Mailchimpは、基本的なメーリングリストからメール配信の自動化機能まで、豊富な機能を搭載しているメール配信ツールです。効果的なメールマーケティングを開始できるため、Datanyzeの調べでは、メールマーケティングプラットフォーム市場シェア60%と世界的に人気です。
この記事では、Mailchimpの特徴や使い方、そしてメリット・デメリットを詳しく解説します。メールマーケティングツールを検討している方は、最後までご一読ください。
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Mailchimp(メールチンプ)とは?
Mailchimpは、電子メールマーケティングやメール配信を効率よく行うためのメール配信ツールです。主にメールマーケティングに利用され、メルマガ、ニュースレター配信、キャンペーン告知、顧客とのコミュニケーションなどに活用されています。
直感的なインターフェースで、専門知識がなくても簡単にメールを作成・配信できるのが特徴です。また、多彩なデザインテンプレートや、特定の条件で自動配信するマーケティングオートメーション機能も備えています。
顧客リストをセグメント化し、ターゲット層に最適なメール配信も可能です。さらに、開封率やクリック率などの効果測定ツールも充実しており、データに基づいた改善を行うこともできます。
Mailchimpの使い方・主な機能
では、Mailchimpがどのようにマーケティングに活用できるのでしょうか。使い方を詳しく見ていきましょう。
メーリングリストの作成
基本となるのが、メーリングリストの作成と管理です。メーリングリストは、複数の相手に一度にメールを送信できるシステムです。
Mailchimpは、顧客管理の効率化を支援するツールです。手元の顧客データをCSVファイルでアップロードできることはもちろん、フォームを作成し無料の電子書籍やホワイトペーパーなどのダウンロードを通じて、メーリングリストを増やすことが可能です。
セグメント機能を使えば、年齢、地域、購買履歴などに基づいて購読者をグループ分けし、ターゲットを絞ったキャンペーンを展開できます。
メールコンテンツ作成
Mailchimpは直感的なドラッグ&ドロップエディタを提供しており、HTMLの知識がなくてもプロが作ったようなリッチな外観のメールを作成できます。多数のテンプレートが用意されており、ブランドカラーやロゴを適用してカスタマイズすることが可能です。
メールの受信者ごとに自動的に内容が変化する動的コンテンツ機能を使えば、受信者の属性や行動に基づいて一人一人の購読者に合わせた内容を表示することができます。
リッチな外観のメールコンテンツを作成することで、キャンペーン配信の効果の向上が期待できます。また、個別化されたコンテンツを作ることで、受信者の興味を引き、エンゲージメントを高めることができます。
メールのオートメーション化
オートメーションとは、特定の条件に基づいて自動的にメールを送信するシステムのことです。オートメーションを利用することで、一定のタイミングで適切なメールを配信できます。例えば以下のような使い方が可能です。
- クロスセルキャンペーン
→過去の購買履歴に基づいて関連商品を提案 - ウェルカムメール
→新規購読者に自動的に送信される一連のメール - 誕生日メール
→購読者の誕生日に合わせて自動的に送信される特別なメール - カートリマインダー
→商品をカートに入れたまま購入しなかった購読者へのフォローアップ
また、購読者の特定の行動(ウェブサイトの閲覧、商品の購入、メールの開封など)に応じて、関連する内容のメールを自動的に送信可能です。購読者の行動履歴や興味関心に基づいて、最適なタイミングで、最適な内容のメールを送信できるため、より高い開封率やクリック率が期待できます。
また、従来の「一斉送信」型のマーケティングとは異なり、購読者の行動データに基づいた最適なタイミングでメールを送信することで、より高い顧客エンゲージメントを実現できる上、スパムと捉えられることなく効果的なマーケティングを実現できます。
メール分析
Mailchimpは詳細な分析ツールを提供しており、どんなメールがどれくらい読まれ、どのような行動に繋がったのかを把握することで、より効果的なメールマーケティング戦略を立てることができます。主な指標には以下があります。
- 開封率
- クリック率
- コンバージョン率
- バウンス率
- 購読解除率
データに基づいて、ターゲット層や配信内容、タイミングなどを最適化することが可能です。また、ユーザーの行動を分析し、興味関心に基づいたパーソナライズされたメールを配信することで、顧客との繋がりを強化できます。
データをダッシュボードで分かりやすく可視化したり、レポートとして出力することも可能です。
ツール・アプリと連携
Mailchimpは多数の外部サービスと連携可能です。例えば以下のようなツールと効果が挙げられます。
- ECプラットフォーム(Shopify、WooCommerceなど)と連携
購買データに基づいたキャンペーンを展開することで、購入履歴に基づいた商品のおすすめやタイミング良く再購入を促すことが可能 - CRMツール(Salesforce、HubSpotなど)と連携
