Outlookのメール削除方法を状況別に解説!削除できない原因と対処法も紹介

Outlookのメール削除は、1通ずつ手動で行うだけでなく、条件を指定して一括削除したり、ショートカットキーを使ったりすれば効率化できます。

一方で、「削除ボタンが押せない」「間違えて重要なメールを消してしまった」といったトラブルに直面することもあるでしょう。

この記事では、Outlookでメールを削除する方法について、大量のメールを一気に整理するテクニックや、メールの削除ができない場合の原因と対処法など詳しく解説します。

メールを完全に削除する方法や復元手順なども解説するので、Outlookのメール削除でお困りの方はぜひ最後までご覧ください。

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目次
  1. Outlookでメールを削除する方法
  2. Outlookでメールを削除できない原因と対処法
  3. Outlookで削除したメールを復元する方法
  4. Outlookでメールを完全に削除する方法
  5. Outlookのメール削除における注意点
  6. 大量のメールにはチームでの対応がおすすめ
  7. チームで大量のメールを管理するなら「yaritori」
  8. まとめ|Outlookのメール削除を習得して資産を有効活用しよう

Outlookでメールを削除する方法

まずは、Outlookでメールを削除する方法について詳しく見ていきましょう。

選択したメールを削除する(ショートカットキーも紹介)

不要なメールを1通だけ削除する手順は以下の通りです。

1.受信トレイなどの一覧から、削除したいメールをクリックして選択する
2.「ホーム」タブにある「削除(ゴミ箱アイコン)」をクリックする

画像引用元:メールを削除する Outlook.com

また、ショートカットキーを使用すれば、マウスを使用せずにキーボード操作だけでメールを削除可能です。

[Delete] キー:選択したメールを「削除済みアイテム」へ移動
・[Ctrl] + [D]:同上

なお、スマホ(モバイル)版アプリの場合は、メール一覧でメッセージを左にスワイプするだけで削除できます(設定により動作が異なる場合があります)。

複数のメールをまとめて一括削除する

溜まったメールを整理する際、1通ずつ操作するのは手間がかかります。対象のメールを複数選択し、まとめて削除しましょう。

連続したメールを選択するのであれば、以下の手順で一括削除します。

1.最初のメールをクリックして選択
2.[Shift] キーを押しながら、最後のメールをクリック
3.範囲内のメールがすべて選択されるので、「削除」をクリック(または [Delete] キー)

また、連続していない複数のメールを選択して削除する手順は、以下のとおりです。

1.[Ctrl] キーを押しながら、削除したいメールをクリック
2.選択が終わったら「削除」をクリック(または [Delete] キー)

「期間」や「差出人」など条件を指定して一括削除する

1年以上前のメールを消したい、特定のメルマガだけを一掃したいという場合は、検索機能を使って対象を絞り込んでから削除します。具体的な手順は以下のとおりです。

1.画面上部の検索ボックスに、キーワードや差出人の名前を入力する
※期間指定の例:検索ボックスに「received:<=2024/12/31」と入力すると、2024年12月31日以前のメールが表示されます。
2.検索結果が表示されたら、[Ctrl] + [A] を押してすべてのメールを選択する
3.[Delete] キーを押して一括削除する

この方法を使えば、必要なメールを残しつつ、条件に合う不要メールだけを効率よく削除可能です。

フォルダー内のメールをすべて削除する

「迷惑メール」フォルダーや、整理用に作った一時フォルダーの中身を空にしたい場合は、以下の手順で丸ごと削除できます。

1.削除したいフォルダーを右クリックする
2.メニューから「フォルダーを空にする」または「すべて削除」をクリックする
3.確認メッセージが表示されたら「はい」を選択する

これにより、フォルダー内のメールがすべて「削除済みアイテム」に移動します。

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Outlookでメールを削除できない原因と対処法

ここまで紹介した方法でメールが削除できない場合、一時的な操作ミスやシステムファイルの破損、あるいは管理者による設定が影響しているかもしれません。ここでは、よくある3つの原因とそれぞれの対処法について解説します。

