メールワイズとは?役立つ場面は? 機能や使い方、料金を詳しくご紹介!

「メールワイズ」とは、「kintone」でも有名なサイボウズ社が提供するメール共有システムです。
数あるメール共有管理システムの中でも、メールワイズは月額500円/人〜で使えるという圧倒的な低価格が大きな特徴で、国内での導入企業は2022年12月現在、12,000社を超えています。
この記事では、メールワイズの機能に沿った使い方や料金など、メールワイズを詳しく解説します。「メールワイズは使いづらい?」「どんな企業にオススメ?」といった疑問を解決することができるので、ぜひ最後までご覧ください!
【メール共有システムとは】
メール共有システムとは、問い合わせ対応やカスタマーサポートなどの場面で使う共有メールアドレスでのメール送受信を、対応状況をチームで共有しながら行うことができるサービスのことです。なので、例えば
- 大量のメール処理に対する時間の大幅な短縮
- メールの二重送信や対応漏れの防止
- 顧客情報をメールと紐付けて保管し、次の対応がスムーズに
といったことが可能になります。メール共有システムについて詳しくはこちら
▼他のメール共有システムとの比較をしながら読みたい人は、ぜひこちらもご覧ください
【最新版】メール共有システム10選比較!選定ポイントや活用事例も紹介
メールワイズとyaritoriの徹底比較!使いやすさ・機能・料金・サポート体制など
「yaritori」は、1ユーザー1,980円から利用でき使いやすさで高評価のメール共有システムです。サービス概要・導入事例などがわかる資料を無料でお送りしますので、お気軽に資料請求をしてください。
メールワイズとは?
「メールワイズ」は、support@・info@などの共有アドレスを複数人で管理するサービスです。
対応漏れ・二重送信を防止し、メール対応を効率化することで共有アドレスを用いた際に生じる問題を解決します。
他にも、対応履歴を部門間で共有しひと目でわかるようにしたり、メールに紐付けて管理した顧客情報を活用しきめ細やかなメール対応を迅速に実現したりできます。
営業やカスタマーサポートの問い合わせメールの対応管理や受注メール管理などで活用されています。効率的でスピーディな対応は「お客様の満足度向上」「社員の労働時間削減」にもつながります。
2003年からサービスを提供しており、業界問わず12,000社以上の企業で利用されています。初期費用なしで、1ユーザー月額500円・2ユーザーからと安価な価格で利用できるのが特徴です。
※自社PCにインストールして利用できるパッケージ版は、2026年1月30日で終了になります。
メール共有システムついて詳しく知りたい方は「【徹底解説】メール共有システムとは?メリットと活用事例を紹介」もご参考ください。
運営会社
社名 | サイボウズ株式会社 |
代表取締役 | 青野 慶久 |
設立 | 1977年8月8日 |
資本金 | 613百万円(2020年12月末時点) |
従業員数 | 連結:857名 単体:647名(2020年12月末) |
上場証券取引所 | 東京証券取引所 市場第一部(コード4776) |
メールワイズを運営しているのは「サイボウズ株式会社」です。サイボウズは情報共有とコミュニケーションでチームワークを支援することを目指し、グループウェアなど提供しています。
東証プライム上場企業であることからも、安定性の高い信頼できる企業といえるでしょう。最近では業務改善プラットフォーム「kintone」のテレビCMでもお馴染みです。
メールワイズの使い方(主な機能)
それでは、メールワイズの基本的な使い方からみていきましょう。
メール対応状況の可視化(ステータス機能)
メールを受信すると、メール1通ごとに担当者・確認者・処理状況などの「ステータス」を設定することができます。これにより、メールの返信漏れや二重返信を防ぐことができます。
対応状況は「未処理」「処理中」「処理済み」などあらかじめ設定されているものに加えて、独自に作成することも可能です。

(出所)メールワイズ サービスサイト
社内コミュニケーション(コメント機能)
メールごとにコメントの書き込みが可能です。メールの内容に対して担当者が他のメンバーへの相談事項を書き込んだり、リーダーが指示したりできます。また、別の担当者へメールを引き継ぐ際は、コメントを残すことで引き継ぎ内容の漏れを防ぎます。

(出所)メールワイズ サービスサイト
対応履歴の表示
メールアドレスと紐付いて、過去のメールのやり取りが時系列に一覧できます。メールアドレスをアドレス帳に登録すれば、電話履歴や訪問履歴と合わせて時系列に履歴を一覧することも可能です。また、過去の対応履歴が一覧でまとまっているため、担当者の欠勤や異動による引き継ぎ漏れを防ぎます。

