無料Webメール比較3選!有料版との違いやメリット・選び方を解説

無料Webメールを、ビジネスやプライベートで活用したい人は多いでしょう。無料Webメールを使う場合には、有料版との違いを理解したうえで、適切な選び方を知ることが大切です。

当記事では、無料Webメールを比較して紹介するとともに、メリットや選び方・有料版との違いまで解説します。

無料Webメールの選び方でお悩みの場合には、ぜひ当記事の内容を参考にしてください。

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そもそもWebメールとは?

Webメールとは、メールソフトをインストールすることなく、Webブラウザを利用して、インターネット経由でメールの送受信などができるサービスのことです。

インストールなどの初期設定が不要であり、インターネット環境とデバイス(パソコンやスマホ)があれば、場所を選ばずに使用できます。またWebメールは、無料サービスと有料サービスにわかれます。


▼Webメールについて詳しく知りたい方は是非以下の記事を参考にしてみてください。
Webメールとは?無料・有料版サービス、メールソフトとの違いも解説


無料Webメールの特徴

無料Webメール(フリーメールとも呼ばれる)の特徴は、無料でアカウント登録やサービスの利用ができることです。メールの送受信や転送といった、一連の基本的な操作ができます。またセキュリティも、基本的な内容であれば、搭載されていることが多いです。

無料メールソフトを使うメリット|有料版との違い

ここでは、無料メールソフトを使うメリットと、有料版との違いについて解説します。

利用料金がかからない

無料メールソフトは、料金がかからない点がメリットです。有料版と比較すると、搭載されている機能はシンプルであり、送受信ができればよい人にとってはコストパフォーマンスが高いでしょう。

一方で、メールの送受信以外の面も重視する場合には、有料版の方が適する可能性があります。

◆有料版がおすすめなケース(例)
・複数人で1つのメールに対応可能な機能(=複数アカウント管理)が必要
・頻繁にサイズの大きなデータをやり取りする
・独自ドメインを利用したい
・対応漏れを防ぐために、メールのステータス(対応状況)管理を実施したい

サービス導入が簡単

Webメールは、ソフトをインストールする必要がなく、煩雑な設定が不要です。加えて、無料版であれば料金の支払いも不要なため、アカウントを登録するとすぐに利用を始めることができます。

しかし無料である分、広告が表示されるケースや、サポート内容が限定的などの側面をもちます。広告表示にストレスを感じる方や、充実したサポートを期待する場合には、有料版Webメールの方が適するでしょう。有料Webメールは広告表示がされず、サポート内容も充実する傾向にあります。

トライアル感覚で気軽に利用できる

有料版のWebメールを考えている場合に、同サービスの無料版から試す人も見受けられます。無料版のWebメールは「トライアル感覚」で利用できるため、メリットがあると言えます。

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無料Webメールを使う注意点

無料Webメールにはメリットがある一方で、注意点も存在します。実際に活用する際には、以下の点に注意することが大切です。

インターネット環境が必須

Webメールは、インターネットを介してメールの送受信を行なうため、インターネット環境が必須です。つまり、インターネット環境があれば、好きな場所で活用できます。

しかしインターネット環境に不具合が生じた場合には、不具合が解消するまで、メールの送受信などができない点には注意が必要です。Webメールを導入する際には、インターネット環境に不具合が生じにくいよう、環境の整備が必須です。

有料版と比較するとセキュリティ面に不安がある

一般的に、無料Webメールには「基本的なセキュリティのみ」が搭載されています。ビジネスシーンでメールのやり取りを行なう際には、機密情報を取り扱うケースも多いでしょう。

情報漏洩が発覚すると、企業の信頼低下はもちろんのこと、最悪の場合には相手方の企業や消費者から訴訟される可能性もあります。ウイルス感染による情報漏洩や誤送信を防ぎたい場合には、無料Webメールより有料Webメールの方が適するでしょう。

