社内コミュニケーションツールは、現代のビジネス環境において不可欠になっています。
部署の連携強化や情報共有の効率化などにつながるものの、選び方を誤ると、自社の課題解決に至らず、かえって混乱を招く可能性もあるでしょう。
当記事では、社内コミュニケーションツールの選び方のポイントや、おすすめの10ツールを比較形式で紹介します。適切なツール選びで、より円滑な社内コミュニケーションを実現しましょう。
「yaritori」は、営業やカスタマーサポートにオススメの社内コミュニケーションツールです。コミュニケーションツールとしての機能はもちろん、メーラーとしての機能も備えており、1つの画面でチャットの確認とメールの送受信が可能です。
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社内コミュニケーションの課題とは
HR総研が実施した「社内コミュニケーション」に関するアンケート調査(2024年3月)では、社内コミュニケーションの不足が業務の障害になるかという質問に対して、「大いにそう思う」「ややそう思う」と答えた人が全体の86%といった結果が公開されています。
数値の高さから、社内コミュニケーションが、業務を進行するうえでいかに重要かがわかるでしょう。
出典:HR総研「HR総研:「社内コミュニケーション」に関するアンケート調査」
最近では、働き方改革や新型コロナウイルスの影響で、テレワークをはじめとする柔軟な働き方が一般化しています。
「自宅や外出先で仕事をする機会も増えたことから、移動時間や休憩時の雑談といった「非公式なコミュニケーション」が減少していることも事実です。また、会議やディスカッションのむずかしさ・情報の偏り・孤立感の増加など、さまざまなコミュニケーション課題が浮上しています。
複数の問題に対処するため、効果的な「社内コミュニケーションツールの導入」が重要になっています。
社内コミュニケーションツールとは
社内コミュニケーションツールとは、社員間のコミュニケーションをスムーズかつ効率的にするためのツールです。
チャット形式でリアルタイムなコミュニケーションを可能にする「ビジネスチャット」や、社内情報(ナレッジなど)の蓄積・整理などをかんたんにする「情報共有ツール」などが該当します。
社内コミュニケーションツールを活用することで、複数人での情報共有や、社員同士のコミュニケーションをしやすくすることが可能です。
今導入すべき社内コミュニケーションツールとは?
今導入すべき社内コミュニケーションツールは、デジタル化された効率的なITツールです。従来の電話やFAXなどの通信ツールに代わり、より柔軟で即時性の高いツールが求められています。
具体的にいうと、「Webメール」「ビジネスチャット」「情報共有ツール」「Web会議システム」です。これらのツールは、場所や時間の制約を越えて、迅速かつ効果的なコミュニケーションを可能にし、生産性の向上とチームワークの強化を実現します。
以下に、主要ツールの特徴をまとめました。
社内コミュニケーションツールの導入メリット
社内コミュニケーションツールを導入するとどのようなメリットがあるのでしょうか。詳しくみていきましょう。
業務効率が上がる
社内コミュニケーションツールの導入により、業務効率が向上する傾向にあります。ツールを活用することで、社員間の情報共有や伝達のスピードが飛躍的にアップし、迅速かつ効果的なコミュニケーションが可能になるからです。
例えば、ビジネスチャットを使うことで、複数人でのやり取りや迅速なコミュニケーションが可能になります。業務上の意思決定が迅速化され、チーム内の連携が強化されるため、全体の生産性向上に寄与するでしょう。 導入が進む中で、多くの企業は「ビジネスチャットによって、コミュニケーションの質やスピードが改善された」と実感する傾向にあります。
ビジネスメールとチャット機能を兼ね備えた便利なツールについては、別記事「メールとチャットの良いところ取り?業務効率化にオススメのサービスとは」でご紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。
コミュニケーションの活性化・生産性の向上
組織が拡大すると、他部署間でのコミュニケーションや、チーム内での情報共有が難しくなりやすいでしょう。適切なコミュニケーションや情報共有ができないと、業務ミス・非効率化・組織の一体感欠如などの問題が発生しやすくなります。
