「メールワイズ(Mailwise)」と「yaritori」サービス比較|機能・価格・使いやすさ など

「メールワイズ」と「yaritori」は、複数人でメールの共有・管理ができるメール共有・管理システムです。

2 つのサービスは、安価で利用でき価格帯が近しいサービスですが、サービスのコンセプトから生じる「機能」や「使いやすさ」などで違いがあります。

この記事では、「メールワイズ」と「yaritori」について、機能・価格・使いやすさなど、さまざまな観点から比較します。

サービス紹介資料だけではわかりにくい、特徴や違いに触れるのでぜひ参考にしてください。

メール共有システムである「yaritori」と「メールワイズ」を徹底比較した資料をメールにてお送りいたします。当資料ではわかることは以下の通りです。

・料金比較
・機能比較
・どっちメール共有システムを導入すべきか

表向きにはなかなか見えてこない部分も比較しているので、ぜひご覧ください。

メールワイズ(Mailwise)とyaritoriのサービス概要

まずは、「メールワイズ」と「yaritori」のサービス概要からみていきましょう。サービスを提供している運営会社とサービスの特徴から解説していきます。

運営会社の概要

メールワイズyaritori
運営会社サイボウズ株式会社Onebox株式会社
本社所在地東京都中央区日本橋2-7-1 東京都港区南青山2-2-15
事業内容グループウェアの開発、販売、運用メール共有システムの企画、開発、販売、運用
資本金613百万円(2023年12月末時点)83百万円(資本準備金を含む)

サービスの特徴

メールワイズyaritori
サービス提供開始日2004年(クラウド版は2012年から)2020年
特徴・チームでメールを共有管理するために必要な汎用的な機能を網羅

・サイボウズ製品(kintoneなど)との連携ができる
・社内外のコミュニケーションの効率化を目指したサービス。メールサービスやビジネスチャットとしても使える

・導入から活用までの「使いやすさ」にこだわっている
導入社数14,000社180社以上
代表的な導入企業翔泳社、星野リゾート、ブックオフオンライン朝日新聞、西川、UPSIDER、ラクスル
新機能などのリリース情報・直近目立った機能リリースはなし

・2024年3月にスマートフォンアプリのサポートを終了(クラウド版は継続)
・生成AIを活用した「yaritori AI」をリリース。メール文の自動作成・翻訳などができる

・問い合わせ対応で溜まったコンタクトへの一斉配信機能ができる「yaritoriメール配信」をリリース

「メールワイズ」は、サイボウズ株式会社の社内システムの外販から始まったメール共有システムです。2004年から提供している老舗サービスのため、豊富な導入実績があります。サイボウズ製品との連携ができ、業務アプリをノーコードで構築できる「kintone」と連携しています。


メールワイズの詳細については以下の記事ご参考下さい。
メールワイズとは?主要機能や使い方・導入のメリットなどをご紹介


「yaritori」は、2020年創業のスタートアップOnebox株式会社により提供されています。社内外のコミュニケーションの効率化に注目し、メールサービスやビジネスチャットとしても使用できるメール共有システムです。生成AIなどの最新AIを活用した機能など新しいリリースも多くあり、画面デザインや操作性の「使いやすさ」で選ばれています。


yaritoriの詳細については以下をご参考下さい。
メール共有システム・問い合わせ管理システム「yaritori(ヤリトリ)」


メール共有システムである「yaritori」と「メールワイズ」を徹底比較した資料をメールにてお送りいたします。当資料ではわかることは以下の通りです。

・料金比較
・機能比較
・どっちメール共有システムを導入すべきか

表向きにはなかなか見えてこない部分も比較しているので、ぜひご覧ください。

メールワイズ(Mailwise)とyaritoriの「サービスの導入」から基本機能の「使いやすさ」の比較

次に、サービスの導入方法と基本機能の使いやすさをみてみましょう。

導入のしやすさ

メール共有システムは、メールの送受信の設定をし、メンバーの招待をすることで利用を開始できます。現在お使いのメールサービスからスムーズにサービスの利用を開始できるかが重要です。

メールワイズyaritori
無料トライアル期間30日間7日間
無料トライアルから契約までの流れ無料トライアル期間中に、あらためて本契約の手続きを実施する無料トライアルからそのまま本契約に移行できる(本契約時に支払い手続きを実行)