顧客データを一元で管理することで、社内の部門間での情報共有が効率良くできたり、購読者をグループ分けしてニーズに合わせた対応が可能 - 決済サービス(Stripe)と連携
購入状況に応じたフォローアップメールを自動送信することで、購入直後のサービスを強化したり、定期購入の管理や更新提案が可能
- SNS(Facebook, Twitter, Instagramなど)と連携
メールキャンペーンとSNSマーケティングなど、複数のチャンネルでより多くの人にメッセージを届けたり、広い層の関心を集めたりすることが可能
連携機能をうまく使うことで、メールマーケティングをより効果的に行うことができるでしょう。
A/Bテスト
A/Bテストとは、「2つの異なるバージョン(AとB)を比較し、どちらがより効果的なのかを検証する手法」です。
Mailchimpでは内容の異なる2種類のメールを送ってどちらの方が購読者の反応が良いかを検証することが可能です。Mailchimpでテスト可能な項目は次の通りです。
- 件名
- 送信者名
- メール本文のコンテンツ
- 送信時間
感覚ではなく、データに基づいてより開封率、クリック率、コンバージョン率の高いメールを作成することができます。
Mailchimpのメリット
Mailchimpは、多くのメリットを持つ強力なメールマーケティングツールです。どのようなメリットがあるのか詳しく紹介します。
無料で始められる
Mailchimpには無料プランが用意されています。小規模ビジネスやスタートアップにおすすめのプランです。500件までのコンタクトと月間1,000通、1日500通までのメール送信が無料で利用可能で、基本的なメール作成や自動応答機能も含まれています。
レポート機能が充実
Mailchimpの分析機能も人気の理由の一つです。開封率、クリック率、購買率など、キャンペーンの効果を詳細に分析できるレポート機能が備わっています。地理的データや時間帯別のパフォーマンスなど、他のツールにはない多角的な分析が可能なため、メールマーケティングの継続的な改善に役立ちます。
連携できるクラウドツールが豊富
300以上のアプリやサービスとの連携が可能な点も大きな利点です。CRM、ECプラットフォーム、SNSなど、幅広い既存ツールと連携することで、統合的なマーケティング活動を展開できます。
最近では、AIを活用したコンテンツ作成支援機能も追加され、効果的な件名やメール本文の提案、ブランドに合わせたデザイン提案なども受けられるようになりました。
Mailchimpのデメリット
Mailchimpにはいくつかのデメリットも存在します。
公式HPが日本語対応していない
Mailchimpの大きな課題は、インターフェースとサポートが主に英語中心である点です。ユーザーインターフェース、ヘルプドキュメントが英語で提供されています。カスタマーサポートは英語とスペイン語のみです。
そのため、日本語を母語とするユーザーにとってはサポートや使いこなす際に難しいポイントとなる可能性があります。Google翻訳やDeepLなどの翻訳ツールでおおよその翻訳をし使用する必要があります。
メール送信数やアドレスの登録数に制限がある
Mailchimpは無料プランから利用できる手軽さが魅力ですが、プランによってはメール送信数やアドレスの登録数に制限がある点はデメリットと言えるでしょう。 具体的には、以下の制限があります。
無料プランを例にあげて紹介します。
・連絡先(登録アドレス):500件まで
・1ヶ月のメール送信数:1,000通まで
・1日のメール送信数:500通まで
これらの制限を超えてメールを送信したい場合は、追加料金を支払わなければなりません。 大量のメールを頻繁に送信する必要がある場合は、上位プランへの移行を検討するか、あるいは送信数制限のない別のメール配信サービスを検討する必要があります。
カスタマイズが難しい
Mailchimpは、基本的な機能が充実していて使いやすい反面、細かいカスタマイズに関しては制限がある場合があります。
特に、デザイン面では、用意されたテンプレートをベースに編集することになるため、完全にオリジナルのデザインを追求するのは難しい場合があります。フォントや色、画像の配置など、細かな調整に制限がある場合があり、ブランドイメージを完璧に反映したデザインにできない可能性もあります。
Mailchimpを選ぶ際には、これらの制限を考慮し、自社のニーズと照らし合わせて導入判断することが重要です。
無料版はフッター箇所にMailchimpのロゴが入る
Mailchimpの無料版を利用する場合は、メールのフッター部分にMailchimpのロゴが自動的に挿入されてしまう点に注意が必要です。
受信者によっては、他社のロゴが入ったメールに対して信頼性を疑う場合もあるでしょう。メールのデザインや内容に注力しても、フッターの外部ロゴによってブランディングやクリック率・開封率への悪影響を及ぼす可能性があります。
フッター部分にMailchimpのロゴを表示させたくない場合は、有料プランにアップグレードすることでロゴを削除したり、自社のロゴや情報に置き換えることができます。
