ビジネスチャットは、社内外のコミュニケーションを円滑にし、業務の効率化を図るために利用されるツールです。多くのビジネスチャットには無料プランがあり、気軽に導入することができます。
しかし、導入時に選定を誤ると、自社の業務に適応させられず、結果的に業務効率の改善に繋がりません。ビジネスチャットを選定する際は、企業の規模や業種、さらには利用する部署に適したツールを選ぶことが重要です。
この記事では、無料で使えるビジネスチャットについて徹底解説します!無料ツールの選び方や注意点についても解説するので、ビジネスチャットの導入を検討中の方はぜひご覧ください。
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ビジネスチャットとは
ビジネスチャットとは、企業内や取引先とのコミュニケーションを円滑にするために設計されたツールです。ビジネスチャットの導入によって、リアルタイムで複数人とのメッセージのやりとりが可能となります。会話に近い感覚で自然なコミュニケーションが取れるため、迅速に情報共有ができ業務の効率化を図ることが可能です。
メールとの違い
従来のコミュニケーション手段であったメールは送信から受信、開封に時間がかかり、リアルタイムのコミュニケーションには適していません。
さらに、ビジネスチャットツールは複数人が同時にメッセージをやりとりできるのに対して、メールは基本的に一対一のやりとりが中心で、多人数のコミュニケーションには不向きです。
実際に、ビジネスチャットツールの導入が企業に与える影響は非常に大きいことがデータからも示されています。ある調査では、従業員1万人以上の大規模企業では、79.9%がビジネスチャットツールを導入しているとの結果が出ています。
この高い導入比率は、ビジネスチャットツールでのチーム間の効率的な情報共有が、業務において重要であることを示しています。
ビジネスチャットの主要機能
ビジネスチャットツールは、企業内や取引先とのコミュニケーションを円滑にするために設計されたツールです。
以下に、ビジネスチャットの主要機能とその利便性について説明します。
チャット機能
チャットとは、リアルタイムでテキストメッセージをやり取りすることを指します。複数人で同時に会話ができるため、チーム全体での議論や情報共有に適しています。
チャネル(チャンネル)機能
チャネルは、特定の部署やプロジェクトごとにメンバーを集め、会話スペースを分けて管理できる機能です。プロジェクトやテーマごとにチャットを管理できるため、情報の分散を防げます。
ファイル共有機能
ビジネスチャットでは、テキストメッセージだけでなく、画像やドキュメントなどのファイルを簡単に共有できます。ドラッグ&ドロップでファイルをアップロードし、リアルタイムでチームメンバーとデータを共有できます。
スレッド機能
スレッド機能は、特定のメッセージに対して返信をまとめることで、関連する情報が一箇所に整理されます。会話が複数の話題に分散しても、必要な情報を見つけやすく、コミュニケーションの効率化が図れます。
音声・ビデオ通話機能
音声・ビデオ通話機能とは、チャットツールやアプリを通じて、インターネット経由で音声や映像を使ってリアルタイムにコミュニケーションを取る機能です。1対1のやり取りだけでなく、複数人の利用で、オンライン会議としても活用できます。
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無料ビジネスチャットの選び方
無料ビジネスチャットを選ぶ際のポイントを分かりやすく解説していきます。
使いやすさ
直感的な操作性のビジネスチャットツールを選定することで、導入直後から業務の効率化アップにに大きく貢献します。直感的に使えなければ、従業員のビジネスチャットの使用が定着せず、コミュニケーションの円滑化に繋がりません。
また、操作性や使いやすさを疎かにしてツールを選定すると、業務の効率化を図るどころか、チームのコミュニケーションに悪影響を及ぼす可能性があります。
導入前に、トライアルを活用して使用感を試したり、製品サポートが充実しているツールを選ぶことが、円滑な運用を実現するために重要です。
機能制限
導入するチャットによって機能に制限があるので、導入前に確認するのが重要です。
例えば、チャットワークの場合、メッセージの保存期間が直近40日以内に投稿されたものに限られます。それ以降のメッセージを閲覧するためには有料版への移行が必要です。また、利用可能ユーザー数にも制限がかかるため、対外的なコミュニケーションが多い業種であればその点も考慮する必要があります。
このように、チャットごとにメッセージの保存期間や利用可能ユーザー数に違いがありますので、導入前に確認しましょう。
ほかにも、さまざま重要視すべき選定ポイントがあるので以下を参考にしてください。
・メッセージの保存期間
・利用可能なユーザー数
・ストレージ容量
・ビデオ通話/音声通話の利用制限
・アプリの有無
・セキュリティ対策
・サポート体制
有料版の料金
無料版の機能には限界があるため、いずれは有料版への移行が必要になります。
