【最新版】メルマガ配信ツール無料7選！選び方や導入におすすめの企業も紹介

メルマガ配信ツールは、顧客に向けてメールを一斉送信したり、開封率などの数値を確認できる企業向けのツールです。

有料版と無料版があり、無料版は配信頻度が少ない中小企業や、有料版導入前のお試しの利用におすすめです。

無料版は海外運営のツールがほとんどであるため、ITツールを普段から使っていない方や、英語表記に抵抗のある方にとっては使いづらい場合があります。また、利用可能機能に制限があるため、必要な機能が何かを見極めた上で選ぶことが重要です。

この記事では、無料で使えるおすすめのメルマガ配信ツールを7選と無料ツールを選ぶ際のポイントについて詳しく解説します。まずは無料で使いたい方はぜひ最後までご覧ください。

メルマガ配信ツールとは

メルマガ配信ツールは、企業が顧客リストに対して一斉にメールを送信し、開封率などの数値を分析することで業績向上を目指すマーケティングツールです。

業種に関わらず多種多様な企業で使われており、主に会員向け情報や割引情報などが配信されます。また、1日1通送ることで、顧客へ自社商品やサービスの期待を高める効果があるステップメール配信などがあります。

有料版と無料版が存在し、有料版は多くの場合、初回のお試し期間（7日間、14日間など）が設けられています。

無料で使用できるメルマガ配信ツールとは？

無料版のメルマガ配信ツールは、基本的に配信可能件数や登録アドレス数に制限がある上で、一斉送信機能や簡易な数値分析が利用できる形で提供されているものが多いです。

また、無料提供されているサービスは海外運営のツールが多いため、サポートが英語の対応のみであるものも多く、慣れていない方には非常にハードルが高いと言えます。

また、管理画面も英語表記の場合が多いため、英語に不慣れな方には特に不便を感じる可能性があるでしょう。

そのため、基本的には無料版の位置づけは、有料契約前のお試し利用や配信頻度が低い企業のみに適しています。

メルマガ配信ツールでできること

メルマガ配信ツールでできることは、以下の4点です。

・大量のメールを素早く確実に送信可能
・メールの予約配信
・開封率など数値分析
・顧客管理が可能

①大量のメールを素早く確実に送信可能

メルマガ配信ツールを使うことで、自社の商品やサービスを見込み顧客や既存顧客に素早く確実に送信できます。

また、基本的にはサーバーが安定しており、大量送信をしても、送信遅延などが起こりにくいため、効果的に顧客へアプローチできます。

②メールの予約配信

ステップメール配信は、事前に用意した内容を特定のタイミングで送れる機能です。自社の商品・サービスを認知してもらいやすくしたり、販売に繋げる効果があります。

③開封率など数値分析

顧客に届けたメールの開封率やCTR（クリック率）などの数値を分析できます。配信時間を適切に変更し顧客の反応率を上げられる他、メールのタイトルや内容のブラッシュアップに繋がります。

④顧客管理が可能

顧客情報（氏名、メールアドレス、電話番号など）の管理、配信エラーの確認、解除リストの把握など、顧客管理に関する各種機能が搭載されています。

無料のメルマガ配信ツールの選び方

無料のメルマガ配信ツールの選び方を以下の5つに分けて解説します。

・配信可能数・配信リストの登録数が足りているか
・自社が使いたい機能が揃っているか
・有料版の料金
・セキュリティ対策に不安はないか
・海外のメール配信システムを使用できるか

メルマガ配信ツールをお試しで使ってみたい方は、確認しておきましょう。

①配信可能数・配信リストの登録数が足りているか

無料のメルマガ配信ツールのほとんどは、送信上限が月に100通までといった制限があります。しかし、多くの企業は一般的に数千通以上のメール送信が必要なので、無料版では対応が難しいでしょう。

加えて、配信リストの登録数に上限が設けられているサービスもあります。無料のツールを検討する場合は、配信可能数・配信リストの登録数に問題がないか確認しておくことが重要です。

事前に自社が必要とするメール送信数についてあらかじめ確認することを推奨いたします。

②自社が使いたい機能が揃っているか

導入の確認事項として、自社が使いたい機能が揃っているかも非常に重要です。有料のメルマガ配信ツールは、売上を作るために必要な機能が備わっています。

しかし、無料で使えるツールのほとんどはメール配信数や数値分析、メールの予約配信などの機能に制限がある場合や、利用できない機能があります。

無料で利用する際は、メールの予約配信や数値分析など、自社が重要視する機能に制限がないかを確認しておくのがおすすめです。

③有料版の料金

メルマガ配信ツールの無料版は、メール配信数が少ないことや数値分析ができないなど、機能制限があるものがほとんどです。将来的に本格的なメールマーケティングを行いたい場合、有料版への切り替えを検討する必要があります。