利用中に広告表示がされる

無料Webメールが無料で利用できる背景には、広告収入によって成り立つ仕組みが挙げられます。そのため、無料Webメールを利用すると、広告が表示されるケースも多いでしょう。

広告が表示されると、気が散るのはもとより、誤ってクリックすることによる時間ロスなども考えられます。広告表示をなくしたい場合には、有料Webメールの方がおすすめです。

有料サービスと比較すると機能が少ない

無料で提供する関係上、無料のWebメールに搭載されている機能は、有料と比較すると少なくなります。メールの送受信以外にも、複数アカウント管理やステータス管理など、ほかの機能も希望する場合には、無料Webメールだと対応できない可能性があります。

独自ドメインが取得できない

基本的に無料のWebメールでは、独自ドメインを取得できません。無料Webメールを使う際には、Webメールを提供する会社の「オリジナルドメイン」を使用することになります。

ビジネスでオリジナルドメインを使用していると、企業への信頼が、低下する可能性もあるでしょう。

複数人での情報共有が難しい

無料Webメールは、個人で使用することを想定されているため、複数人での情報共有が難しい傾向にあります。たとえば総務部や営業部など、複数人で問い合わせメールなどに対応したい場合には、複数アカウント管理が便利です。無料のWebメールでは、基本的に複数アカウント管理機能がついていません。


▼有料版のWebメールでできることについては是非以下の記事を参考にしてみてください。
有料Webメール比較3選|メリット・選び方や無料版との違いを解説


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無料Webメールの選び方

無料Webメールを選ぶ際には、以下の4点を意識することが大切です。

機能性

必要な機能が搭載された無料Webメールを選ぶことで、メールに不随する作業の効率性が高まります。自社で必要な機能を精査する場合には、メールの送受信以外に、どういった機能があると便利かを考えるとよいでしょう。

必要な機能を搭載した無料Webメールが見つからない場合には、有料Webメールも選択肢に入れることを推奨します。

安全性・セキュリティ

無料Webメールにも「最低限のセキュリティ機能」は搭載されているものの、サービスによっては、注意が必要なものも存在します。

ビジネスシーンで活用する場合には、少なくとも、暗号化やフィルタリングが搭載されているサービスを選ぶとよいでしょう。

有料版の有無

無料Webメールを使用していくにつれ、「データを増やしたい」や「機能が少ない」などと、悩みが出るケースも見受けられます。使用する無料メールに有料版があれば、そのまま有料版に移行できます。そのため、有料版の有無を確認したうえで、有料版も存在する無料Webメールを使うことがオススメです。

データ容量

多くの無料Webメールは、一定のデータ容量に達すると、サービスが利用できない状況になります。そのため、規定量をチェックすることはもとより、規定量に達した際に「課金してデータを増やせるか?」なども確認しておくと安心です。

無料ではなく有料のWebメールでは、あらかじめ用意されているデータ容量が多い傾向にあります。大容量のデータを扱うケースなどでは、有料の方が適する可能性もあるでしょう。

おすすめ無料Webメール比較3選

無料Webメールサービスは、各社からリリースされています。ここでは、厳選したおすすめの無料Webメールについて、4つの内容を比較・紹介します。

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①Gmail|Google社

Gmailは、インターネット関連サービスを展開するGoogle社が運営する無料Webメールです。同社では、世界最大の検索エンジンであるGoogleの運営や、各種ソフトウェア開発・オンライン広告事業などを行なっています。

【Gmai無料版に共通する主な機能】

・メールの送受信
・テンプレート機能
・ラベリング機能
・情報保護モード(相手に対し、転送・コピー・印刷をさせない)

<セキュリティ>
・迷惑メールフォルダ・暗号化など、基本的な機能を搭載

<容量>
・Gmailサービス全体(メール・フォト・Googleドキュメントなど)…15GB
15GB以上の容量を希望する場合には、以下の通り、別途料金が発生します。

★ベーシック(100GB)…月額250円/年間払い2,500円
★スタンダード(200GB)…月額380円/年間払い3,800円
★プレミアム(2TB)…月額1,300円/年間払い13,000円