Mailchimpの料金プラン
Mailchimpの料金プランは、無料プランから始まり、Essentials、Standard、Premiumの3つの有料プランが用意されています。
無料
無料プランでは、最大500件のコンタクト(メールアドレスの登録数)と月間1,000通までのメール送信が可能です。
基本的なメール作成とキャンペーン管理、シンプルな自動化機能(ウェルカムメールなど)、基本的なテンプレートが利用でき、最初の30日間はメールサポートも受けられます。
Mailchimpのロゴが表示される点や、高度な機能が利用できない点に気を付けましょう。
Essentials
Essentialsプランは、月額13ドル(約1,940円)からで、コンタクトに応じて従量課金される仕組みになっています。メールアドレスは50,000件まで登録が可能です。
無料プランの全機能に加え、A/Bテスティング、カスタムブランディング(Mailchimpロゴの削除)、24時間365日のメールサポートが含まれます。コンタクト数が増えるにつれて価格も上昇し、例えば5,000コンタクトの場合は月額12.75ドルとなります。
コンタクト数を追加する場合の料金は以下の通りです。
コンタクト数 | 料金 |
500コンタクトまで | USD 6.5 |
1,500コンタクトまで | USD 12.75 |
2,500コンタクトまで | USD 12.75 |
5,000コンタクトまで | USD 12.75 |
10,000コンタクトまで | USD 22.00 |
15,000コンタクトまで | USD 22.00 |
20,000コンタクトまで | USD 28.00 |
25,000コンタクトまで | USD 28.00 |
30,000コンタクトまで | USD 28.00 |
40,000コンタクトまで | USD 34.00 |
50,000コンタクトまで | USD 83.00 |
参考:https://www.emailtooltester.com/en/reviews/mailchimp/pricing/
https://mailchimp.com/help/about-additional-charges
スタンダード
Standardプランは、月額20ドル(約2,990円)からです。500コンタクトより多い場合はメールアドレスの登録数に応じて従量課金される仕組みです。100,000コンタクトまで追加ができます。
スタンダードプランでコンタクト数を追加する場合の料金は以下の通りです。
コンタクト数 | 料金 |
500コンタクトまで | USD 6.5 |
1,500コンタクトまで | USD 6.5 |
2,500コンタクトまで | USD 12.50 |
5,000コンタクトまで | USD 19.00 |
10,000コンタクトまで | USD 25.50 |
15,000コンタクトまで | USD 25.50 |
20,000コンタクトまで | USD 36.00 |
25,000コンタクトまで | USD 28.00 |
30,000コンタクトまで | USD 28.00 |
40,000コンタクトまで | USD 42.00 |
50,000コンタクトまで | USD 42.00 |
75,000コンタクトまで | USD 50.00 |
100,000コンタクトまで | USD 105.00 |
参考:https://www.emailtooltester.com/en/reviews/mailchimp/pricing/
https://mailchimp.com/help/about-additional-charges
また、Essentialsプランの全機能に加え、以下のような機能が追加されます。
・追加費用なしでAI機能が使用可能
・自動化の条件を200個まで設定可能
・カスタムテンプレートが使用可能
・動的コンテンツでのメール配信が可能
・制限なしで分析レポートが作成可能
より高度なマーケティングを行いたい場合におすすめです。
プレミアム
Premiumプランは、月額350ドル(約52,500円)からです。プランには10,000コンタクトまで含まれ、それ以上はコンタクト件数に応じて従量課金されます。プレミアムプランでコンタクト数を追加する場合の金額は以下の通りです。
コンタクト数 | 料金 |
10,000コンタクトまで | USD 52.00 |
15,000コンタクトまで | USD 52.00 |
20,000コンタクトまで | USD 64.00 |
25,000コンタクトまで | USD 64.00 |
30,000コンタクトまで | USD 64.00 |
40,000コンタクトまで | USD 70.00 |
50,000コンタクトまで | USD 70.00 |
75,000コンタクトまで | USD 82.00 |
100,000コンタクトまで | USD 100.00 |
130,000コンタクトまで | USD 110.00 |
150,000コンタクトまで | USD 110.00 |
200,000コンタクトまで | USD 125.00 |