無料でお試し利用する際に、有料版の月額料金・初期費用や最低契約期間の縛りを確認しておくことが重要です。メルマガ配信ツールの料金相場は、初期費用が0円～100,000円程度、月額費用は数千円～50,000円程度です。

なお、低価格で提供しているサービスや最低契約期間の縛りがないサービスもあるため、ミニマムで利用したいという場合にはお試しで利用するのも良いでしょう。

④セキュリティ対策に不安はないか

メルマガ配信ツールは、企業情報や顧客リストを扱うため、セキュリティ対策が非常に重要です。セキュリティが不十分な場合顧客データが漏えいしてしまう可能性がある他、顧客にメルマガが届かず到達率が正しく測定できない可能性もあります。

無料のツールを利用する際は、セキュリティ対策がどのように行われているか、また実際に利用しているユーザーの口コミなどを参考にしながら、慎重に選ぶことが求められます。

⑤海外のメール配信システムを使用できるか

海外のメルマガ 配信ツールは、MAやCRMとしての機能を搭載した高機能なものが多いのが特徴です。さらに、無料プランから利用できるサービスも多く、高機能で柔軟性が高いの傾向にあります。

一方で、画面表記やサポートページなどの情報がすべて英語になる点に注意が必要です。

管理画面も英語であるものも多いため、全ての機能を使いこなすのにはハードルが高い点も理解しましょう。

また、機能が豊富な分、「メンバーにIT・マーケティングに関する知識があるか」「社内で十分な運用体制を確保できるか」の確認も重要です。

メルマガ配信ツールの主なポイント

メルマガ配信ツールを選ぶ際は、以下のポイントを確認しておく必要があります。

①国内製品では無料で機能や期間の制限がなく利用できるサービスはないこと
②海外製品は、一部機能・期間の制限はあるが無料で利用できるツールもあること

以上を踏まえて、下記では無料でお試しできるツールを紹介します。

無料で試せるメルマガ配信ツールおすすめ５選

メルマガ配信ツールの無料版や、無料トライアルがあるおすすめツールを以下の6つ紹介します。無料版でお試ししたい方は、確認してみましょう。

yaritori メール配信

yaritori メール配信（ヤリトリ）は、Onebox株式会社が提供するメルマガ配信ツールです。メールの送信数に制限がない他、AIによるメール作成や1クリックで宛先指定ができる機能などがあります。

また、TLS接続や送信ドメイン認証など、2024年に適用されたGmailガイドラインに準拠しています。配信ストップのボタンも配置しており、迷惑メール判定やブロックの対象にされにくいのも利点です。

また、画面がシンプルで使いやすく、操作に迷った際も問い合わせが可能なため、ツールを初めて使う方におすすめです。

主な機能
・一斉送信
・送信メールの開封通知・確認
・送信予約
・AIによるメール作成
・配信を解除したユーザーの把握

基本制限
・メールの配信可能数（無料）：無制限
・アドレス登録可能数（無料）：6,000件

料金
・初期費用：無料
・月額費用：1,980円～/月
・契約期間：特に指定の契約期間はなし
・14日間無料で全機能の利用が可能

日本語によるヘルプの有無
あり

オレンジメール

オレンジメールは、日本企業の株式会社オレンジスピリッツが提供するメルマガ配信ツールです。15年以上サービスの提供をしており、ユーザーアカウント数は80,000件を超えています。

オレンジメールは、無料版でも機能制限がない他、5分間の動画マニュアルや、100問以上に回答した、よくある質問を用意しているため、メルマガ配信ツールを初めて使う方でも迷わず利用できます。