原因1:閲覧ウィンドウでメールを開いている

メールを別のウィンドウで開いたままにしていると、削除操作がブロックされることがあります。

Outlookがそのメールを「使用中」の状態と認識し、データの移動や変更をロックしてしまうのが主な理由です。特に、添付ファイルを開いている時などに起こりやすい現象と言えます。この場合、一度開いているメールウィンドウを閉じるか、閲覧ウィンドウの表示をオフにしてみてください。

プレビュー表示ではなく、メール一覧画面で対象を選択した状態で削除キーを押すのが、最も確実でエラーの少ない対処法です。

原因2:アイテムが破損している

Outlookのデータファイル(PSTやOST)自体が破損していると、メールの削除や移動ができなくなるケースがあります。

PCの強制終了や予期せぬ通信エラーなどが原因で、データファイルの整合性が取れなくなることが理由です。特定のメールだけでなく、フォルダー全体の挙動がおかしい場合はこの可能性が高いでしょう。

対処法として、Microsoftが標準で提供している「受信トレイ修復ツール(SCANPST.EXE)」を実行し、ファイルの診断と修復を行ってください。修復が正常に完了すれば再び操作可能になるため、まずはツールでの診断をおすすめします。

原因3:管理者によって権限が制限されている

会社や組織のアカウントを使用している場合、管理者によってメール削除の権限自体が制限されている可能性があります。

企業ではコンプライアンス遵守や監査対応のため、社員が重要なメール記録を誤って消去しないよう、保護設定を行っている場合があるからです。もし、共有メールボックスや特定の重要フォルダーで「削除」ボタンがグレーアウトして押せない状態なら、この設定が適用されていると考えられます。

このケースでは個人の操作で解決することはできないため、社内のシステム管理者やIT担当者に設定状況を確認してみましょう。

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Outlookで削除したメールを復元する方法

必要なメールを誤って削除してしまった場合、慌てずにOutlookの機能で復旧させましょう。ここでは、メールがまだ「削除済みアイテム」フォルダーに残っているかどうか、ケース別に紹介します。

「削除済みアイテム」フォルダーから復元する

通常の削除操作を行った直後であれば、メールは一時的にゴミ箱のような場所である「削除済みアイテム」フォルダーに移動しています。この中にデータが残っていれば、簡単な操作で元の場所に戻せます。

1.画面左側のフォルダー一覧から「削除済みアイテム」をクリックする
2.一覧から復元したいメールを探し、右クリックする
3.表示されたメニューから「復元」を選択する

復元を選択したのち、メールは削除前に保存されていたフォルダー(受信トレイなど)へ戻ります。

画像引用元:Outlook で削除された電子メール メッセージを回復する

もし「復元」メニューが見当たらない場合は、メールをドラッグ&ドロップで受信トレイへ直接移動させることでも復旧可能です。

「削除済みアイテム」にないメールを復元する

「削除済みアイテム」フォルダーを空にしてしまった場合や、ショートカットキーで完全削除してしまった場合でも、サーバー上にデータが残っていれば復元できる可能性があります。

Exchangeアカウント(Microsoft 365など)を利用している場合、以下の手順でサーバーからの回復を試みてください。

1.左側のフォルダー一覧で「削除済みアイテム」を選択する
2.画面上部の「ホーム」タブ、またはリストの上部にある「サーバーから削除されたアイテムを復元(または、このフォルダーから削除されたアイテムを復元)」をクリックする

3.「削除済みアイテムの復元」ウィンドウが開くので、復元したいメールを選択する
4.「選択したアイテムを復元」にチェックを入れ、「OK」をクリックする

画像引用元:Outlook で削除された電子メール メッセージを回復する

復元されたメールは、通常「削除済みアイテム」フォルダーに戻ります。その後、必要に応じて受信トレイなどへ移動させてください。なお、サーバーでの保持期間(通常14日〜30日程度)を過ぎたデータは復元できないため、早めの対応が重要です。