社内コミュニケーションツールを利用すれば、「気軽な会話」「自由な意見交換」「ディスカッション」を促進しやすくなり、コミュニケーション活性化や生産性向上が期待できます。業務ミスの削減や、新たなアイデアの着想にもつながるでしょう。
リモートワークによって停滞しがちな社内コミュニケーションの改善方法やおすすめツールについては、別記事「【2021年最新版】リモートワークにオススメのツール7選をカテゴリー別に厳選紹介」をぜひご覧ください。
業務担当者が明確になる
社内コミュニケーションツールには、「業務ごとの担当者」や「進捗」を可視化する機能を備えるものが存在します。誰がどの業務を担当しているか、進捗状況はどうかを容易に把握できるでしょう。
業務担当者が明確になると、情報共有がしやすいだけでなく、マネジメントの効率化にも貢献します。管理者は社員の進捗状況をリアルに把握できるため、適切なタイミングでの指示・サポートが可能になり、プロジェクトを効果的にすすめることができます。
業務の透明性も高まり、メンバー間の相互理解や協力体制が強化され、組織全体の生産性向上も期待できるでしょう。
社内コミュニケーションツールの選定ポイント
それでは、社内コミュニケーションツールを選ぶ際のポイントを紹介します。以下に挙げる選定ポイントを参考に、自社の規模や業務内容、コミュニケーション課題に最適なツールを見つけ出しましょう。
POINT1|必要な機能が揃っているか
まずは、ツール導入によって解決したい業務課題を明確にし、必要な機能が備わっているのかを確認しましょう。
社内コミュニケーションをもっと気軽にしたいのか、社内のナレッジが分散することが課題なのかで、導入すべきツールは変わってきます。すべての社内コミュニケーションの課題をひとつのツールで解決できるわけではないため、ツールの導入目的を明確にしておくことは重要です。
POINT2|料金は現実的か
コミュニケーションツールは長期に使用するものであり、過度に高額なツールは、会社の財務に負担をかけてしまいます。非現実的な料金だと、継続利用が困難になる可能性もあるでしょう。現実的な価格のツールを選ぶことで、持続可能な運用が可能となり、組織全体の生産性向上に貢献します。
昨今の社内コミュニケーションツールは、サブスクリプションでの継続課金が基本です。サービスによっては、初期費用や追加料金が発生するケースも見受けられます。中長期の運用を考慮し、コストパフォーマンスが良いものを選びましょう。
POINT3|導入はしやすいか
ツールの導入しやすさは、選定時の重要なポイントです。スムーズに導入できると、時間とリソースの節約につながり、チームの生産性を早期に向上させられます。導入のしやすさを評価する際は、「自己導入の可能性」「既存システムとの互換性」「チームメンバーによる円滑な利用」「導入時のサポート体制」の検討が重要です。
とくに、提供元からの十分なサポートは欠かせません。サポート体制が充実していると、新しいツールへのスムーズな移行が可能となり、ツールの効果的な活用を促進できるでしょう。
POINT4|使い勝手が良いか
ツールの使いやすさは、導入後のスムーズな運用と社内への浸透に影響します。直感的なインターフェースや操作性の良さは、ユーザーの抵抗感を減らし、効率的な業務遂行を可能にします。
また昨今では、リモートワークの普及にともない、在宅勤務や外出先での業務が増加しています。場所を問わずアクセスできることは、現代の働き方に欠かせない機能だといえるでしょう。使い勝手の良さと柔軟なアクセス性は、ツール選びの際に重視すべき重要なポイントです。
POINT5|外部サービスとの連携は可能か
社内コミュニケーションツールを選ぶ際には、他の業務システムやツールとの連携ができるかも重要なポイントです。とくに、API連携や他のサービスとの統合が可能なツールは、業務の効率化に役立ちます。
主要なアプリ(例えば、カレンダー管理ツールやデータ分析ツール)との連携により、異なるツール間で情報がスムーズに共有され、業務が円滑に進行することから、生産性も向上しやすいでしょう。
オススメの社内コミュニケーションツール10選
ここでは、オススメの社内コミュニケーションツールを紹介します。効果的なコミュニケーションは生産性向上の鍵となるため、自社に最適なツールを見つけることが重要です。
Webメール – yaritori|Onebox株式会社