(出所)メールワイズ サービスサイト
いかがだったでしょうか?
メール共有システムはメールを受信してから返信するまでの使いやすさが重要です。画面デザインや操作性のイメージが湧いたら幸いです。
使いやすさで選ばれるメール共有システム「yaritori」との違いについて知りたい方は「メールワイズとyaritoriの徹底比較!使いやすさ・機能・料金・サポート体制など」もご参考ください。

メールワイズの特徴・その他機能
メールワイズにはその他にもメールワイズならではの便利機能があります。
その他の便利機能
一斉配信
アドレス帳に登録されているお客さまにメールを一斉送信できます。予約語機能を使って顧客の会社名や名前を自動で挿入することも可能で、メールを大量に送信する際に便利です。
電話訪問記録
メールワイズでは、メールのみでなく電話や訪問の履歴を記録することもできます。メール・電話・訪問など顧客ごとの一連の対応履歴を把握することにより、整合性のある顧客対応を実現できます。
集計レポート
メール・電話履歴・訪問履歴などのデータをワンクリックで集計、グラフ表示することができます。担当者や日別、メールの種別など任意の項目で集計できるので、対応の傾向を把握できます。また、特定の担当者に作業が偏らないように、担当者の作業を客観的に把握することで対応を効率化できます。
スマホアプリ
メールワイズは、スマートフォン用無料アプリケーション「メールワイズモバイル」を利用できます。「メールワイズ」の自分宛の通知を、プッシュ通知で受け取れることができ、いつでもどこでも対応可能になります。iOS版とAndroid版で利用できる機能が異なり、Android版ではメールの新規作成やメールの転送、検索が利用できません。
サイボウズ製品(kintone)との連携
サイボウズ社製品との連携が出来るのもメールワイズの大きな特徴です。メールワイズは「kintone」の顧客管理アプリと連携し、kintone上に、メールワイズでの対応履歴(メール・電話・訪問など)を表示できたり、kintoneから直接メールを送信できるようになります。また、kintoneの顧客アプリで送信先を絞り込んでメールを一斉送信することも可能です。
メール共有システムの選び方でお悩みの方は、サービス選定のポイントをわかりやすく解説した「メール共有システムの選び方ガイド」をご参考ください。
メールワイズの利用料金
メールワイズの利用料金について紹介します。
「基本の料金プラン」と「有料オプション」があるので、自社の利用ケースに合わせていくらで利用できるか確認しましょう。
料金プラン(スタンダードコースとプレミアムコース)
メールワイズは月額ユーザー課金で料金プランが2つ用意されています。
1ユーザー500円で利用できるスタンダードコースと、1,500円のプレミアムコースです。
スタンダードコース | プレミアムコース | |
初期費用 | 無料 | 無料 |
月額 | 500円/1ユーザー | 1,500円/1ユーザー |
年額 | 5,800円/1ユーザー | 17,640円/1ユーザー |
メールアドレス数 | 10個まで登録可能 | 11個以上登録可能 |
メールアプリケーション | 1個 | 20個×5 |
ストレージ | 5G×ユーザー数 | 5G×ユーザー数 |
スタンダードコースとプレミアムコースの違いは、利用可能なメールアプリケーションの数です。メールアプリケーションは、メールを送受信できるアプリケーションのことで、「メールアドレスごとにメールBOXを分けたい」「メールアドレスごとにアクセス権を利用したい」場合は、メールアプリケーションが複数必要になるためプレミアムコースが適用になります。
プレミアムコースでは、さらに5つのメールスペースが付与されます。メールスペースとはアドレス帳、一斉送信などのアプリケーションを1つのセットにした作業場所のことです。
複数の部署でメールワイズをご利用になられる方、アドレス帳などを別に分けて運用したい方、登録したいメールアドレスの数が10個以上の方などは、プレミアムコースがおすすめです。
有料オプション
有料オプションとして「セキュアアクセス」と「ディスク増設」を追加できます。
セキュアアクセス | ディスク増設 | |
概要 | 外出先や自宅などから安全にモバイルアクセスも利用したい場合はおすすめ | ドメイン全体で利用できるディスク容量を10GB単位で追加することが可能 |
月額 | 250円/1ユーザー | 1,000円/1GB |
年額 | 2,940円/1ユーザー | 11,760円/1GB |
導入とサポート体制
メールワイズについてご理解頂けましたでしょうか。
最後に、導入の流れとサポート体制についてご紹介致します。
導入までの流れ
メールワイズを導入するにあたって、サイボウズ社から、またはパートナー企業からの2つの方法があります。
サイボウズ社から
30日間「メールワイズ」を無料でお試しできます。メールワイズでは全ての機能をお試しできるので、導入後のミスマッチを防ぐことができます。発注はサイボウズドットストアより発注し、納品メール受信後、「メールワイズ」を利用可能です。
パートナー企業
サイボウズオフィシャルパートナーから相談したい製品からメールワイズを選択し、導入形態、メニューを選択します。サービスのセットアップ方法を記載したご案内を電子メールにて受信後、新規で環境で発注した場合、ユーザー自身でサービス設定を行う必要があります。
サポート体制
メールワイズを検討中の方や導入後の機能、トラブルについての相談をサイボウズ専門スタッフに直接行うことができます。しかし、管理ユーザーのみでユーザーからの問い合わせには対応していないようです。なので、定着まではセミナーや導入カフェなどを積極的に利用しましょう。
セミナー
導入検討されている方や契約中のユーザー向けにセミナーが開催されています。実際の操作画面や導入メリット、事例を交えながら解説してくれます。更に導入したばかりの管理者向けに1対1のお悩み相談室があり、導入後の課題をサイボウズ社員に相談できます。 また、オンデマンド配信での視聴となるため、申込みした直後に視聴できます。
導入相談カフェ
導入相談Cafeでは、「メールワイズ」に関する疑問や相談を専門スタッフに1対1で行えます。専門スタッフとじっくり話すことができ、実際の画面を一緒に見ながら、使い方を説明してくれるのでメールワイズを本格的に導入したいと考えている方におすすめです。サイボウズの各拠点で随時開催中です。お客様の希望する日時にてお申し込みください。
テクニカルサポート※管理者のみ
テクニカルサポートでは利用中のサービスの機能を電話、メールで確認いただけます。 共通管理者として登録されているユーザーのみ利用できます。

