
ベアメールは、自動通知メールや一斉配信メールなどを、「確実に届ける」という目標の実現を支援するメール配信システムです。
高い到達率でメールを配信する「メールリレーサービス」と、迷惑メールと誤判定されるリスクを診断する「迷惑メールスコアリング」を組み合わせて利用します。
ベアメールを提供しているのは、1987年に設立された株式会社リンクです。導入実績は1,000社を超えており、業種・業界を問わずさまざまな企業に利用されています。
この記事では、ベアメールがどのようなサービスかを詳しく解説していきます。ベアメールの使い方・料金プランなど気になるポイントも解説するので、ベアメールの導入を検討している方にオススメです!
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ベアメールとは?

まずは、ベアメールの概要から確認していきましょう。
ベアメールは「メールを確実に届ける」を支援するメール配信システム
ベアメールは、システムから自動送信される通知メールやメールマガジンなどが、受信者のもとへ「確実に届ける」ことを支援するメール配信システムです。
サービスは大きく2つの柱で構成されています。
1.メールリレーサービス
キャリアからのブロックを避け、高い到達率の配信網を経由してメールを届けるサービス
2.迷惑メールスコアリング
送信する前のメールを診断し、迷惑メールと判定されるリスクを可視化するサービス
上記の2つのサービスは、組み合わせて利用すれば相乗効果が期待できます。また、課題に応じてどちらか一方だけの導入も可能です。
「まずはメールの到達率を改善したい」という場合はメールリレーサービス、「なぜ迷惑メールになるのか原因を特定し、改善したい」という場合は迷惑メールスコアリング、といった柔軟な選択ができます。
ベアメールは株式会社リンクが提供
ベアメールは、1987年設立の株式会社リンクによって提供されています。
同社は長年にわたり、データセンター事業やクラウドホスティングサービス「リンク ベアメタルクラウド」などを手掛けており、サーバーインフラの構築・運用において豊富な実績とノウハウを持っている企業です。
インフラ事業者としての知見を活かして開発されたのがベアメールであり、技術的な信頼性の高さがサービスの大きな強みとなっています。
導入実績は1,000社を超えており、業種・業界を問わずさまざまな企業に利用されている有数のサービスです。
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ベアメールの主な機能・使い方
ここでは、ベアメールが提供する2つのサービスの主な機能と使い方を紹介します。
メールリレーサービス|メールを高い到達率で配信する
メールリレーサービスは、現在利用しているメール配信システムの設定を一部変更するだけで、ベアメールが持つ高い到達率の配信網を経由してメールを送信できるようになるサービスです。
主な機能は以下のとおりです。
1.配信状況の分析・可視化
直感的に操作できる管理画面です。メールの配信状況やエラーになった理由をリアルタイムで確認できるほか、宛先ドメイン別の配信統計もグラフで確認できます。
問題発生時にスムーズな状況把握と原因分析が可能となるため、日々の安定したメール運用につながります。
2.自動で受信ブロックを回避
メールリレーサービスは、高いメール到達率を支える配信技術が強みです。
適切に評価管理されたIPアドレスからの分散配信や、携帯キャリアなど宛先ごとに最適な流量制御を自動で行います。
受信ブロックを回避し、大量のメールでも遅延なく相手の受信箱まで届けられます。
3.API連携による配信ログの取得
メールの配信イベント(成功、エラーなど)に関する詳細なログデータを、API連携によってリアルタイムに取得可能です。
自社の顧客管理システムと連携させれば、顧客ごとのメール到達状況を把握したり、配信エラーを検知して対応したりといった運用が可能となります。
4.なりすまし対策などを強化するオプション機能
標準機能に加え、企業の個別要件に対応するオプションも豊富です。
特定のIPアドレスを占有して送信元を固定したり、なりすましメール対策として重要度が増している送信ドメイン認証「DKIM」「DMARC」の設定を専門スタッフに代行依頼したりできます。
迷惑メールスコアリング|送信前に「迷惑メール」にならないか診断
迷惑メールスコアリングは、送信前のメールを診断し、迷惑メールと判定されるリスクや改善点を明らかにするサービスです。
主な機能は以下のとおりです。
1.本文診断
AIがメールの文脈や単語を解析し、迷惑メールと判定される可能性を診断します。リスクを高めている表現が具体的に示されるため、コンテンツの改善につながります。
2.送信ドメイン認証診断
なりすましメール対策の基本であるSPFやDKIM、DMARCが正しく設定されているかを確認できます。記述ミスなどの設定不備は信頼性を損なうため、送信前のチェックが不可欠です。
3.SPAMエンジン診断
世界的に利用される判定エンジンを用い、送信元IPアドレスのブラックリスト登録状況などを診断します。自社が意図せず危険な送信元と見なされていないか、客観的な評価を確認可能です。
4.キャリア到達度診断