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Outlookでメールを完全に削除する方法

Outlook上でメールを「完全に削除」するには、ゴミ箱にあたるフォルダーからもデータを消す必要があります。ここでは、復元不可能な状態にするための具体的な手順を解説します。

「削除済みアイテム」を経由して削除する

基本的かつ安全な方法は、一度「削除済みアイテム」に移動させてから、そこを空にするという2段階の手順を踏むことです。

通常の削除操作だけではメールは「削除済みアイテム」に移動したに過ぎず、データ自体は残っています。完全に消去するには、「削除済みアイテム」フォルダーを右クリックし、メニューから「フォルダーを空にする」を選択しましょう。

この手順であれば、最終消去する前に「本当に消して良いか」をワンクッション置いて確認できるため、誤操作によるデータ消失のリスクを最小限に抑えられます。

ショートカットキーで直接削除する

ゴミ箱を経由する手間を省き、対象のメールを一瞬で完全に削除したい場合は、ショートカットキーを活用するのが効率的です。

メールを選択した状態で [Shift] + [Delete] キーを同時に押すと、「削除済みアイテム」に残ることなく、即座にデータが抹消されるからです。実行時には「このアイテムを完全に削除しますか?」という確認メッセージが表示されます。「はい」を選べば処理は完了です。

大量の不要メールをスピーディーに処分したい時に便利ですが、操作後の取り消しができないため、重要なメールが含まれていないか慎重に確認して使いましょう。

Outlookのメール削除における注意点

メールの削除は、容量の節約や整理整頓に役立つ一方で、やり直しがきかないリスクも伴います。ここでは、削除操作を行う前に必ず押さえておきたい2つの注意点について見ていきましょう。

完全に削除すると見られなくなる

「削除済みアイテム」からも消去し、復元ができなくなったメールは、二度と閲覧できません。不要だろうと思って消したメールが、後日トラブル対応の証拠として必要になるケースはよくある話です。

もし将来的に参照する可能性が少しでもあるなら、削除ではなく「アーカイブ機能」を活用しましょう。アーカイブなら、受信トレイからは見えなくなりますが、データは保持されるため、必要な時にいつでも検索して確認できます。

「完全に消す」という判断は慎重に行い、迷ったらアーカイブへ送るのが安全な運用です。

万が一に備えてバックアップを取る

誤操作によるデータの消失や、PCの不具合によるデータ破損のリスクに備え、定期的にバックアップを取っておくことが重要です。

Outlookには、メールデータを「PSTファイル」として書き出し、外部に保存する機能があります。万が一、重要なメールを完全に削除してしまっても、バックアップファイルがあれば、その時点の状態までデータを復元し、内容を確認することが可能です。

特に、古いメールを一括削除する前や、PCの入れ替えを行うタイミングでは、必ずバックアップを取得してから作業することをおすすめします。

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大量のメールにはチームでの対応がおすすめ

毎日届く大量のメールを個人だけで処理するには限界があります。そのため、Outlookの「共有メールボックス」などを活用し、チームで分担して対応することがオススメです。

しかし、複数人でOutlookを運用する場合、個人利用とは異なる仕組みやリスクを理解しておく必要があります。ここでは、チーム運用の方法と、そこで発生しやすい「削除」に関するリスクについて解説します。

「共有メールボックス」機能の活用で一つのアドレスを複数人で管理する

Outlookには、個人用のアドレスとは別に、「support@」などのメールアドレスを複数のメンバーで共同管理できる「共有メールボックス」という機能があります。

この機能を使えば、わざわざ転送設定を行わなくても、権限を持つメンバー全員が同じ受信トレイを閲覧・操作できるようになります。チームでメール対応を分担する際には非常に便利な機能です。

