomo / au / Softbank |
セキュリティがしっかりしており、設定や手続きが簡単なところが魅力で、初めてメールアドレスを作成する場合にも、店舗で直接問い合わせできるので便利でしょう。
メールアドレスがキャリアに依存するため、キャリア変更時にメールアドレスが変わる点や、メールボックスの容量・一回のメールで送受信できるデータの量が少ない点はデメリットです。
ビジネスなら独自ドメインのメールアドレスが必須
前述した通り、ビジネスで使用するなら独自ドメインのメールアドレスが必須です。
ドメイン部分を社名に変更するなどすれば、企業のプロフェッショナルなイメージを与えられる他、ブランドを強調することにもつながります。
また、「独自ドメインのメールアドレスを取得している=セキュリティがしっかりしている」という印象を取引先に与えられるため、自社への信頼も高まります。
業務の効率化の観点では、メールのカスタマイズが容易なため、メール対応の効率も上がる点も重要です。営業部なら「@sales〜」お客様対応チームなら「@support〜」などのように部署ごとにアドレスを作成すれば、「誰が何に対応すべきか」が一目瞭然です。
複数の部署がある企業においては、以上のような側面からも独自ドメインメールアドレスによる恩恵を受けられます。
フリーメールアドレス取得におすすめのサービス
フリーメールアドレスを取得したい人におすすめの3つのサービスを紹介します。
サービス名 | 特徴 |
Gmail | ・Googleが提供する無料のメールサービス ・広告表示が少なく使いやすいインターフェースが特徴 ・強力なスパムフィルターとセキュリティ機能がある |
Outlook | ・Microsoftが提供するメールサービスで、Office 365との統合が強み ・カレンダーやタスク管理との連携が簡単で、ビジネス向けに設計された機能が豊富 |
Yahoo!メール | ・Yahoo!が提供する無料メールサービスで、広告が多いが使いやすいインターフェース ・豊富なカスタマイズオプションや、大きな添付ファイルの送受信が可能な点が魅力 |
どのような用途で使うのか、どのような機能を優先するのかを整理してからフリーメールサービスを選びましょう。
主なフリーメールサービスの設定方法
今回は、Gmailの設定方法を初心者向けに解説します。
1,アカウント作成
Googleのサインアップページにアクセスし、必要事項を入力して新しいアカウントを作成。
2,ログイン
Gmailのホームページにアクセスし、先ほど作成したアカウントでログイン。
右上の歯車アイコン(設定)をクリックし、「すべての設定を表示」を選択。
3,アカウントとインポート
「アカウントとインポート」タブで、「メールアカウントを追加する」を選択し、追加するメールアドレスを入力する。「他のアカウントからメールを読み込む(POP3)」を選び、受信サーバー情報を入力する。
4,送信メールサーバー
送信メールサーバーの設定画面でSMTPサーバー・ユーザー名・パスワード情報を入力する。
5,確認メールのコード入力
Gmailの受信フォルダに届いたメール内に記載された確認コードを入力する。
以上の5ステップでGmailの登録が完了します。
独自ドメインメールアドレス取得におすすめのサービス
続いて、独自ドメインメールアドレスを取得したい人におすすめの3つのサービスを紹介します。
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お名前.com
お名前.comは、日本国内シェア1位の、幅広いドメイン取得と管理を提供するサービスです。
【お名前.comの特徴】
・費用が安く、24時間サポートも受けられる
・使いやすい管理画面と多様なオプションが特徴で、初心者から上級者まで対応している
不安な点がある場合は24時間365日の電話サポートが受けられるので、初めて独自ドメインのメールアドレスを作る人にもおすすめです。
Googleworkspace
Googleworkspaceは、Googleが提供するビジネス向けのサービスです。
【Googleworkspaceの特徴】
・独自ドメインのメールアドレスだけでなく、ドキュメント作成やカレンダー管理などの生産性ツールも利用できる
・グローバル企業での利用実績も豊富
「メール・ドキュメント・スプレッドシート・ウェブ会議などの機能も利用できるため、ビジネスで困ることがない」という声もあるほどで、スタートアップに便利なサービスです。
独自ドメインのメールアドレス作成だけでなく、その後の利便性も考慮して検討してみてください。
バリュードメイン
バリュードメインは、低価格でドメインを取得できるサービスで、ドメイン登録実績は680万件以上を誇ります。
【バリュードメインの特徴】
・国内でもトップクラスの低価格帯なので、利用しやすい
・シンプルな取得手続きと管理画面で、コストを抑えながら独自ドメインを活用できる