国内主要キャリアやGmailなどにテストメールを送信し、実際に受信箱まで届くかを確認します。迷惑メールフィルタを通過できるかを可視化できる実践的な機能です。
5.分析レポート
過去の診断結果を履歴として保存し、スコアの推移をグラフで確認できます。メール配信施策の改善が、実際にスコア向上につながっているかを定量的に把握可能です。
6.改善アドバイス
診断で検出された問題点に対し、具体的な改善策や設定例を提示します。「何をすべきか」が明確になるため、専門知識がなくても対応が可能になります。
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ベアメールを利用するメリット
ベアメールを使うメリットを、2つのサービスそれぞれの視点から解説します。
メールリレーサービス|メール到達率の向上と運用負荷軽減
まずはメールリレーサービスのメリットについて見ていきましょう。
1.メールの到達率を根本から改善
自社でどれだけコンテンツを工夫しても、メールが届かなければ意味がありません。ベアメールを利用すれば、専門的な配信技術によってメールの到達率向上が期待できます。
具体的には、適切に評価・管理されたIPアドレスからの分散配信や、携帯キャリアなど宛先ごとに最適な量を制御する流量調整といった技術が用いられています。
このような配信環境を利用できるため、マーケティング施策や顧客への通知が効果を発揮するための土台を構築できるのです。
2.メールサーバー運用の負荷とリスクを軽減
自社でメールサーバーを運用する場合、IPアドレスのレピュテーション(評価)管理や、大量のエラーメールの解析、セキュリティ対策など、専門知識と多くの工数がかかります。
ベアメールは、専門性が高く煩雑な配信管理業務を代行するサービスです。配信をベアメールに任せることで、担当者はメールサーバーの運用・監視業務から解放され、本来注力すべきコンテンツ作成などの業務に集中できます。
3.サーバーコストの削減
安定したメール配信環境を自社で構築・維持するには、サーバー費用や人件費などのコストがかかります。
ベアメールは月額料金で専門的な配信環境を利用できるため、結果的にトータルコストを削減できるケースも少なくありません。
迷惑メールスコアリング|到達率の低さを分析し改善できる
次に、迷惑メールスコアリングのメリットについて解説します。
1.迷惑メールになる危険度を、送信前にスコアで把握
メールを配信した後に「届いていなかった」と発覚するのではなく、送信前にリスクをスコアで客観的に把握できるため、問題のあるメールが顧客に送られてしまうのを未然に防げます。
2.到達率が低い原因を特定できる
「なぜかメールの到達率が上がらない」といった課題に対し、本文の内容、サーバーの設定、送信元の評価など、多角的な診断が実施されるため、具体的な原因が特定可能です。
3.具体的な改善アクションにつながる
診断結果に基づいて改善点が示されるため、担当者は何をすべきかが明確になります。もし、迷惑メールと判定されやすい本文の表現があれば文章のルールを設定し、なりすましと疑われる送信ドメイン認証の設定に不備があれば修正します。PDCAサイクルが回しやすくなるため、継続的なメール配信品質の向上が期待できます。
ベアメールの料金プラン
ベアメールは、各サービスごとに料金プランが設定されています。
メールリレーサービスは配信数に応じた従量課金制
メールリレーサービスの料金は、初期費用と月額固定費用に加え、月間のメール配信通数に応じた従量課金制です。料金プランを以下に示します。
プラン | 初期費用(税別) | 月間利用料(税別) | 超過料金(税別)/通 |
1万通 | 50,000円 | 5,000円 | 0.75円 |
4万通 | 10,000円 | ||
7万通 | 20,000円 | ||
10万通 | 30,000円 | 0.15円 | |
20万通 | 35,000円 | ||
30万通 | 40,000円 | ||
40万通 | 45,000円 | ||
50万通 | 50,000円 | ||
60万通 | 55,000円 | ||
70万通 | 60,000円 | ||
80万通 | 65,000円 | ||
90万通 | 70,000円 | ||
100万通 | 75,000円 | ||
110万通以上 | ご相談 | ||
専用プラン | ご相談 | ご相談 | ご相談 |
上記の基本料金に加え、メール中継オプションなどのオプション料金が設定されています。詳細なオプション内容と料金については、公式サイトをご確認ください。
迷惑メールスコアリングは機能に応じた月額固定制
迷惑メールスコアリングの料金は、初期費用と月額固定費用で構成されています。利用できる機能やアカウント数に応じて、4つのプランから選択可能です。
プラン名 | 初期費用(税別) | 月額利用料(税別) | アカウント数 | 診断結果保管数 |
SILVER | 50,000円 | 9,000円 | 1 | 5 |
GOLD | 50,000円 | 34,000円 | 2 | 15 |
PLATINUM | 50,000円 | 59,000円 | 5 | 25 |
PARTNER | 50,000円~ | 65,000円~ | 5~ | 10~ |
GOLDプランは、SILVERプランで利用できる機能に加えて、改善アドバイスや通知機能などが利用できます。