無料版は6ヶ月間無料になり、有料版も30日間無料お試しが可能です。なお、メール一斉送信やステップメールなど、さまざまな機能すべてが無料で使えます。

主な機能
・一斉送信
・HTMLメール
・ステップメール
・開封数確認機能

基本制限（無料版）
・メール配信可能数：100通／1日
・アドレス登録件数：100件

有料版の料金
・プラン2,000：2,980円
・プラン5,000：4,980円
・プラン10,000：9,980円
・エンタープライズ版：30,000円

日本語によるヘルプの有無
あり

ブラストメール

「ブラストメール」はメール配信業界シェアNO.1・契約社数24,000社超えのメルマガ配信ツールです。民間企業のみならず、官公庁でも導入されています。

大量配信に強いのはもちろん、直観的に操作できる画面設計にもこだわっており、マニュアルを読まなくても、初めての人でも簡単にメルマガを配信が可能です。

シンプルな機能のみが搭載されているライトプランや、迷惑メール判定対策や専任担当によるサポートがついているプランがあり、自社に合うものを選択できるのも特徴です。

主な機能
・HTMLメール作成機能
・ターゲット配信
・フォーム作成機能
・効果測定ツール

料金
月額費用：4,000円～
初期費用：5,000円～
7日間無料トライアルあり

日本語によるヘルプの有無
あり

める配くん

「める配くん」は業界最安クラスで利用できるメール配信ツールです。約20年もの間、無事故でシステムを提供し続けた実績があり、安心して利用できるでしょう。

HTMLエディタには豊富なテンプレートが用意されており、コードが作成できない人でも直観的な操作で魅力的なメルマガを作れます。PC・タブレット・スマートフォンなど、画面サイズに応じて自動で最適化されるのも嬉しいポイント。

他にも、顧客の属性を登録して特定の性別や年代の人にのみメールを配信する機能や、配信予約機能などが備わっています。

主な機能
・HTMLエディタ機能
・属性登録・属性別配信機能
・ステップメール機能
・配信予約機能

料金
月額費用：1,980円～
初期費用：8,000円
14日間無料トライアルあり

日本語によるヘルプの有無
あり

まぐまぐ！

まぐまぐ！は、株式会社まぐまぐが提供するメルマガ配信ツールです。メルマガ配信に特化しており、無料版がある他、決済手数料やサポート費用は発生しません。

特徴として、メルマガ配信数は無制限ですが、当サービスに登録しているユーザーにのみ配信できます。また、ステップメール配信や数値分析機能などはありません。

有料版にアップグレードした際は、まぐまぐのサイト内でメルマガが優先的に上位表示される他、マガジン内に表示される広告を停止できます。まぐまぐの登録者に対して、効果的なアプローチが可能です。

主な機能
・自動挿入される広告の停止
・検索・カテゴリページでの上位表示が優先される
・メルマガフッター枠へ掲載（有料）
・メルマガの無料発行（有料メルマガは手数料あり）

基本制限（無料版）
・メール配信可能数：無制限
・アドレス登録件数：なし(まぐまぐ登録ユーザー配信のみ)

有料版の料金
・2,640円/月

無料期間
あり(無制限)

日本語によるヘルプの有無
あり

無料で利用できる海外製のメルマガ配信ツールおすすめ3選

MailChimp（メールチンプ）

MailChimp（メールチンプ）は、アメリカのマーケティング支援会社である、ロケット・サイエンス・グループが提供するメルマガ配信ツールです。無料版では、1ヶ月に1,000通のメール配信が行える他、数値分析も可能です。

ツールの管理画面や公式サイトは、日本語対応しておらず、英語表記となります。また、サポートは英語とスペイン語のみの対応であるため、人によっては翻訳ツールなどを使う必要があります。

主な機能
・一斉送信
・開封率など数値分析
・A/Bテスト
・リターゲティング広告
・ステップメール

基本制限（無料版）
・メール配信可能数：月間1,000通／1日500通
・アドレス登録件数：500件

有料版の料金
・Essentials：2,023円／月額
・Standard：3,112円／月額
・Premium：54,460円／月額

無料期間
あり（無制限）

日本語によるヘルプの有無
なし

SendGrid（センドグリッド）

SendGridは、日本の株式会社構造計画研究所が運営しているメルマガ配信ツールです。予約配信や開封率といった数値確認など、ほとんどの機能が無料で試せます。

無料版と有料版で大きな違いはありませんが、無料版のメール送信数は100通です。しかし有料版の一番安いプランでも50,000通まで増やせるため、まずはお試しで使ってみてから検討するのが良いでしょう。

主な機能
・HTMLメール作成
・A/Bテスト
・数値分析
・メールのリンク切れチェック
・スパムメールの判定

基本制限（無料版）
・メール配信可能数：100通／1日
・アドレス登録件数：2,000件

有料版の料金
・Essentials：3,000円～5,400円
・Pro：14,000円～165,000円

無料期間
あり（無制限）

日本語によるヘルプの有無
あり

Marketing Hub（マーケティングハブ）

Marketing Hubは、アメリカに本社を置くHubSpotが提供するメルマガ配信ツールです。無料版では、1ヶ月最大2,000通のメール配信が可能であることや、広告管理などができます。

当サービスはドラッグ＆ドロップで簡単に操作ができ、特別なスキルは不要です。また、メルマガ配信ツールで便利に使えるチャット機能・リターゲティング広告・チャットボット機能が使えます。