470種類以上のドメインを提供しており、ビジネス向きの「.biz」「.inc」なども利用できます。初期設定代行サービスも提供されているので、右も左もわからない初心者でも独自ドメインのメールアドレス取得がかないます。
主な独自ドメインメールサービスの設定方法
主な独自ドメインメールサービスとして、お名前.comのドメイン設定を例に解説します。
1,アカウント作成とログイン
お名前.comにアクセスし、アカウントを作成する。
登録が完了したら、お名前.comにログインする。
2,ドメインの検索と購入
ログイン後、サイト上部の検索ボックスに希望するドメイン名(例: example.com)を入力し、空いているか確認。
使用可能なドメインが見つかればカートに追加し、購入する。
3,ドメイン管理画面へのアクセス
お名前.comの管理画面にアクセスし、「ドメイン」から「利用ドメイン一覧」を選択。ドメイン名の右横の「お名前メール」から「申込み」ボタンをクリック。
4,ネームサーバーの選択
このドメインで初めて利用する場合は「変更する」を選択。支払い方法を選択後、「申込む」ボタンをクリック。
5,メールの確認
入金後、1〜2週間で申し込み完了メールが届くため、確認後、再びお名前.com Naviにアクセスする。
6,お名前メールの登録
「お名前メール」から「ログイン」する。「コントロールパネル」に移動後、「メール」をクリックし、選択中のドメイン名が取得した独自ドメインになっているかチェックする。
7,メールアドレスの追加
「はじめる」を選択後、メールアドレスを「個別追加」する。メールアドレスとパスワードを追加する。
8,ネームサーバーの設定
お名前.com Naviに戻り、「ネームサーバーの設定」から「ネームサーバーの設定」を選択。該当のドメイン名の左側にチェックをいれる。画面下の「お名前.com各サービスを利用」にチェックをいれる。
以上がお名前.comでのメール利用開始までの手順です。
メールアドレス作成時3つの注意点
メールアドレスを作成する際の基本的な注意点を紹介します。
1,用途に合わない種類のメールアドレスを選ばない
2,メールアドレスのドメイン部分は変更できない
3,ドメインには有効期限がある
用途に合わない種類のメールアドレスを選ばない
用途に合わないメールアドレスの種類を選ぶと、デメリットが発生します。
例えば、プライベート用なのにビジネス向けのドメインを使うと、必要のない料金を払わなければいけません。
反対に、ビジネス用なのに個人向けのメールアドレスを作成すると、信頼性やプロフェッショナル性に欠ける可能性があります。また、複数人でメールを管理しているのにフリーメールを利用しているなどのミスマッチが起きると、返信漏れ・二重返信のミスが起きたり業務の効率が悪くなったりするリスクが上昇します。
適切な用途に応じたメールアドレスを作成することで相手に適切な印象を与え、業務やプライベートの効率を向上させることが可能です。
メールアドレスのドメイン部分は変更できない
メールアドレスのドメイン部分は一度設定すると変更できません。これは、メールアドレスが特定のドメインに紐づいているためです。したがって、将来の変更の可能性を考慮して慎重にドメインを選ぶ必要があります。
どうしても変更が必要な場合は、新たに別のメールアドレスを作成し、古いアドレスを停止させなければなりません。特にビジネスで使用する場合は、独自ドメインによってブランドの統一性や信頼性を保っているため、容易に変更できません。
メールアドレス作成時には、どの種類のメールアドレスにするか慎重に選びましょう。
ドメインには有効期限がある
メールアドレス作成時の重要な注意点として、ドメインには有効期限があることを把握しておきましょう。
ドメインは取得して終わりではなく、管理するための登録料を支払うことで更新される仕組みです。有効期限を過ぎるとドメインが無効化され、そのメールアドレスを使用できなくなる可能性があります。
ドメインの有効期限を管理し、更新時期を見逃さないようにすることが重要です。
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以上のように、ビジネスでメールを頻繁に使用する企業にとって有効な機能を多数備えています。メールアドレス作成後に、業務の効率化・時短化・クレーム対策のためにも導入をご検討ください。
まとめ
メールアドレスは大きく分けて4種類ありますが、アドレス作成前にどの種類を選ぶかがとても重要です。特に、独自ドメインのメールアドレスは変更ができないため、慎重にドメインを決定する必要があります。
また、ビジネスにおいてはメールでの問い合わせや対応に多くの時間を取られてしまいがちです。業務時間の短縮やミスの未然防止のため、ビジネス用メールソフトの導入がおすすめです。
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