「共有メールボックス」での削除は全員に同期されるため要注意

共有メールボックスでメールを削除する際は、「自分の画面から消えるだけでなく、メンバー全員の画面からも消える」ため要注意です。

Outlookの共有機能は、各自にメールが配られているのではなく、サーバー上にある一つのデータを全員で直接操作している状態だからです。たとえば、あるメンバーが「自分の担当分は終わった」と判断してメールを削除してしまうと、他のメンバーが後で確認しようとしてもデータは残っていません。

「自分にとって不要でも、チームにとっては必要な情報かもしれない」と考え、個人の判断による削除は厳禁とする意識合わせが不可欠です。

誤削除や対応漏れを防ぐための運用ルール統一が不可欠

Outlookで大量のメールを複数人で安全に管理するには、細かな運用ルールの統一が欠かせません。

Outlookには「対応状況」や「担当者」を管理する専用機能がないため、操作ミスや連絡漏れが起きやすい環境だからです。「削除はリーダーの承認を得てから行う」「対応完了後は必ず指定のサブフォルダへ移動する」といった厳格なルールを設け、全員がそれを遵守する必要があります。

しかし、ルールが複雑すぎると形骸化しやすく、教育コストもかかります。もし人力での管理に限界を感じるなら、専用システムの導入を検討しましょう。

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チームで大量のメールを管理するなら「yaritori」

Outlookでのメール管理に限界を感じているなら、チームでの運用に特化したメール管理システム「yaritori」の導入がおすすめです。Outlookとの自動連携機能を備えており、普段お使いのメールアドレスそのままで、スムーズに移行・活用ができます。

代表メールに届く大量のメールを複数人で管理できる

「yaritori」は、「info@」や「support@」といった代表メールアドレスを、チーム全員で効率的に管理・運用できるシステムです。

一つの受信トレイを全員で共有するため、担当者が不在でも他のメンバーがすぐに状況を把握して代行できます。これにより、個人のOutlookで管理する場合に起こりがちな「担当者しか状況が分からない」という属人化の問題を解決します。

チーム全体で受信状況をリアルタイムに共有できるため、大量のメールが届いても見落としが発生しにくく、顧客からの問い合わせに対してスピーディかつ確実な対応が可能になります。

担当者や対応状況を可視化し、誤削除や対応漏れを防止

「yaritori」には、Outlook単体では難しい「対応状況の見える化」機能が備わっています。

届いたメールごとに「未対応」「対応中」「完了」といったステータスや、誰がボールを持っているかという「担当者」をワンクリックで設定できます。Outlookのように「受信トレイを整理するためにメールを削除・移動する」必要がなく、「完了」ステータスに変更するだけで整理できるため、誤ってメールを削除してしまうリスクそのものをなくせます。

さらに、メールごとに社内で相談できるチャット機能や、共通のテンプレート機能も充実しており、二重返信や対応漏れといったトラブルを未然に防ぎながら、業務効率を向上させます。

まとめ|Outlookのメール削除を習得して資産を有効活用しよう

この記事では、Outlookでのメール削除方法やトラブル時の対処法、そしてチーム運用における注意点について解説しました。

メール削除は、単にゴミ箱へ入れるだけでなく、ショートカットキーによる時短テクニックや、検索機能を活用した一括削除など、状況に応じた最適な手順があります。これらを習慣化し、アーカイブ機能なども併用することで、容量不足を解消しながら快適なメール環境を維持しましょう。

一方で、チームでのメール管理においては、「削除」という操作が情報共有の妨げやトラブルの原因になることもあります。もし、誤削除のリスクや対応履歴の管理に課題を感じている場合は、メール管理システム「yaritori」の導入をご検討ください。

この記事の内容を参考に、個人のOutlook整理術とチーム向けの管理ツールを上手に使い分け、組織全体の生産性を向上させましょう。

「yaritori」メディア編集部
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