無料版にはストレージ容量の上限や利用可能ユーザー数に制限、メッセージの保存期間に上限があるため、複数のプロジェクトを扱う企業や、大規模なチームでの利用には適していません。
有料版への移行が必要になった際、あらかじめ料金を把握できていれば、改めて予算を検討する手間が省け、社内での承認手続きを迅速に進められるでしょう。
規模・業種・部署はあっているか
ツールによって最適な規模や業種、部署が異なるため、選定時には、自社の規模や業種、部署に適したツールを選ぶことが重要です。
例えば、小規模企業では、シンプルで使いやすいツールが適しているケースが多いですが、大企業の場合は優れた検索機能や他ツールとの連携、セキュリティ面での高度な管理機能が求められるでしょう。
また、業種によっても必要な機能は異なります。営業チームでは顧客情報の管理や共有ができる機能が重視される一方で、開発チームではプロジェクト管理や進捗共有が確認できる機能が求められます。
自社の規模や業種、部署に合ったビジネスチャットツールを選ぶことで、業務の効率化を実現することが可能です。
無料のビジネスチャット4選
厳選した4つの無料ビジネスチャットツールをそれぞれ紹介していきます。
Slack(スラック)
Slack(スラック)は、アメリカのSlack Technologiesが提供するビジネスチャットツールで、世界150ヶ国以上、75万社以上の企業で利用されています。
プロジェクトやチームごとにチャンネルを作成し、グループチャットや1対1のダイレクトメッセージで効率的なコミュニケーションをサポートします。Google Driveなどの2,200以上の外部サービスとも連携可能で、拡張性が非常に高い点が特徴です。
直感的なインターフェースと多機能な検索機能があり、メッセージやファイルの履歴、音声通話、ビデオ通話も簡単に利用できます。また、チャットのピン止めやメモ機能、個人単位での権限設定など、プロジェクト管理を円滑に進めるための機能も充実しています。
規模としては、中小企業から大企業まで幅広く対応しています。
料金
・フリープラン:無料
・スタンダードプラン:月額850円
・プラスプラン:月額1,600円
・Enterprise Gridプラン:要問い合わせ(大企業向け)
メッセージの保存期間
・フリープラン:メッセージ履歴は直近90日分
・有料プラン:スタンダードプラン以上で無制限
コンタクト制限
・フリープラン:1対1のみ
・有料プラン:無制限
通話機能
・フリープラン:1対1の音声通話、ビデオ通話のみ
・有料プラン:スタンダードプラン以上で複数人での音声・ビデオ通話が可能(最大50人)
ファイル容量
・フリープラン:無制限
・有料プラン:無制限
Chatwork(チャットワーク)
Chatwork(チャットワーク)は、中小企業で広く利用される国産のビジネスチャットツールで、国内で38万社以上に導入されています。1対1やグループでのメッセージ交換、ビデオ通話、タスク管理機能を備えています。直感的なインターフェースで操作が簡単なため、初めてでもスムーズな導入が可能です。
料金
・フリープラン:無料
・ビジネスプラン:月額840円
・エンタープライズプラン:月額1,440円
メッセージの保存期間
・フリープラン:直近40日以内に投稿された最近5,000件のメッセージが閲覧可能
・有料プラン:無制限
コンタクト制限
・フリープラン:外部ユーザー(組織外のコンタクト)を20人まで招待可能(2024年7月の仕様変更)
・有料プラン:無制限
通話機能
・フリープラン:1対1のビデオ・音声通話が可能
・有料プラン:複数人でのビデオ通話が可能(最大14人)
ファイル容量
・フリープラン:10GB/1組織につき
・有料プラン:10GB/1ユーザーにつき
Microsoft Teams(マイクロソフト チームス)
Microsoft Teams(マイクロソフト チームス)は、Microsoft社が提供するビジネスチャットツールです。
グループチャット、ビデオ通話、ファイル共有、画面共有、Microsoft Office製品との連携機能を通じて、スムーズなコミュニケーションと業務進行が可能です。
画面共有やファイル共有も直感的に操作でき、チャットからオンライン会議への切り替えも可能です。PCやスマホ、タブレットなど、多様なデバイスでの使用に対応しているため、場所や時間を問わず活用できます。
Office製品を利用している企業や、リモートワークが必要な企業、または業種を問わずプロジェクト管理やコミュニケーションを効率化したい企業に最適です。
料金
・フリープラン:無料
・Microsoft Teams Essentials:月額599円
・Microsoft 365 Business Basic:月額899円
・Microsoft 365 Business Standard:月額1,874円
メッセージの保存期間
・フリープラン:無制限
・有料プラン:無制限
コンタクト制限
・フリープラン:無制限
・有料プラン:無制限
通話機能
・フリープラン:最大300名
・有料プラン:最大300名
ファイル容量
・フリープラン:10GB/1ユーザーにつき
・有料プラン:1TB/1組織につき
LINE WORKS(ラインワークス)
