チャットワーク(Chatwork)は、社内外のコミュニケーションを円滑に進められる、日本国内で広く利用されているビジネスチャットツールで、中小企業やスタートアップ企業などで広く導入されています。タスク管理機能やファイル共有機能も搭載しており、チャットでのコミュニケーションだけでなく、業務の効率化にも適しています。
しかし、スレッド表示ができなかったり、体外的なコミュニケーションが多い営業やカスタマーサポート(CS)、大規模なプロジェクト管理には向いていないといった側面もあります。
そこでこの記事では、チャットワークの基本機能や料金形態、導入するメリットまで詳しく解説します。また、業種業界による向き不向きについても解説していますのでチャットワークの導入を検討中の方はぜひご覧ください。
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チャットワーク(Chatwork)とは
チャットワークは、株式会社kubell(旧Chatwork株式会社)が提供するビジネスチャットで、簡単なチャット形式で社内外を問わずコミュニケーションを取れるのが特徴のツールです。
また、ファイルの共有やタスク管理、ビデオ通話など、業務の効率化に役立つ機能も備えています。
無料版の「フリープラン」、ビジネス向けの有料版である「ビジネスプラン」と「エンタープライズプラン」の全3プランが提供されており、主に中小企業で導入されています。
チャットワーク(Chatwork)の主要機能
チャットワークには5つの主要機能が備わっています。
チャット機能
チャット機能は、社内外のユーザーとグループを作成し、複数人での会話が可能です。プロジェクトごとにグループチャットを作成することで、効率的に情報を共有できます。個別チャットの活用で1対1のコミュニケーションも可能です。
タスク管理機能
自分のタスク管理に加えて、チームメンバーにタスクをアサインすることも可能です。タスク完了時には、チャットでメンバーに通知が届くため、いち早く状況を把握できます。
ファイル管理機能
ワード・エクセルなどの文章ファイルや画像ファイルを、ドラッグ&ドロップでチャット画面にアップロードできます。メールでファイルをやり取りする手間が省けるため、必要な情報をスムーズに共有することが可能です。
ビデオ/音声通話機能
音声通話やビデオ通話機能の活用により、遠隔地のメンバーとも顔を合わせてミーティングを行えます。さらに、画面共有機能を使えば、資料を共有しながらのオンライン会議も可能です。
ユーザー管理機能
管理者は、契約プランに応じて、ユーザーを追加したり削除したりすることが可能です。この機能を活用すれば、組織内のユーザーを柔軟に管理でき、チームの構成に応じて素早く対応できます。
チャットワーク(Chatwork)の料金
チャットワークには、無料版の「フリープラン」、ビジネス向けの有料版である「ビジネスプラン」と「エンタープライズプラン」が用意されています。
それぞれのプランの料金とプラン内容の違いは以下のとおりです。
比較項目/プラン名 | フリープラン | ビジネスプラン | エンタープライズプラン |
月額料金/1ユーザー | 月額契約:0円 年間契約:0円 | 月額契約:840円(税抜) 年間契約:700円(税抜) | 月額契約:1,440円(税抜) 年間契約:1,200円(税抜) |
ユーザー上限 | 100人 | 上限なし | 上限なし |
ストレージ上限 | 5GB/1組織につき *2024年8月~10GB/1組織につき | 10GB/1ユーザーにつき | 10GB/1ユーザーにつき |
コンタクト数上限 | なし *2024年8月~組織外コンタクト20人/1ユーザーにつき | なし | なし |
メッセージ閲覧可能期間 | 直近40日以内の投稿が最新5,000件まで閲覧可能 *2024年8月~直近40日以内の投稿が閲覧可能 | 無期限 | 無期限 |
ビデオ通話と音声通話 | 1対1 | 最大14人 | 最大14人 |
ユーザー管理 | 制限範囲内あり | あり | あり |
2段階認証 | アプリ認証 | アプリ認証またはSMS認証 | アプリ認証またはSMS認証 |
広告表示 | 表示 | 非表示 | 非表示 |
メールサポート | なし | あり | あり |
