「Re:lation」と「yaritori」は、複数名対応も可能なメール共有システムです。代表アドレスでのやり取りや顧客対応をチームで行う人が、比較・検討するケースも多いでしょう。
そこで当記事では、「Re:lation」と「yaritori」の両サービスについて、機能・価格・使いやすさなどのさまざまな観点から比較・解説します。サービス画面や操作性など、資料だけでは判断しにくいポイントにも触れるので、サービスの導入や乗り換えを検討する場合には、ぜひ参考にしてください。
メール共有システムである「yaritori」と「Re:lation」を徹底比較した資料をメールにてお送りいたします。当資料ではわかることは以下の通りです。
- 料金比較
- 機能比較
- どちらを導入すべきか
表向きにはなかなか見えてこない部分も比較しているので、ぜひご覧ください。
Re:lation(リレーション)とyaritoriのサービス概要
まずは、「Re:lation」と「yaritori」のサービス概要について解説します。
サービスを提供している運営会社について、基本情報や特徴をチェックしていきましょう。
運営会社の概要
Re:lationとyaritoriの運営会社に関して、以下の表にまとめました。
Re:lation | yaritori | |
運営会社 | 株式会社インゲージ | Onebox株式会社 |
本社所在地 | 東京都新宿区西新宿3-9-7 | 東京都港区南青山2-2-15 |
事業内容 | クラウドサービスの開発、提供 | メール共有システムの企画、開発、販売、運用 |
資本金 | 1093百万円(資本準備金含む) | 83百万円(資本準備金含む) |
サービスの特徴
双方の特徴や導入実績、新機能の追加有無などに関して、以下の表にまとめました。
Re:lation | yaritori | |
サービス提供開始日 | 2014年 | 2020年 |
特徴 | ・複数のメールを1つの画面で管理できる ・外部ツールとの連携(LINE・X・R-Messeなど) ・チーム内のメール対応状況をリアルタイムで共有 ・生成AI「AI社員」のよる機能を搭載 ・マルチチャネルを1つの画面で共有 | ・社内外のコミュニケーションの効率化を目指したサービス。メールサービスやビジネスチャットとしても使える ・導入から活用までの「使いやすさ」にこだわっている |
導入社数 | 5,000社以上 | 180社以上 |
代表的な導入企業 | Ultimate Life、博展、日本電気など | 朝日新聞、西川、UPSIDER、ラクスル |
新機能などのリリース情報 | 2024年に、以下とのチャネル連携をスタート・Chatwork・Instagram・Facebook | ・生成AIを活用した「yaritori AI」をリリース。メール文の自動作成・翻訳などができる ・問い合わせ対応で溜まったコンタクトへの一斉配信機能ができる「yaritoriメール配信」をリリース |
両サービスともに、メールの複数名管理に対応することがわかります。新機能のリリース情報も行なっており、Re:latironは外部ツールとの連携を開始し、yaritoriは生成AI関連の機能や新プロジェクトを開始しています。(yaritoriもすでに、Chatwork、Slackなどと連携済み)
メール共有システムである「yaritori」と「Re:lation」を徹底比較した資料をメールにてお送りいたします。当資料ではわかることは以下の通りです。
- 料金比較
- 機能比較
- どちらを導入すべきか
表向きにはなかなか見えてこない部分も比較しているので、ぜひご覧ください。
Re:lation(リレーション)とyaritoriの「サービスの導入」から基本機能の「使いやすさ」の比較
次に、サービスの導入方法と基本機能の使いやすさをみてみましょう。
導入のしやすさ
メール共有システムに限らず、新たなシステムを導入する際に導入負担の大きさとユーザビリティは重要なチェックポイントです。
メール共有システムは、メールの送受信の設定をし、メンバーの招待をすることで利用を開始できます。現在お使いのメールサービスからスムーズにサービスの利用を開始できるかが重要です。
Re:lation | yaritori | |
無料トライアル期間 | 10日間 | 7日間 |
無料トライアルから契約までの流れ | 無料トライアルからそのまま本契約に移行できるものの、そのまま有料利用になる | 無料トライアルからそのまま本契約に移行できる(本契約時に支払い手続きを実行) |