設定方法
1,メールアカウントの名前、メールアドレス、送信者名を入力します。

2,使用するメールサーバー(GmailまたはOutlook)を選択し、必要に応じて受信メールの保存設定や暗号化の設定、SMTP認証情報を調整します。

3,設定内容を確認し、追加をクリックします。

4,GoogleやOutlookの認証画面でメールアカウントを選択し、パスワードを入力後、アクセス許可を与えて設定を完了します。

Gmail・Outlookを利用している場合、
yaritoriに同期させたいメールアドレスのID・PWを入力するだけで、
過去メールの同期が完了し、送受信履歴も残るように設定できる


メール転送で設定することも可能です。あとはご利用ユーザーを招待するだけです
利用開始までに必要な時間即日即日(1分)

「メールワイズ」「yaritori」ともに無料トライアルがあり、実際のサービスを試せます。無料トライアルから本契約への移行では、メールワイズはあらためて手続きを行うものの、yaritoriはすぐに本契約へ移行できます。

本契約時に支払い手続きを行うため、トライアル期間終了後に、自動で課金される心配もありません。またyaritoriは設定において、GmailやOutlookとの連携もID・PWを入力するだけで1分程度でサービス利用開始できます。

画面デザイン

いわゆるUIです。UIが良くないと導入してもツールの使用が定着しません。
メール共有システムのUIの判断基準として、さまざまなITリテラシーの方が使うサービスのため、誰がみてもすぐに何をすべきかがわかるかや、機能が難しくないかを比べるのがポイントです。

メールワイズ(Mailwise)

メールワイズのデザインは、旧来の使い慣れた(古い)メーラーのような印象です。メールアドレスの表示を切り替える際には、メール画面上部のメールアプリケーションを選択する必要があり、画面の切り変わりが発生します。

また、メールのステータスはサイドバーとラベルで表示されており、すぐに対応しなくてはいけないメールがわかりずらい印象です。また、メールの本文やコメントは詳細をクリックしてから確認する必要があり、パッと見た画面では判断ができない可能性がありそうです。

メールワイズ サービス画面

yaritori

yaritoriは、使い慣れたGmailやOutlookのようなデザインです。サイドバーに、個人メールを含む複数のメールアドレスが表示され、アドレスの切り替えに画面の遷移がありません。また、自分が担当のメールや、コメントなども確認することも可能です。

メールの対応ステータスはメールの詳細画面に表示され、メール本文もひとつの画面で表示さます。加えて 「担当者」や「コメント」も表示されているので、直感的に何をすべきかがわかる仕様になっています。

yaritori サービス画面

基本機能の操作性

いわゆるUXです。UXもツールの定着率や生産性向上に寄与します。
メール共有システムのUXの判断基準として、メールを受信してから返信するまでの基本的な機能に沿って比較します。無駄な画面遷移がないか、直感的な操作が可能かを比べるのがポイントです。

メールワイズyaritori
ステータスの管理
 L 返信状況 / 返信担当者
・ラベルでの管理…未処理・処理中などで対応

・ステータス作成…独自の内容も作成可能
・ステータス表示…対応ステータスが「メールの詳細画面」に表示され、各担当者の対応状況が一目瞭然

・ステータス作成…独自の内容も作成可能(※有料オプション)
社内コミュニケーション 
L メールごとのチャットや未読既読など
・コメント機能…メール詳細の画面に搭載

・未読や既読機能…未搭載
・チャット機能…メールごとのチャットができる(@メンションも可能)

・未読や既読機能…搭載されている
返信時の操作
 L 二重対応防止やテンプレートなど
・テンプレート…カテゴリごとのテンプレートを、ワンクリックでメールに挿入

・ステータス確認…メールの一覧画面で各メールのステータスを確認できる
・テンプレート…カテゴリごとのテンプレートを、ワンクリックでメールに挿入(送信者名などのコンタクト情報も自動挿入)

・自動ロック…返信時に他メンバーも返信を試みると、ロックがかかる

yaritoriでは遷移せずとも、一つの画面でステータス管理から返信までのメール対応を行うことができます。メール対応ステータスを表示しながらメール本文の確認や返信分を書くことができるので、直感的に何をすべきかがわかるような設計になっています。「担当者」や「コメント」も表示されており、確認のためのブラウザバックが不要なので、ストレスがありません。