【Gmai有料版に共通する主な機能】
・独自ドメイン取得可
・強固なセキュリティ(VPN保護やダークウェブレポートなど)
・複数名のビデオ会議参加(Starter:最大100人、Standard:最大150人、Plus:最大500人、Enterprise:最大1,000人)

<料金と容量>
プランによって、料金と容量が異なります。

・Starter…月額換算680円(1年契約)/1人あたり30GB
・Standard…月額換算1,360円(1年契約)/1人あたり2TB
・Plus…月額換算2,040円(1年契約)/1人あたり5TB
・Enterprise…料金は要問合せ/初期では1人あたり5TBだが、追加申請可

②Outlook|Microsoft社

Outlookは、アメリカのソフトウェア開発企業であるMicrosoft社が運営する、無料Webメールです。同社では、WebブラウザのMicrosoft Edgeや、オフィス向けソフトMicrosoft officeなどを開発しています。

【Outlook無料版に共通する主な機能】 

・メールの送受信
・連絡先登録
・自動振り分け/転送設定

<セキュリティ>
・スパムフィルター・暗号化などの基本的な機能を搭載しています。

<容量>
・メールボックス…15GB

【Outlook有料版に共通する主な機能】
・3つのプランともに独自ドメイン取得可
・BasicとPersonalは1人用であるが、Familyは最大6人で利用可
・ParsonalとFamilyは、OneNote・エディター・Formsなどの機能を搭載

【料金と容量】
プランによって、料金と容量が異なります。

・Microsoft 365 Basic…月額260円(or年間2,440円)/One Driveストレージ100GB
・Microsoft 365 Personal…月額1,490円(or年間14,900円)/One Driveストレージ1TB
・Microsoft 365 Family…月額2,100円(or年間21,000円)/One Driveストレージ1TB

③Yahoo!メール|LINEヤフー株式会社

Yahoo!メールは、ポータルサイトYahoo!JAPANや、メッセージアプリであるLINEを展開する「LINEヤフー株式会社」が運営する無料Webメールです。同社はソフトバンクの連結子会社であり、ソフトバンクグループのメディア・EC事業も展開しています。

【Yahoo!メール無料版に共通する主な機能】

・メール検索
・フォルダ分け
・サブアドレスの作成(最大10個)
・メールアドレス変更(IDは変わらず)
・着せ替えテーマ

 

<セキュリティ>
迷惑メールフォルダ・暗号化などの基本的機能のほかに、シークレットパスワード・ワンタイムパスワードなどを実施しています。

<容量>
メールボックス…2GB
以下に該当する人は、利用状況に応じて、データを無制限に増量できます。

★Yahoo!BBの加入者
★セキュリティーパックの利用者
★LYPプレミアム会員

【Yahoo!メール有料版について】
有料版という概念は存在しないものの、別途料金を支払うことで、以下のサービスを利用できます。

■マイネームアドレス:月額330円(税込)
好きなドメインのメールアドレスを作成
(×××@××.nameという形になる)

■ウイルスチェックサービス:月額220円(税込)
ウイルスメールのブロックや、自身が感染していた場合に、他者への送信をブロックしてくれる

■セキュリティーパック:月額304円(税込)
ウイルスチェックに加え、メールの保存期間が無期限、メールボックスの容量無制限などの機能がある。広告が表示されない。

まとめ:無料Webメールは、個人やビジネスで手軽に利用したい人におすすめ

無料Webメールは、ソフトをインストールすることなく、いつでも手軽にはじめられる無料のサービスです。

個人でのプライベート利用や、ビジネスで手軽に利用したい人におすすめです。ただし、機能やセキュリティ面は限定されており、独自ドメインが取得できないなどの側面もあります。

ビジネスシーンでWebメールを活用する場合には、無料より有料サービスの方が適するでしょう。機能やセキュリティ面にすぐれ、メールに関する課題解決に最適なサービスをお探しなら、メール共有システム「yaritori」がおすすめです。

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