設定方法 | 1、サービススクエアよりアカウント発行 2、ログインおよび初期設定をすすめる 3、無料トライアル中に「デモンストレーションへの参加」または「訪問での説明」のいずれかを選ぶ | Gmail・Outlookを利用している場合、 yaritoriに同期させたいメールアドレスのID・PWを入力するだけで、 過去メールの同期が完了し、送受信履歴も残るように設定できる メール転送で設定することも可能です。あとはご利用ユーザーを招待するだけです |
利用開始までに必要な時間 | 即日 | 即日(1分) |
両サービスともに、無料でサービスを試せます。Re:lationでは、トライアル期間中に一定の説明を聞く必要があり、解約しなければ自動で有料に移行します。一方のyaritoriは、すぐにサービスの利用ができ、支払い手続きをしなければ自動課金の心配もないため、導入へのハードルが低いでしょう。
画面デザイン
いわゆるUIです。UIが優れていないと、ツールを導入しても使用が定着しません。
メール共有システムのUIを評価する際には、さまざまなITリテラシーのユーザーが利用することを考慮し、誰でもすぐに何をすべきか理解できるか、機能が複雑すぎないかを比較することが重要です。
Re:lation(リレーション)
gmailのようなデザインになっています。サイドバーにステータスが表示されていて、メールの進捗管理がしやすい画面です。
一方、受信箱ごとに画面を切り替える必要があるので、複数メールの管理は少しストレスがあります。メール本文の確認も画面遷移が必要で、一目で必要な情報を見ることができません。
yaritori
yaritoriは、使い慣れたGmailやOutlookのようなデザインです。サイドバーに、個人メールを含む複数のメールアドレスが表示され、アドレスの切り替えに画面の遷移がありません。また、自分が担当のメールや、コメントなども確認することも可能です。
メールの対応ステータスはメールの詳細画面に表示され、メール本文もひとつの画面で表示さます。加えて 「担当者」や「コメント」も表示されているので、直感的に何をすべきかがわかる仕様になっています。
基本機能の操作性
Re:lation | yaritori | |
ステータスの管理 L 返信状況 / 返信担当者 | ・ステータス表示…未対応・保留・対応完了・対応不要がデフォルトで設定 ・ステータス作成…保留中のステータスを10個までカスタマイズ可能 | ・ステータス表示…対応ステータスが「メールの詳細画面」に表示され、各担当者の対応状況が一目瞭然 ・ステータス作成…独自の内容も作成可能(※有料オプション) |
社内コミュニケーション L メールごとのチャットや未読既読など | ・コメント機能…メールごとにコメントできる ・未読や既読機能…なし | ・チャット機能…メールごとのチャットができる(@メンションも可能) ・未読や既読機能…搭載されている |
返信時の操作 L 二重対応防止やテンプレートなど | ・テンプレート…「メール全体に対応する」と「任意の箇所に挿入できる」の2種類が存在 ・自動ロック…あり | ・テンプレート…カテゴリごとのテンプレートを、ワンクリックでメールに挿入(送信者名などのコンタクト情報も自動挿入) ・自動ロック…あり |
特に注目すべき点として、「yaritori」では一つの画面でステータス管理から返信までのメール対応が可能であることが挙げられます。遷移することなく、メール対応ステータスを表示しながらメール本文の確認や返信文の作成ができるため、直感的に次に何をすべきかが分かる設計となっています。
Re:lationの場合はメールアカウントの切り替えやメール本文の確認ごとに画面遷移を必要とする作りになっていて、必要な情報をぱっと見で把握することができません。
両サービスはともにメールのステータス管理や返信の効率化に重点を置いていますが、使いやすさを考慮すると「yaritori」がおすすめです。
メール共有システムである「yaritori」と「Re:lation」を徹底比較した資料をメールにてお送りいたします。当資料ではわかることは以下の通りです。
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- 機能比較
- どちらを導入すべきか
表向きにはなかなか見えてこない部分も比較しているので、ぜひご覧ください。
Re:lation(リレーション)とyaritoriの機能について
サービスを比較する際に、機能面は重要な項目です。ここでは、各サービスの機能面について比較していきます。
基本機能
Re:lation | yaritori | |