「yariori」は、シンプルで使いやすいクラウド型のメールサービスです。
メールごとに社内メンバー向けのチャットができる機能や、メールの対応状況を表示する機能など通常のメールサービスにはない便利な機能がついています。
「スピーディーなコミュニケーションがしづらい」や「情報共有がしにくい」といった社内コミュニケーションの課題を、メールを中心に解決することができます。
では、yaritoriを使うことのメリットを具体的にみていきましょう。
社内への情報共有はチャットで解決
yaritoriでは、メールごとにチャットを開始し、チームでの相談や雑談が可能になります。
これにより、社内メンバー向けにメールを転送して情報共有・確認依頼をする必要がなくなり、社内コミュニケーションをよりスムーズに行えるようになります。
また、誰がメールを見たのかが分かる既読機能や、特定のメンバーに確認を促す「@メンション」などの機能も使えます。
メールの対応状況を可視化する機能
メールごとの「未対応」「対応済み」などの対応ステータスを管理することができるのも特徴です。
未対応のメールは、社内で誰がメールを返すのか「担当者」を設定できるため、チームでメール確認のステータスが可視化され、結果的に二重対応や対応漏れなどの課題を解決します。
yaritoriは1ユーザー980円から利用することが可能で、初期費用や最低契約期間もございません。14日間無料のトライアルもご利用できるので、お気軽にお申し込みください。
▼「yaritori」について、さらに詳しく知りたい方は以下の記事がオススメです。
【徹底解説】メール共有システムとは?メリットと活用事例を紹介
ビジネスチャット – Chatwork|Chatwork株式会社
Chatworkは、ビジネスコミュニケーションに特化したチャットツールとして、300,000社以上の企業が導入しています。
チャット機能に加えて、ファイルの共有などビジネスでの利用をスムーズにするための機能が充実しており、タスク管理などをすることも可能です。音声通話やビデオ通話にも対応しているため、リモートワークにおいてとても役に立つサービスです。
【料金】
フリー・ビジネス・エンタープライズプランがあり、それぞれ無料・¥500・¥800からご利用いただけます(※年間契約の場合の月額料金)
情報共有ツール – Qast|Any株式会社
Qastは、Q&A形式とwiki(メモ)形式で、社内のナレッジを一箇所に蓄積できる情報共有ツールです。属人化していた情報を集約し、いつでも検索可能な状態になります。
質問投稿・回答、ナレッジの共有への貢献をスコアで可視化、柔軟な権限設定などができます。リモートワークにおける情報共有を改善し、業務を効率化させることができるサービスです。
【料金】
フリー・スタンダード・エンタープライズプランがあり、それぞれ無料、¥600、¥900でご利用いただけます。(※年間契約の場合の月額料金)
Web会議システム – V-CUBE ミーティング|株式会社ブイキューブ
V-CUBE ミーティングはクラウド型Web会議サービスです。 Web会議のクラウド市場で13年連続でシェアNo.1を獲得しています。
HD対応の映像と高い接続性を特徴としており、ビデオ会議に加え、画面共有機能やレコーディング機能があります。PCスマートフォンなど様々な端末からWeb会議に参加することも可能で、ホワイトボード機能を使うことで資料共有や書き込みをすることもできます。
【料金】
料金体系に関しては、要問い合わせですが、導入前に無料トライアルを利用する事ができます。
LINEWORKS|LINE WORKS株式会社
「LINE WORKS」は、ビジネス向けに特化したコミュニケーションツールで、LINEの機能を活かしながら企業向けにカスタマイズされています。多くの企業や組織で導入されており、普段からLINEを利用しているユーザーにとっては親しみやすく、スムーズに使い始められるでしょう。タスク管理やスケジュール共有など、業務効率を向上させるための機能も充実しています。
【機能】
・チャット機能
・ファイル共有
・音声通話やビデオ通話機能
・タスク管理とカレンダー共有
【料金】
・初期費用:0円
・月額料金:
★フリー:無料/30人まで、5GB
★スタンダード:540円/人、人数無制限、1TB
★アドバンスト:960円/人、人数無制限、100TB
Notion|Notion Labs, Inc.