SPFホスティングが必要な場合には、PLATINUMプラン以上が必要です。PARTNERプランであればAPI機能が利用できます。
基本的な診断から始めたい場合はSILVERプラン、積極的な改善やDMARC対応まで見据えるならGOLD以上のプランがおすすめです。
ベアメールが選ばれる理由・特徴
ベアメールは他のメール配信サービスと比較し、どのような点が優れているのでしょうか。ベアメールが選ばれる理由・特徴について2つのサービスに分けて説明します。
メールリレーサービス|環境を問わず既存システムの設定変更だけで導入可能
まずは、メールリレーサービスが選ばれる主な理由・特徴について見ていきましょう。
1.さまざまな環境から利用できる
ベアメールは、利用環境を問わない柔軟性が特徴です。自社で運用するオンプレミスのサーバーはもちろん、AWSなどのクラウドサービスやレンタルサーバーまで幅広く対応しています。
OSや開発言語に依存しないため、メールを送信できる環境であれば、既存のシステム構成を大きく変更せずとも導入可能です。
2.配信先をベアメールに振り向けるだけで利用できる
導入の手軽さも魅力です。現在お使いのメールサーバーやアプリケーションのSMTP設定(リレー先)を、ベアメールが指定するサーバーアドレスに変更するだけで利用を開始できます。
アプリケーションのソースコードを改修する必要がないため、サービスへの影響を最小限に抑え、短期間で導入可能です。
3.配信結果は管理画面からすぐに確認できる
送信したメールの配信状況は、専用の管理画面からリアルタイムで把握できます。
正常に届いたか、あるいはエラーになったかの確認はもちろん、宛先ドメイン別の配信統計やエラーになった具体的な理由まで詳細に分析可能です。
迷惑メールスコアリング|専門家でなくても、診断から改善までをワンストップで実現
迷惑メールスコアリングが選ばれる主な理由・特徴は以下のとおりです。
1.専門知識がなくても、多角的な視点で問題を診断できる
メールが届かない原因は、本文の内容、技術的な設定、送信元の評価など多岐にわたります。通常、これらを分析するにはそれぞれの専門知識が必要です。ベアメールはAIによる本文解析から、SPF/DMARCといった送信ドメイン認証のチェックまでを自動で実行します。専門家でなくても、メールの信頼性に関わる問題点を洗い出し、スコアとして可視化できます。
2.診断結果から具体的なアクションを提案してもらえる
問題点を特定するだけでなく、その解決策まで具体的に提示するのがベアメールの強みです。たとえば、「この単語がリスクを高めている」「SPFレコードのこの部分を修正すべき」といったように、「何を」「どのように」修正すればよいかが明確に示されます。「診断して終わり」ではなく、提示された手順に沿って対応するだけで、具体的な改善アクションにつなげられます。
3.改善効果をテスト配信で確認できる
改善策を施した後、実際にメールが届くようになったのかの確認も重要です。国内の主要携帯キャリアやGmailなどへテストメールを送信し、受信箱に届いたか、迷惑メールフォルダに入ってしまったかを確認できます。これにより、「診断→改善→確認」というPDCAサイクルがサービス内で完結し、実態に即した効果測定と継続的な改善が可能となります。
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ベアメール導入までの流れ
ベアメールを導入する際の基本的なステップを、各サービスごとに紹介します。
メールリレーサービスは無料トライアルで事前に試せる
メールリレーサービス導入までの流れは以下のとおりです。
1.無料トライアル
公式サイトの申し込みフォームより、無料トライアルを申し込みます。
オプションがない場合は基本的に翌営業日、オプションありの場合も数日でトライアル環境が準備されます。
トライアル環境が準備されたら、配信能力や配信結果、コントロールパネルの操作性を確認してください。不明点があればサポートが受けられます。
2.申し込み
無料トライアル終了後、本契約を結ぶ場合はベアメールの営業担当者に連絡します。
トライアルと同じアカウント・環境を、そのまま移行できるため、サービスを停止させずに継続利用可能です。
迷惑メールスコアリングは無料デモ診断からはじめられる
迷惑メールスコアリング導入までの流れは以下のとおりです。
1.無料デモ診断
公式サイトの申し込みフォームより、無料デモ診断を申し込みます。
ベアメール担当者より連絡が入るので、メール配信について抱えている課題を伝えます。
課題の内容に従い、診断受付用のメールアドレスが発行されるので、診断したいメールを送信してください。
2.申し込み
デモ診断の内容を確認し、継続的な診断と改善の支援を希望する場合には本契約を申し込みます。
必要な情報をベアメール担当者に伝えると、アカウントが開設されるので、サービスの利用を開始してください。
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まとめ|ベアメールで確実に届くメール配信を実現しよう!
この記事では、ベアメールの基本的な機能から特徴、メリットまで詳しく紹介しました。
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