複数メールの管理方法 | ・受信箱ごとの管理…複数のメールアドレスを受信箱に登録したうえで、それぞれの受信箱でメッセージを管理する | ・チームごとのメールアドレス…チーム別のメールアドレスを用意し、メッセージを管理する ・1つの画面で完結…サイドバーですべてのチームを表示でき、画面の切り替えも不要 |
メールの整理方法 | ・ステータス管理…未対応・対応完了などのステータスで管理 ・ラベル…ラベルを使用して整理 | ・ステータス管理…未対応・対応済みなどのステータスで管理 ・タグ…状況に応じたタグを使用 |
顧客管理 | ・アドレス帳…氏名や会社などの顧客データを管理 | ・アドレス帳…氏名や会社といった顧客データを管理(会社単位での対応履歴もチェック可) ・個別の情報管理…相手ごとに配信停止やエラー情報も管理 |
レポート | ・各種データを集計&分析…アサイン状況や対応状況・対応に費やした時間などを可視化 | ・各種データを集計&分析…各スタッフの対応頻度や、問合せ内容を分析し、業務の負担度も可視化 |
両サービスともに、複数メール管理やデータ分析といった、複数人での対応に必要な機能を一通り搭載しています。特筆すべき違いは、画面の管理方法です。Re:lationは、受信箱ごとに画面を切り替える必要があります、対してyaritoriは、画面の切り替えなしで複数メールの管理が1つの画面で完結し、見落としや対応漏れがより起きにくい構造になっています。
特徴的な機能
Re:lation | yaritori | |
メール送信の効率化 | ・対応期限…メールごとに対応期限を設定できる | ・開封履歴…誰がいつメールを確認したかがわかる ・フォローアップ…期日に返信がなかった場合に通知できる |
コミュニケーション機能 | ・掲示板…掲示板を通じて関係者に情報を共有 | ・チャット…個別でのチャットはもちろんのこと、グループを指定したチャットも可能 |
マルチチャネル | X、LINE公式、ChatPlusとの連携 | ・電話メモ ・LINE公式アカウントとの連携 |
ビジネスチャット連携 | 「Slack」「Chatwork」「Teams」との連携 | 「Slack」「Chatwork」との連携 |
外部システム連携(CRMなど) | IP電話、カートシステム(EC向け)などとの連携 | Salesforceとの連携 |
自社システム連携 | ・IP電話「Ralationクラウド電話」 ・メール配信機能「一斉配信+」 | ・自社サービス「メール配信システム」との連携 |
AI機能 | 返信作成や文章の要約をはじめ、テンプレート提案などの機能も搭載 | メール文の自動作成や変換をはじめ、クレームメールの判断も可能 |
ワークフロー・自動化 | ー | 件名やアドレスなどの条件を指定し、ステータスや対応可能な担当者を設定できる |
両サービスを比較すると、コミュニケーション機能・外部システムとの連携・AI機能など、一定の特徴的な機能を取り揃えています。yaritoriの方が「開封履歴」や「フォローアップ機能」が搭載されているため、多くのメールを管理するケースや、迅速な対応が必要な人にはyaritoriが適するでしょう。
Re:lation(リレーション)とyaritoriのサポートとセキュリティについて
Re:lation | yaritori | |
サポート体制 | 【サポートの種類】・メール・電話・チャット 【サポートの回数】・ライトプラン以上を利用で無料でのオンサイトトレーニングを提供 | 【サポートの種類】・メール・電話・オンライン・対面 【サポートの回数】・無制限 |
その他支援業務 | ー | ・お客様の状況や課題に応じて幅広く支援 ・自社ツールで解決できない悩みもサポート |
セキュリティ | 【暗号化】 メールのやり取りを暗号化し情報漏洩を防止 【不正アクセス防止】 ・IPアドレス制限 ・多要素認証 【その他】 ・操作履歴 ・添付漏れアラート ・自動削除機能など | 【暗号化】メールのやり取りを暗号化し情報漏洩を防止 【不正アクセス防止】 ・IPアドレス制限 ・多要素認証 ・IDやPWを1度間違えると一定期間ロック 【その他】 ・Google提供のSSLサーバー証明書 ・GitHubのdependabot活用による診断チェックなど |
セキュリティ面では、両者ともに不正アクセスや暗号化など一定の対策を施しています。サポート部分では、Re:lationの対応手段がメール・電話・チャットのみに対し、yaritoriではオンラインや打ち合わせにも対応しています。回数に制限を設けず、必要な時にいつでもサポートをうけられる点も特徴です。
Re:lation(リレーション)とyaritoriの料金について
料金もまた、サービスを比較するうえで重要なポイントだといえます。