「Notion」は、オールインワンのワークスペースとして、「ノート作成」「タスク管理」「プロジェクトの整理」などを、一つのプラットフォームで行えるツールです。個人から大規模なチームまで、多岐にわたるユーザーに利用されており、柔軟性のあるカスタマイズが特徴です。情報を整理・共有するための機能が充実しており、さまざまな業務に対応可能です。
【機能】
・ノート作成と編集
・タスク管理
・データベース機能
・カレンダー
【料金】
・初期費用:0円
・月額料金:
★個人向けプラン_無料
★チームプラン_1,650円/人~
Slack|Salesforce社
「Slack」は、企業やチーム向けに設計された、コミュニケーションプラットフォームで、リアルタイムでのメッセージ交換・ファイル共有・チームのコラボレーションなどを、効率化するためのツールです。シンプルなインターフェースで使いやすく、プロジェクトやトピックごとにチャンネルを作成できるため、情報の整理が容易です。
【機能】
・チャット機能(個別およびグループ)
・ファイル共有と管理
・音声通話やビデオ通話機能
・アプリ連携およびボット機能
【料金】
・初期費用:0円
・月額料金:
★フリープラン(90日間の閲覧が可能)
★有料プラン_525円/人~(閲覧が無制限)
Talknote|Talknote株式会社
「Talknote」は、企業向けのコミュニケーションおよび情報共有ツールで、中小企業やチームに向けて設計されています。業務に必要な情報を一元管理できることで、社内コミュニケーションを円滑にし、情報の流れをスムーズにできるでしょう。タスク管理・意見交換・プロジェクト管理など、業務効率を向上させる機能が搭載されています。
【機能】
・チャット機能(個別およびグループ)
・メール共有
・タスク管理
・サンクス機能(メンバー同士で賞賛)
【料金】
・初期費用&月額料金:要問合せ(契約内容による)
Zoom|Zoom Video Communications, Inc.
「Zoom」は、リモートコミュニケーションに向けて開発された、ビデオ会議プラットフォームです。世界中の企業や教育機関で、広く利用されています。高品質な音声と映像を提供することで、オンラインミーティング・ウェビナー・クラスルームなど、多様なシーンでのコミュニケーションを円滑にし、チームのコラボレーションを強化します。
【機能】
・ビデオ会議
・ウェビナー機能
・画面共有およびファイル共有
・チャット
【料金】
・初期費用:0円
・月額料金:
★フリープランあり(※ビジネスには不向き)
★有料プラン_月2,399円~/人
TUNAG|株式会社スタメン
「TUNAG」は、企業の情報共有やコミュニケーションを促進するために設計された社内SNSプラットフォームです。従業員同士のつながりを強化し、組織文化を形成するための機能がそろっています。ナレッジ共有や議論を活発にするための機能が充実しており、リモートワーク環境でも、社員が一体感を持って業務を進められるようサポートします。
【機能】
・チャット機能
・情報共有ボード
・スレッド式のコメント機能
・分析ダッシュボード
【料金】
・初期費用&月額料金:要問合せ(契約内容による)
まとめ|コミュニケーションが円滑に行われることで得られること
本記事では、社内コミュニケーションを改善するITツールの種類と、選び方のポイントを紹介しました。リモートワークが当たり前となった昨今、社員間のコミュニケーションを促進し、効率化する必要があるでしょう。円滑なコミュニケーションは、業務効率化や負荷の軽減だけでなく、働きやすさにも影響します。
今こそコミュニケーションの重要性を再認識し、最適なツールを選び、企業と従業員の成長を促していきましょう。
「yaritori」は、問い合わせ対応の効率化に特化した「コミュニケーションツール」です。
メールごと社内メンバーに向けチャットができる機能や、メールの対応状況を表示する機能を搭載しています。
「スピーディーなコミュニケーションがしづらい」「情報共有がしにくい」といった社内コミュニケーションの課題を、メールを中心に解決できるため、業務の生産性を向上させます。7日間の無料トライアルで、ぜひ効果を実感してください!