チャットサポート | なし | なし | 管理者のみ対応 |
参照元:プラン・料金|Chatwork
チャットワーク(Chatwork)の導入手順
チャットワークの導入手順は以下の3stepで完了します。
1,まずはアカウントを作成します。メールアドレスを入力するだけで、簡単にアカウントを登録できます。有料プランを導入する場合も、同様の手順で申し込み可能です。管理者からアカウントがすでに割り当てられている場合は、新規登録は不要です。
2,アカウントが作成できたら、登録したメールアドレスとパスワードを使用してログインします。
3,チャットワーク上で連絡を取りたい相手を「コンタクト」として登録します。組織外の相手とやりとりをする場合は、手動でコンタクトを追加しましょう。
チャットワークは、PCでの利用もできますが、スマートフォン用のアプリをインストールしておくと、外出先でも使用できます。AndroidやiOSのアプリストアで「Chatwork」を検索してダウンロード可能です。
チャットワーク(Chatwork)と主要ビジネスチャット比較
チャットワークと主要ビジネスチャットを比較したので参考にしてください。
今回比較するツールはslackとyaritoriです。
比較項目/ツール名 | Chatwork | Slack | yaritori |
主要機能 | ・チャット機能 ・グループチャット ・タスク管理 ・音声通話 ・ビデオ通話 ・ファイル共有 ・メンション | ・チャット機能 ・グループチャット ・音声通話 ・ビデオ通話 ・リマインダー機能 ・メンション | ・チャット機能 ・グループチャット ・メール共有管理 ・AI機能 ・ステータス管理 ・テンプレート管理 ・ワークフロー ・メールごとのメンション |
特徴 | タスクを登録 管理できる | カスタマイズ性が高い | 対応状況を可視化、自動割り振り メールの管理も可能 |
料金 | 1ユーザー:月額500円〜(年間契約) | 1ユーザー:月額850円〜(年間契約) | 1ユーザー:月額1,980円~ |
おすすめ規模・業種・部署 | 中小企業の内勤やエンジニアなど対外コミュニケーションが少ない業種 | 中小企業のエンジニアの多いIT系企業 | 企業規模問わず人材派遣業や不動産業のCS・営業など対外的なメール対応が多い業種 |
チャットワークは、対外的なコミュニケーションが少ない中小企業やチームに適しています。料金も比較的安価であるため、費用を抑えたい・予算に制限がある企業向きといえるでしょう。
Slackは、カスタマイズ性が高く、IT系企業や技術職での導入に適しています。特に、エンジニアが多い環境や、複雑なワークフローが必要な場面で力を発揮します。
yaritoriは、企業規模に関わらず人材派遣業や不動産業など、対外的なコミュニケーションが多い業種に適しています。料金は他のツールより高めですが、営業やCS業務の効率化を図りたい企業におすすめのビジネスチャットです。
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チャットワーク(Chatwork)の評判・口コミ
ここでは、実際の利用者の評判や口コミを紹介していきます。
IT製品比較サイト「IT review」からピックアップしているので参考にしてください。
良い口コミ
直感的な操作性
lineを使用したことがあれば簡単に導入可能
タスク管理機能の搭載
タスク機能があることでよりビジネスチャットとしての価値が高い
ALLメンション機能
チャットツールでいえば他にも色々ありますがALLメンションの付け方が違ったり、グループ内の個別担当へ意見を伝えやすいのはchatworkかなと感じます。工夫すれば意図的にALLをつけたり、つけなかったりすることで重要度の使い分けもできます。
出典元:IT review
改善してほしい点
無料プランの制限
無料プランでの制限がもう少し改善されると嬉しいです。
一番はメンバーの制限。累積数ではなく、稼働数になると喜ぶ人は多いと思います。
スレッド機能
スレッド機能が無いので、チャットを複数流すと話題が埋もれてしまう
ブラウザ版との違い
ブラウザ版だと色々な拡張機能を使えるみたいですが、アプリ版でも同様に使えるような機能が欲しい。
出典元:IT review
結論