両サービスともにメールのステータス管理や返信の効率化を主眼置いた操作性になっていますが、使いやすさを加味すると「yaritori」がおすすめです。

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メールワイズ(Mailwise)とyaritoriの機能面について

自社に必要な機能を搭載していなければ、導入しても意味がありません。

ここでは、自社に必要な機能が搭載されているかについて、見ていきましょう。

基本機能

メールワイズyaritori
複数メールの管理方法・1つの受信箱で管理…アカウントの絞り込みは可能(メールの返信や作成など、作業が変わるごとに画面遷移の必要アリ)・チームごとのメールアドレス…チーム別のメールアドレスを用意できる

・1つの画面で完結…サイドバーですべてのチームを表示でき、画面の切替も不要
メールの整理方法・ラベリング…対応状況に応じて、ステータスをラベリングで分別・ステータス管理…未対応・対応済みなどのステータスで管理

・タグ…状況に応じたタグを使用
顧客管理・アドレス帳…氏名や会社といった顧客データを管理・アドレス帳…氏名や会社といった顧客データを管理(会社単位での対応履歴もチェック可)

・個別の情報管理…相手ごとに配信停止やエラー情報も管理
レポート・基本履歴を集計…メール・電話・訪問などのデータを、ワンクリックで集計・各種データを集計&分析…各スタッフの対応頻度や、問合せ内容を分析し、業務の負担度も可視化

両サービスともに、複数メール管理やデータの分析といった、複数人での対応に必要な機能を搭載しています。日常的に複数名対応を行う場合には、画面を遷移することなく、1つの画面(サイドバー)で管理できるyaritoriの方が、直感的でストレスが少ない使用感でしょう。また、時間的なロスを少なくできる可能性があります。

特徴的な機能

メールワイズyaritori
メール送信の効率化・開封履歴…誰がいつメールを確認したかがわかる

・フォローアップ…期日に返信がなかった場合に通知できる
コミュニケーション機能・チャット…個別でのチャットはもちろんのこと、グループを指定したチャットも可能
マルチチャネル電話メモ・電話メモ
・LINE公式アカウントとの連携
ビジネスチャット連携「Slack」「Chatwork」との連携
外部システム連携(CRMなど)Salesforceとの連携
自社システム連携・自社サービス「kintone」との連携・自社サービス「メール配信システム」との連携
AI機能最新AIの搭載で、メール文の自動作成や変換をはじめ、クレームメールの判断も可能
ワークフロー・自動化担当者の自動設定や自動返信・転送が可能件名やアドレスなどの条件を指定し、ステータスや対応可能な担当者を設定できる

両サービスを比較すると、特徴的な機能はyaritoriの方が多く、搭載されたAI機能を活用すれば、メールの文章を自動生成してくれるので日々のメール業務を効率化できます。


yaritoriのAI機能については以下をご参考下さい。

yaritori AIについて


またメールワイズが連携できるのは、自社サービス「kintone」のみですが、yaritoriはビジネスChat・LINE・Salesforceと連携できるのは強みといえるでしょう。

メール共有システムである「yaritori」と「メールワイズ」を徹底比較した資料をメールにてお送りいたします。当資料ではわかることは以下の通りです。

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・機能比較
・どっちメール共有システムを導入すべきか

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メールワイズ(Mailwise)とyaritoriのサポートとセキュリティについて

サービスを比較するうえで、サポート体制やセキュリティ状況のチェックも重要です。ここでは、安心・安全な利用ができるかについて見ていきましょう。

メールワイズyaritori
サポート体制メール対応のみ・メール
・電話
・オンライン
・対面のいずれかで対応
その他支援業務・トラブルシューティング
・ユーザー管理
・カスタムソリューションの提供
・お客様の状況や課題に応じて幅広く支援
・自社ツールで解決できない悩みもサポート
セキュリティ・不正アクセス防止…IPアドレス制限、Basic認証、証明書(セキュアアクセス)の発行