参考:https://www.emailtooltester.com/en/reviews/mailchimp/pricing/
https://mailchimp.com/help/about-additional-charges
Standardプランの全機能に加え、高度なセグメンテーション、複数のオーディエンス管理、電話サポート、比較レポートなどの機能が含まれます。大規模なマーケティングキャンペーンや複雑な自動化を行う大企業向けのプランとなっています。
Mailchimpの導入手順
1.Mailchimpのウェブサイトから、右上の「Sign Up」をクリック
2. 希望のプランを選ぶ(今回はフリープランを選びます)
3. プラン選択ページに移動して、Freeプランは「Sign Up Free」、Essentials以上のプランは「Buy Now」を選択
4. 「Sign up for Mailchimp」のページに遷移するので、Business email(メールアドレス)、Username(数字とアルファベットのみ、メールアドレスでも可能)、Passwordを入力しメールマガジンの受取設定をチェック(任意)しSign Upをクリック
5. Mailchimpのメールで「Activate Account」をクリックし、アカウントを有効化
6. 名前、事業の詳細、住所などを入力
7. どのような方法で商品を販売しているのか全て選ぶ(現在何も販売していない場合は”We’re not currently selling”を選ぶ)
8. 各種設問を入力(Skipとあるものは無回答も可能)
9. 該当するジャンルを選ぶ(ない場合は”None of these apply”を選ぶ)
10. 現在どのくらいのコンタクトを持っているのか選ぶ(今回は選びません)
11. 再度プランについて確認されるので、希望のプランを選択
12. 選んだ販売方法にもとづいて、連携できるアプリが表示されるので希望の場合連携する(後でも設定可能)
13. 登録完了
Mailchimpの口コミ・評判まとめ
使いやすいと評判のMailchimpですが、実際の口コミにはどんなものがあるのでしょうか。いくつかみていきましょう。
Mailchimpは操作が簡単です。豊富なテンプレートもあるので、日々のメール送信で形式に悩むこともなくなりました。慣れるとイメージ通りのメールをすぐに配信できるようになります。マーケティング活動のモチベーション維持に役立っています。
引用:https://www.itreview.jp/products/mailchimp/reviews/147705
Mailchimpでびっくりしたのは、無料版でも非常に高度な機能が利用できることです。時間配信やABテスト、ジャーニー機能を活用することで成果を上げることができています。また、開封率やクリック率などの詳細なデータが正確に取得できるため、施策後の分析も簡単です。
引用:https://www.itreview.jp/products/mailchimp/reviews/138798
日本語に完全対応していないため、インターフェースや表示が全て英語です。ブラウザの翻訳機能を使えば、ある程度内容を理解することはできますが、英語表記に抵抗がある方や、より自然な日本語環境を求めるなら、国内製品を選択することをおすすめします。
引用:https://www.itreview.jp/products/mailchimp/reviews/135468
基本機能が充実しており業務効率化になっています。ただ、メールのテンプレートが少ないように感じます。メールテンプレートの種類が豊富になれば、定期配信の見た目に変化をつけやすくなり、効果的なメール配信ができると感じています。
引用:https://www.itreview.jp/products/mailchimp/reviews/75876
メール配信ならyaritoriがおすすめ
Mailchimpはメリットが多いですが、送信数制限やマニュアル・サポートが英語であることは大きなデメリットでしょう。
yaritoriであれば送信数制限やサポートで困ることはありません。yaritoriの大きな特徴は完全無料で配信回数に制限なくメールを送信できる点です。予算に制限があっても安心して利用できます。
最新機能としてAIを搭載しており、メール文の自動生成やメールの自動判別もできます。マーケティングの専門知識が少ないユーザーでも、メールキャンペーンが送信しやすくなっています。
また、法令遵守の面では、配信停止ボタンやリスト管理機能を搭載し、特定電子メール法に準拠しています。ドメイン認証システムを採用しているため、ブロック判定されずらい仕様になっています。
初期費用や最低契約期間もなく、無料で利用可能なので、まずはお気軽に資料請求してください。
まとめ
Mailchimpは豊富な機能と世界的な知名度を持つメールマーケティングツールですが、日本のユーザーにとっては言語の壁や送信制限などの課題があります。
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