チャットワークは直感的な操作性やタスク管理機能が評価され、中小企業やスタートアップ、内勤業務に適しています。特に社内コミュニケーションの効率化を目指す企業に向いています。
一方で、スレッド機能がなく、情報が埋もれやすい点が課題です。外部との頻繁なコミュニケーションが必要な営業やCS、また大規模なプロジェクトには不向きなツールであると言えるでしょう。
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チャットワーク(Chatwork)の欠点
チャットワークの欠点は大きく分けて2つです。以下の見出しに沿って解説していくので参考にしてください。
スレッド表示ができない
スレッド機能とは、特定のトピックや会話に対して個別に返信を紐付けられる機能です。
チャットワークは、このスレッド表示ができないため、特定のプロジェクトやトピックに関するメッセージが、他のやり取りによって埋もれてしまいます。
複数の話題が混在する会話や、大人数での会話において、情報が錯綜しやすく、過去の議論や決定事項などを確認することが困難になります。
特に、以下のような状況では、スレッド表示の欠如が大きな問題となります。
複数のプロジェクトが同時進行している場合:それぞれのプロジェクトに関する会話が混ざり合い、必要な情報を見つけ出すのが困難になります。
大人数での議論を行う場合:誰がどの発言をしたのか、話の全体像を把握することが難しくなります。
過去の議論や決定事項を確認したい場合:関連する情報が時系列順に並ぶため、過去の情報を遡って探す必要があり、手間がかかります。
チャットとメールの横断が手間
営業やCS業務の主なコミュニケーション手段は依然としてメールが中心です。そのため、クライアントとのやりとりはメールを介する必要がありますが、チャットワーク内での会話内容を再度メールに転送する手間が発生します。結果的に、共有漏れや打ち間違い、コミュニケーション速度の低下につながります。
クライアントとの円滑なコミュニケーションが求められる営業やCS業務には、メールとの一元管理ができるツールの方が適していると言えるでしょう。
チャットワークの代替ビジネスチャットならyaritori
チャットワークは内勤業務や対外的なコミュニケーションが少ない業務には向いています。しかし、営業やCSといったクライアントとのやりとりが主となる業務には、チャットワークの使用には限界があります。
特に、メールでのやりとりが多い職種では、チャットワークとメーラーを往復する手間が発生し、情報の共有漏れやコミュニケーション速度が低下しがちです。
営業やCS業務でビジネスチャットツールを導入するなら、yaritori(ヤリトリ)がおすすめです。
通常のグループチャットやDM機能に加え、メールごとに紐付けしてチャット機能が利用できます。メールの内容をチャット内でリアルタイムに確認できるため、対応やタスクをスムーズに進められ、外部とのコミュニケーションが格段に効率化されます。
さらに、yaritori(ヤリトリ)にはメール共有機能があり、複数のメールアカウントやステータスを一括管理することができます。営業やCSチームは、顧客対応の進行状況を一元管理し、担当者の確認や、重複対応や未対応を防ぐことが可能です。
月額1,980円で導入でき、初期費用も発生しません。まずは7日間の無料トライアルを使ってyaritoriの使いやすさを体験してください。
まとめ|チャットワーク(Chatwork)とは
チャットワーク(Chatwork)は、日本で広く利用されるビジネスチャットツールで、社内コミュニケーションやタスク管理、ファイル共有に優れた機能を提供します。無料プランから有料プランまで、様々なニーズに応えるプランが揃っています。
しかし、営業やCSなど外部とのコミュニケーションが多い業務、大規模プロジェクトには不向きです。
一方、yaritoriは営業やCSに最適なビジネスチャットツールです。メールとの統合機能により、チャットとメールの行き来が不要で、業務の効率化を図れます。また、ステータス管理機能により、重複対応や漏れを防ぐことが可能です。
yaritori(ヤリトリ)は7日間の無料トライアル期間を設けており、月額1,980円からご利用いただけます。チャットワークの機能に物足りなさを感じる方や、対外的なコミュニケーションを効率化したい方は、yaritoriをご検討ください。