ここでは、両サービスの料金体系や、初期費用・月額料金などを比較していきます。
Re:lation | yaritori | |
料金体系 | 以下4つで構成 ・初期費用 ・月額ユーザー課金 ・オプション ・データ容量 ※フリー・ライト・スタンダード・for Bizの4プラン | 以下3つで構成 ・月額ユーザー課金 ・オプション ・データ容量 ※ライト・スタンダード・ビジネスの3プラン |
初期費用 | あり | なし |
月額料金 | 月額料金12,800円から(※ライトプラン) | 1ユーザー1,980円から |
プランの違い(基本機能)・登録できるメールアドレス数・容量・ユーザー数 | 【登録できるメールアドレス数】 ・ライトプラン…1個 ・スタンダードプラン…3個まで ・for Biz…10個まで 【容量】 ・ライトプラン…3GB ・スタンダードプラン…20GB ・for Biz…100GB(※10GB追加ごとに2,000円) 【ユーザー数】 ・ライトプラン…3ユーザーから ・スタンダードプラン…10ユーザーから ・for Biz…100名から | 【登録できるメールアドレス数】 ・ライトプラン…3個まで ・スタンダードプラン…無制限 ・ビジネスプラン…無制限 【容量】 ・全プラン共通で、5GB×ユーザー数 (※10GB追加ごとに1,000円) 【ユーザー数】 全プランともに、2ユーザーから可能 |
オプション | 【チャネル追加】 ・Twitter…5,000円 ・LINE公式…10,000円など 【機能】 ・予約送信…5,000円 ・自動送信…2,000円など | 要問合せ |
最低契約期間 | なし | なし |
Re:lationは初期費用が発生するものの、yaritoriは発生しません。月額料金もRe:lationの最低料金が12,800円に対し、yaritotiは1,980円から利用でき、少人数ではyaritoriの方がリーズナブルです。
メール共有システムである「yaritori」と「Re:lation」を徹底比較した資料をメールにてお送りいたします。当資料ではわかることは以下の通りです。
- 料金比較
- 機能比較
- どちらを導入すべきか
表向きにはなかなか見えてこない部分も比較しているので、ぜひご覧ください。
Re:lation(リレーション)とyaritoriの口コミについて
最後に、「Re:lation」と「yarotori」の口コミ/評判について、比較を行います。
【Re:lation(リレーション)の評判の良い口コミ】
・Gmailに似た操作感で利用できる
・UIがシンプルなメールボックスで操作方法がわかりやすい
参考:BOXIL
【Re:lation(リレーション)の改善が期待されている口コミ】
・容量がすぐいっぱいになって追加料金が発生する
参考:BOXIL
・サーバーエラーや受信の遅延がときどき発生するので、改善してほしい
参考:ITトレンド
【yaritoriの評判の良い口コミ】
・操作性に優れていて、サポートも手厚いから安心して利用できる
参考:BOXIL
・Gmailとは比べものにならない手軽さ、しかも安い
参考:BOXIL
【yaritoriの改善が期待されている口コミ】
・ レポート機能を強化してほしい
参考:アポレル
SNSなどの情報を参照すると、「Re:lation」「yaritori」ともに、一定の評価が見受けられました。Re:lationは、操作性が良いという意見もある反面、容量がすぐにいっぱいになるや他社との差別化を求めるといった改善の声も見られます。yaritoriは、「サポート体制が良い」や「リーズナブルで使いやすい」といった意見が見受けられました。
まとめ
Re:lationとyaritoriの両サービスには異なる特徴があり、機能や価格はもとより・使いやすさも異なります。リーズナブルかつコストパフォーマンスが高く、チームでのコミュニケーションを円滑にしながら「メール管理」をすすめたい場合には、yaritoriがおすすめです。
サポート体制にも定評があり操作性にも優れるため、システムに詳しくない人であっても、安心して利用できます。
yaritoriは「メールの複数人対応」での効率化を徹底的に意識し、二重対応や対応漏れを防止するなど、メール管理の品質向上を実現できるシステムです。
適切なメール管理ができるシステムをお探しの場合には、まずは「7日間のトライアル」をお試しください。
メール共有システムである「yaritori」と「Re:lation」を徹底比較した資料をメールにてお送りいたします。当資料ではわかることは以下の通りです。
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