有料版は1,800円から利用可能であり、無料版で表示されるHubSpotのロゴが削除されます。

主な機能
・メール自動送信機能
・Eメールテンプレート機能
・Eメール作成・送信機能
・Eメールトラッキング機能
・見込み顧客の管理機能

基本制限（無料版）
・メール配信可能数：2,000通
・アドレス登録件数：1,000件

有料版の料金
・Marketing Hub Starter：1,800円／月
・Starter Customer Platform：1,800円／月
・Marketing Hub Professional：96,000円／月
・Marketing Hub Professional：96,000円／月
・Marketing Hub Enterprise：432,000円／月

無料期間
あり（無制限）

日本語によるヘルプの有無
あり

メルマガ配信ツール無料版のデメリット

メルマガ配信ツールは無料でお試しができますが、以下の3つのデメリットがあります。

・機能
・配信性能
・サポート体制

①機能

無料版のデメリットの一つは機能面です。メルマガ配信ツールは、最終的に効率良く売上を作ることが目的ですが、無料版では多くの場合に機能が制限されています。

例えば、数値分析の機能に制限がある場合、開封率やクリック率といった指標を確認できず、改善の判断が難しいです。また、ABテスト機能に制限がある場合も、メルマガの最適化が困難になり、効果的な改善がしづらくなります。

②配信性能

無料版のほとんどは、メールの一斉配信件数が月に100件であることや、ステップメール配信などが制限で使えないといったデメリットがあります。

お試しで使う場合や、顧客リストが少ない企業は問題ないでしょう。

しかし、ステップメール配信などの高度な機能を必要とする場合、無料版では対応が難しいため、事前に送信件数やその他の配信性能が自社のニーズを満たしているかを確認することが重要です。

③サポート体制

無料のメルマガ配信ツールは、ほとんどが海外運営の企業です。そのため、ツールの管理画面が英語表記であるうえ、操作方法などのサポートも日本語でないことがあります。

普段からITツールを良く使う方や、英語表記を問題なく読める方であれば利用可能ですが、メルマガ配信ツールを初めて使う方にとっては、操作方法の理解や問い合わせ対応に不便を感じる可能性があるでしょう。

メルマガ配信ツールがおすすめの企業

メルマガ配信ツールの導入がおすすめの企業を、無料版と有料版に分けて紹介します。

お試しでの利用や、メルマガ配信をする顧客リストが少ないなどの場合は無料版でも問題ありません。しかし、マーケティングとして売上に貢献したい企業は、有料版の導入をおすすめします。

無料版がおすすめの企業

以下の3つ以上に当てはまる企業は、まずは無料版の利用がおすすめです。

・メルマガ配信ツールに予算を割けない
・ITツールを普段から使っている
・特定の機能だけを試してみたい
・配信頻度が少ない
・まずは無料で使ってみたい

メルマガ配信ツールを使ってみたいが、社内で予算を割けない企業や、特定の機能のみを使いたい方は無料版がおすすめです。

まずは無料で利用し、マーケティングとしてどのような効果を発揮できるかテストするのが良いでしょう。また配信頻度が少なく、無料版でも十分といった中小企業にもおすすめです。

まずは無料版で様子を見て、必要であれば有料版の検討をしてみてください。

有料版がおすすめの企業

以下の3つ以上に当てはまる企業は、有料版の導入がおすすめです。

・顧客リストが多い
・メルマガ配信ツールに予算を割ける
・メルマガ配信で売上を伸ばしたい
・ステップメール配信などで業務効率化を図りたい
・分析機能などもしっかり使いたい

有料版は、無料版に比べてできることが多く、業績向上や業務効率化に役立ちます。特に顧客リストを多く抱えている企業や、ステップメール配信などで業務効率化を図りたい企業の利用に適しています。

また、昨今ではメルマガ配信ツールにもAI機能が実装されるなどで、より業務効率化に貢献できるツールもリリースされているため、売上を伸ばすことや予算をかけられる企業は、有料版の契約がおすすめです。

メルマガ配信を初めて行う企業は無料でお試しがおすすめ

メルマガ配信ツールは、企業が顧客に対して一斉にメール送信することで、自社の認知拡大や商品・サービスの購入に繋げやすいマーケティングツールです。

ツールによっては無料版があり、メルマガ配信ツールを初めて使う企業におすすめです。しかし無料版のほとんどは機能制限があるため、業績向上などの効果を実感するのは難しいでしょう。

また、ほとんどの無料版は海外運営であるため、普段からITツールを使っていない方や、英語に慣れていない方には操作などが難しく感じます。

有料版はメール送信数が多く、顧客リストの多い企業でも問題なく扱える他、ステップメール配信などでの自動化や、開封率などの数値分析を細かくできるメリットがあります。

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