
メールワイズ(Mailwise)は、「kintone」や「サイボウズOffice」などのグループウェアで知られるサイボウズ株式会社が提供しているメール共有システムです。
2003年から提供を開始した老舗サービスで、業界・業種問わず15,000社以上の企業で導入されている一方で、インターネット上では「使いにくい」という声も見られます。
そこで、この記事では、メールワイズが「使いにくい」といわれる理由について、「画面デザイン」「操作性」「機能」などの切り口で検証します。
結論として、メールワイズは最新のデザインや機能を希望する方には使いにくいともいえるかもしれません。
しかし、「初めてメール共有システムを導入する企業」や「シンプルな機能のみを求める企業」には使いやすいサービスといえるでしょう。
「yaritori」は、画面デザイン・操作性・導入のしやすさの「使いやすさ」で選ばれる問い合わせ管理システムです。メール対応を自動化するAIエージェント機能も提供しています。
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使いにくい?メールワイズ(Mailwise)とは
メールワイズ(Mailwise)は、チームでのメール対応を一元管理して効率化できるメール共有システムです。
メールごとに担当者や処理状況を設定できる「ステータス管理」や、社内で情報共有ができる「コメント機能」、過去のやり取りを確認できる「対応履歴」などを搭載しています。
複数人でのメール対応で発生する、メールの対応漏れや誤送信・二重送信を防止できます。さらに、情報共有が円滑になるので顧客対応の品質向上にも効果的です。
カスタマーサポートや営業など問い合わせ対応が発生する部署で活用されており、「星野リゾート」「ブックオフ」など15,000社以上の企業で導入されています。
メールワイズの機能やメリットについてさらに詳しく知りたい方は「メールワイズ(Mailwise)とは?主要機能や使い方・導入のメリットなどをご紹介」をご参考ください。
メールワイズ(Mailwise)の使いにくさとして考えられる要因
2003年から提供されているメールワイズ(Mailwise)は、15,000社以上の企業で導入されている人気の高いサービスです。
低コストで利用できる一方で、20年以上前に提供を開始したサービスであるだけに「使いにくい」との声も見られます。そこでこの記事では、使いにくさの要因として挙げられているポイントを3つに整理します。
- 画面デザイン
- 操作性
- 機能
そもそもサービスの使いにくさは、サービスを導入する目的や解決したい課題によって異なるでしょう。また、サービスを利用する側が求めているものやスキルによっても違います。
次章以降、それぞれ詳しくみていきましょう。
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①画面デザイン|メールワイズ(Mailwise)はUIが古い?
まず、メールワイズのUIがサイボウズ社特有の古いUI設計のため、ほかのメール共有システムと比較するとサービスに慣れるまで使いにくいというケースです。
メールワイズは2003年から提供を開始した老舗サービスであるため、長年にわたって培われたノウハウの豊富さはある一方で、モダンなUIデザインへの対応がほかのサービスと比較して遅れている側面はいなめません。
実際に、利用者からも「ユーザインターフェースが少し古く、使いにくいのが問題」との評価もあがっています。
一方で、2000年当初にIT投資を積極的に行い、レガシーなシステムが現役で稼働している企業にとっては、違和感なく利用できるシステムであると言えるでしょう。
②操作性|メールワイズ(Mailwise)はメールの返信までに画面切り替えが多い?
次に、メールワイズは、1つの受信箱でメール管理を行うため、メールの返信や作成など、作業が変わるごとに画面遷移が多く使いにくいというケースです。
ほかのメール共有システムと比較して、1つの画面で完結せずに複数の画面を行き来する必要があるため、作業効率が下がる可能性があります。
また、メールの詳細画面からメール移動を行う際や、コメント機能を使用する際にも、それぞれ専用の画面に遷移する必要があり、直感的な操作を妨げる要因となっています。
一方で、各画面でできる機能がシンプルであるため、慣れてしまえば誤操作を減らした運用が可能となるでしょう。
③機能|コメント機能などが古い?
最後に、メールワイズの機能面が古くて使いにくいというケースです。
特に、コメント機能については、メールや電話履歴、訪問履歴でコメントを書き込むことができるものの、「詳細画面でコメント欄が表示されない」といった不安定さを指摘する声も見られます。
さらに、スマートフォンアプリのサポート終了や、パッケージ版が2026年1月にサポート終了など、サービス領域を徐々に狭めている点も使いにくさの要因です。
ただし、クラウド版のメールワイズは引き続き提供されています。今後、導入する際にはクラウド版を活用すると良いでしょう。
メールワイズ(Mailwise)の評価・口コミを確認
実際に利用しているユーザーの評価や口コミは、メールワイズの導入を検討するうえで参考になります。ここでは、メールワイズに関する評価・口コミについてまとめました。
メールワイズ(Mailwise)に関する良い評価・口コミ
メールワイズの良い評価として、以下のような口コミが見られます。
- 複数職員で一つのメールアカウントを共有できる
- 未処理や処理中、済みなど。部署内全体で利用していたので誰が対応しているかが把握できるため、便利
- フォルダ分け、担当者のアサイン、テンプレ等々と基本的なメール管理ツールの機能は揃っている
メールワイズ(Mailwise)に関する悪い評価・口コミ
一方で、メールワイズの悪い評価として、以下のような口コミも見られます。
- 迷惑メール設定をアカウントごと全てでやらなければならないため、手間がかかる
- メールの保存容量を増量するときのコストがかなりかかる
- 文字入力欄の動作が重い
結論|メールワイズ(Mailwise)は初めてツールを利用する人にとっては使いやすい
これらの検証結果を踏まえると、メールワイズは「初めてメール共有システムを導入する企業」や「シンプルな機能のみを求める企業」には使いやすいサービスといえるでしょう。
メールワイズの強みは、低コストで導入できる点と、基本的なメール共有機能が一通り揃っている点です。
一方で、UIの古さや画面遷移の多さ、機能の安定性などの課題があることも事実です。モダンなUIや高度な機能を求める企業や、頻繁にモバイル端末からアクセスする企業にとっては、使いにくいと感じてしまうかもしれません。
導入を成功させるためには、メールワイズが提供する価値が本当にマッチしているかを慎重に見極めなければなりません。
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画面デザイン・操作性・導入のしやすさによる「使いやすさ」で評価されており、業界・規模問わず250社超の企業が利用しています。
初期費用・最低契約期間もなく、国内最低価格水準の1ユーザー月額1,980円〜で、すぐに利用を開始することができます。
まとめ|メールワイズ(Mailwise)の使いにくさは企業によって異なる
本記事では、「メールワイズは使いにくい」という評判について、①画面デザインの古さ、②操作性の問題、③機能の古さという3つの観点から検証しました。
検証の結果、「初めてメール共有システムを導入する企業」や「シンプルな機能のみを求める企業」にとっては使いやすいものの、「モダンなUIを求める企業」や「高度な操作性を重視する企業」にとっては使いにくさを感じる可能性があることが分かりました。
メールワイズが使いにくいかどうかは、企業側のニーズと期待値によって大きく左右されるため、導入前に無料トライアルを活用して実際の使用感を確認することをおすすめします。
なお、より使いやすいメール共有システムをお探しの方は、yaritoriの導入もご検討ください。
記事の執筆者:メール共有システム「yaritori」メディア編集部営業・CSなど対外的なメール対応が多い方向けにメール対応を効率化するポイントなどの情報を発信します。複数人でのメール対応や、社内メンバーとのコミュニケーションのお悩み解決をします。 |