LINE WORKS(ラインワークス)は、LINE WORKS株式会社が提供するビジネスチャットツールです。LINEの使いやすさを活かしたまま、掲示板機能やカレンダー、Drive機能など、ビジネスに特化した機能が追加されているため、導入後すぐに活用できる点が評価されています。
LINEと同様にシンプルなインターフェースで、誰でも簡単に利用できるのが大きなポイントです。また、24時間365日のサーバ監視体制があるため、重要なデータの送受信も安心して行えます。
中小企業から大企業まで幅広く導入されており、LINEを日常的に利用している企業にとって、スムーズな導入が期待できます。また、業種を問わず、社内外とのコミュニケーションを簡単にしたい企業に適しています。
料金
・フリープラン:無料
・スタンダード:月額450円
・アドバンスト:月額800円
メッセージの保存期間
・フリープラン:無制限
・有料プラン:無制限
コンタクト制限
・フリープラン:最大30名
・有料プラン:無制限
通話機能
・フリープラン:最大4名まで、60分の制限あり
・有料プラン:最大200人
ファイル容量
・フリープラン:5GB
・有料プラン:1TB、アドバンストは100TB
無料のビジネスチャットの注意点
無料ビジネスチャットを使う際の注意点を分かりやすく解説していきます。
機能制限がある
無料プランのビジネスチャットツールは、機能制限があるため、利用する際に注意が必要です。主な制限としては、利用できる機能の種類、ストレージ容量、メンバー数、グループチャットの作成数などがあります。
例えば、Slackの無料プランでは、ストレージ容量が5GBに制限されています。ファイル共有の容量が制限されると、大きなファイルをやり取りする際に問題が生じ、業務のスムーズな進行が妨げられてしまいます。Microsoft Teamsの無料プランも同様にストレージ容量が5GBに制限されているため、大規模なチームやプロジェクトでは、容量不足で業務に支障をきたす可能性が高いです。
このような制限が業務に与える影響を避けるためには、実際の業務ニーズに合ったプラン選びが重要です。無料プランの制約がチームの業務フローに合わない場合、必要に応じて有料プランへの移行を検討することをおすすめします。
チャット履歴が削除される可能性がある
無料プランのビジネスチャットツールでは、チャット履歴の保存期間に制限が設けられているケースがほとんどです。
例えば、Slackの無料プランでは、メッセージの履歴は過去90日分のみ保存されます。Chatworkの無料プランは、直近40日以内のメッセージしか閲覧することができません。
チャット履歴が閲覧できなければ、プロジェクトの進捗状況や重要な決定事項の把握が難しくなり、情報の引継ぎやコミュニケーションがスムーズに行えなくなる可能性があります。
さらに、顧客とのやり取りの履歴が残らないと、トラブル発生時に過去の対応履歴を確認できず、適切な対応が難しくなるケースもあります。
このようなリスクを避けるためには、必要な期間の履歴保存が可能なプランを選ぶか、履歴が削除されないように有料プランへ移行するなどの対策が推奨されます。
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営業やカスタマーサポートで本格的にビジネスチャットツールを活用するには、無料版では限界があります。多くのビジネスチャットツールは、社内のコミュニケーションには有効ですが、外部との連携が必要な営業やCS業務では、機能が不足しがちです。
特に対外的なメールでのコミュニケーションが頻繁に発生する業務においては、メールとの連携やステータス管理が重要であり、通常のビジネスチャットツールでは対応が難しい場合があります。
そこで、営業やCSに特化したビジネスチャットツールとして「yaritori」がおすすめです。
通常のグループチャットやダイレクトメッセージ機能に加えて、メールごとに紐付けてチャットができます。メールの内容をチャット内で即座に確認し、関連するタスクをスムーズに進行できるため、対外的なコミュニケーションの効率が大幅に向上します。
以下はイメージ画像になります。
また、「yaritori」はメール共有システムを搭載しており、複数のメールアドレスやステータスの管理が可能です。営業チームやカスタマーサポートが顧客対応を一元管理でき、誰がどのメールに対応しているのかを可視化できるため、二重対応や対応漏れを防ぎます。
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まとめ
無料で使えるビジネスチャットツールは、企業の規模や業務内容に応じた選定が重要です。適切なビジネスチャットツールを導入し、対外的なコミュニケーションの迅速化や業務全体の効率化を図りましょう。
なお、営業やCSでビジネスチャットを導入するならyaritoriがおすすめです。メールごとに紐付けてチャットができるため、メーラーとチャットの行き来が不要となり、対外的なコミュニケーション効率を向上できます。また、ステータスの管理機能の搭載によりニ重対応や対応漏れを防ぐことも可能です。
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