メールワイズを使うメリット・デメリット
メリット
作業の効率化
複数ユーザーによるメール対応状況の共有ができます。対応状況がわかるので二重対応や対応漏れを防ぎ、チームや部署で情報共有、作業の効率化が可能になります。
kintone連携
kintoneは業務アプリの開発・管理が可能な業務改善プラットフォームです。kintoneで作成した顧客管理とメールワイズを連携することで顧客リストから直接送信可能です。更に一斉送信や一括管理を行えます。
信頼の実績
メールワイズは、国内1,000万人以上のご利用者を持ち、国内グループウェア市場で10年以上高い評価を受け続けるサイボウズのサービスです。国内導入実績は10000社以上です。
デメリット
UIがサイボウズ社特有の少々古いUIのため、他サービスに比べて慣れるまで若干時間が掛かるという声もあるようです。またサポート体制については、システム担当者のみしか問い合わせ出来ないので運用に乗らない場合があります。
メールワイズはどんな人におすすめ?
大量のメールを管理しきれておらず、メール対応業務に必要以上に無駄な時間が発生してしまっている人におすすめと言えるでしょう。
そのような人におすすめのメール共有システムはたくさんありますが、
月額500円/人〜という業界最安値、30日間の無料トライアルという手頃さを備えるメールワイズは、
「とにかくメール共有システムを導入してみたい。でも、こだわりの機能は特にない」
という方には特にオススメのサービスだと言えるでしょう。
まとめ | メールワイズで業務の効率化を
国内1,000万人以上の利用者を持ち、国内グループウェア市場で10年以上高い評価を受け続けるサイボウズのサービスです。
メールワイズは1ユーザー月額500円、2ユーザーから利用できる手頃さが最大の強みです。メールワイズはスマホアプリがあり、kintoneとも連携できるため、幅広く活用できます。30日の無料お試しがあるので、資料請求や無料トライアルのお申し込みから試してみてはいかがでしょうか。
メール共有システムについてさらに詳しく知りたい方は「【最新版】メール共有システム10選比較!選定ポイントや活用事例も紹介」もご参考ください。
また、メール共有システムに関する情報はこちらにもまとまっていますので、是非ご参照ください。
※本サイトに掲載されている情報は、Onebox株式会社(以下「当社」といいます)または協力会社が独自に調査したものであり、当社はその内容の正確性や完全性を保証するものではありません。
記事の執筆者:メール共有システム「yaritori」メディア編集部営業・CSなど対外的なメール対応が多い方向けにメール対応を効率化するポイントなどの情報を発信します。複数人でのメール対応や、社内メンバーとのコミュニケーションのお悩み解決をします。 |
問い合わせ対応を
効率化し、
対応漏れを0に。
yaritoriは「使いやすさ」で選ばれるメール共有システムです。
複数メールを一元管理し、対応状況を可視化することで、
効率的な顧客対応を実現します。