・脆弱性対策
・不正アクセス防止…IPアドレス制限、二要素認証、IDやPWを1度間違えると一定期間ロックされる

・脆弱性対策…Google提供のSSLサーバー証明書、GitHubのdependabot活用による診断チェックなど

セキュリティ対策では、両者ともに不正アクセスや脆弱性への配慮をしています。メールワイズでは、メールのみのサポート体制に対し、yaritoriでは「メール・電話・オンライン・打ち合わせ」などと手段が豊富です。支援業務も限定せず、お客様の悩みに応じて対応します。(※サポート回数に制限はありません。)

メールワイズ(Mailwise)とyaritoriの料金について

料金もまた、サービスを比較するうえで重要なポイントです。

サービスの料金体系をはじめ、何にどれほどの予算がかかるかを見ていきます。

メールワイズyaritori
料金体系以下3つで構成
・月額ユーザー課金
・オプション
・データ容量
※スタンダード/プレミアムの2プラン
以下3つで構成
・月額ユーザー課金
・オプション
・データ容量
※ライト/スタンダード/ビジネスの3プラン
初期費用なしなし
月額料金1ユーザー500円から1ユーザー1,980円から
プランの違い(基本機能)・登録できるメールアドレス数・容量・ユーザー数【スタンダードプラン】
・登録できるアドレス…10個まで
【プレミアムプラン】
・登録できるアドレス…11個以上

【全プラン共通】
■容量…5GB×ユーザー数(※10GB追加ごとに1,000円)
■ユーザー数…2ユーザーから可能
【ライトプラン】
・登録できるアドレス…3個まで
【スタンダードプラン】
・登録できるアドレス…無制限
【ビジネスプラン】
・登録できるアドレス…無制限

【全プラン共通】
■容量…5GB×ユーザー数(※10GB追加ごとに1,000円)
■ユーザー数…2ユーザーから可能
オプションセキュアアクセス(特定の環境からのアクセスのみ許可)
・1ユーザー:月額250円
要問合せ
最低契約期間なしなし

両サービスの料金を比較すると、それぞれ特徴が異なります。コストパフォーマンス面でいえば、少人数の利用では、500円/1ユーザーのメールワイズの方がお得でしょう。しかし6名以上の、チームでのメール運用する場合には、人数制限が無制限のyaritoriのスタンダードプランの方がコストパフォーマンスが良いといえます。運用初期は少人数での利用であっても、会社の成長に伴って運用チームの人数が増えることが想定できますので、無制限に登録ができるyaritoriがおすすめです。

メールワイズ(Mailwise)とyaritoriの口コミについて

最後に、「メールワイズ」と「yaritori」の口コミについて比較を行います。

【メールワイズ(Mailwise)の評判の良い口コミ】

・外部サービスへの連携はないものの、kintoneユーザーであれば使い勝手がよいかもしれない

【メールワイズ(Mailwise)の改善が期待されている口コミ】

・操作画面をリニューアルしてほしい

・欲しい情報にたどり着くまでに時間がかかる

・慣れるまでに時間がかかりそう

yaritoriの評判の良い口コミ

・シンプルで使いやすい!yaritoriを使ってから、問い合わせの抜け漏れ問題が改善した。このような素晴らしいtoBプロダクトは業務を楽しくしてくれる

・機能が便利!メールの対応確認はもちろんのこと、多くの場面で活用できる

【yaritoriの改善が期待されている口コミ】

・ ライトプランで共有できるアドレス数が少ない
引用:https://boxil.jp/service/6838/

SNSでの情報を参考にすると、「メールワイズ」「yaritori」ともに、一定の評価が見受けられます。メールワイズは、使い勝手がよいという意見がある反面、操作画面や情報へのアクセスについて、改善を求める声も見られます。yaritoriは、「シンプルで使いやすい」や「機能面が便利」といった意見が見受けられました。

まとめ

メールワイズとyaritoriの両サービスにはそれぞれ特徴があり、機能・価格・使いやすさなども異なります。メール管理に必要な機能が搭載されており、二重対応の防止やコミュニケーション機能を活用したい人には、yaritoriがおすすめです。サポートが充実し直感的に操作できるため、システムに詳しくない人や不明点をすぐ解決したい人も、安心して利用できるでしょう。

yaritoriは「メールの複数人対応」や「対応漏れの防止」など、メール管理のクォリティー向上に徹底したシステムです。適切なメール管理ができるサービスをお探しの場合には、まずは「7日間のトライアル」からお試しください。

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