IP電話サービス「りもふぉん」とは?機能(使い方)や料金などをご紹介

りもふぉんとは、電話対応の工数を大幅に削減可能なクラウドPBX・IP電話サービスです。

りもふぉんの特徴は外線から着信があった際に、最大10台のスマートフォンを同時に呼び出す機能です。登録した電話番号に直接電話が転送されるため、担当者は勤務場所を問わず電話対応が可能です。

内勤担当者は折り返し依頼の連絡を担当者に送る必要がなくなり、業務を中断する機会が減ります。チームや組織での電話対応をスムーズにできるIP電話サービスと言えるでしょう。

本記事では、りもふぉんの機能やメリット、料金プランなどについてご紹介いたします。

りもふぉんとは?サービス概要 

りもふぉんとは、クラウド時代に誰でもかんたんに使えるクラウドPBX・IP電話サービスです。りもふぉんを使うことで、在宅勤務や複数拠点で勤務をしていてもどこでも電話の受付と発信を進めることができるようになります。

複数のスマホを同時に呼び出し、最大同時に10通話ができるなど、特徴的な機能が備わっています。高品質な通話で、WEBから簡単導入(アプリのインストールは不要)で利用できます。

北海道札幌市に拠点のある合同会社クラウドエンジンにより提供されています。

りもふぉんの機能①|ビジネス電話(発着信)機能

りもふぉんは「ビジネス電話に特化した機能」「電話対応の管理を容易にする機能」の大きく2種類の機能が搭載されているサービスです。ここでは各機能の詳細に関して詳しく述べていきます。

ビジネス電話機能とは、顧客や取引先とのやりとりに必要な機能です。着信グループでの電話受付をはじめ、りもふぉんには電話対応の効率化や通話料削減を図れる機能が多数搭載されています。

着信グループでの電話受付

顧客や取引先から050の番号で外線があった場合、最大10人のスマートフォンに着信が入る機能です。社員の誰かが電話に出ると呼び出しが終了する仕組みとなっており、担当者が不在でも同じ部署の社員が電話対応できるため、顧客からの連絡に素早く対応できまるのが特徴です。

また、登録した電話番号に電話が転送されるため、内勤の社員が外出中の社員に連絡があった旨を伝える必要はなくなります。

050番号での発信

050から始まる電話番号を使い、電話をかけられる機能です。050番号は勧誘電話に多数利用される電話番号ですが、りもふぉんの場合は相手の電話画面にこちらが使用する電話番号は表示されません。迷惑電話と間違えられる事態を避けられます。

自動応答

着信グループに登録されている電話がすべて通話中の場合、自動音声が流れる仕組みです。会議中や通話中に電話がかかってきても、問い合わせに自動で対応と受付ができます。また、営業時間を設定しておくと、休日や営業時間外にかかってきた電話にも自動音声を流すように設定できます。

留守番録音

電話に出られなかった場合、音声データを録音できる機能です。音声データやメッセージはクラウド上で保存されるため、録音時間の制限がありません。通信環境が整っていれば、場所や時間を問わず録音内容を確認できます。

着信拒否

勧誘や嫌がらせの電話に対し、電話番号を登録すると着信を拒否できる機能です。着信拒否を設定すると、相手の電話に「この電話番号にはおつなぎできません」とのアナウンスを流すことができます。

りもふぉんの機能②|管理機能

りもふぉんの管理機能には発着信一覧や発着信メモなど、複数の場所で社員が働いている企業向けの機能が多数搭載されています。搭載機能を順番に紹介します。

発着信一覧

着信があった電話番号や対応した社員の名前、録音の有無が表示される機能です。クラウド上で情報の保存と開示がおこなわれるため、スマートフォンに履歴は残りません。プライベート用のスマートフォンを業務で使っていても、情報漏えいのリスクを避けられます。

発着信メモ

発信や着信履歴に関する内容を最大50文字まで保存できる機能です。管理者はオフィス以外の場所で働く社員が、どのような電話対応をしているか、画面上で正確に把握できます。

未対応着信へのメール通知

営業時間外や休業日にかかってきた電話に対し、誰も折り返しをしていない場合にメールで通知する機能です。新規顧客や休眠顧客など、電話帳に登録されていない顧客から電話があった際、対応漏れによるトラブルや機会損失を避けられます。

スタッフアカウント

管理者と電話対応をおこなう社員が、操作可能な機能を区別するための機能です。管理者が特定の社員を対象にIDとパスワードを付与します。アカウントを付与された社員は着信履歴の確認や着信先設定、電話帳などの機能を活用できます。退職者管理などを有効化できる機能になります。

電話帳

顧客や取引先の電話番号を登録しておく機能です。電話でのやりとりが多い企業の連絡先を登録しておくと、スムーズに業務を進められます。

自動音声案内

050番号に電話がかかってきた際、自動音声案内を流す機能です。同時に複数の着信があった際も、個々に音声案内が流れます。相手の電話番号は会員ページに表示される仕組みです。音声の内容は自由に変更できます。

複数の電話番号使用

1つのアカウントで複数の電話番号を利用できます。部署ごとでの使い分けが可能です。電話番号ごとに担当者設定ができるため、部署や業務ごとの設定など柔軟な人員配置をおこなえます。

りもふぉんの特徴・メリット

りもふぉんの特徴・メリットは以下の5点です。
個々の特徴を順番に述べていきます。

1.最大10台のスマートフォンを同時に呼び出せる

顧客や取引先から電話があった際、最大10台のスマートフォンに着信が同時に表示されます。内勤の社員が会議や研修で長時間離席をしていない限り、問い合わせへの対応が望めるでしょう。

また、顧客が050番号へ電話をかけた際は、外出中の営業担当者や在宅勤務で働く社員のスマートフォンにも着信が表示されます。内勤の社員が折り返し依頼の連絡を入れる必要はありません。

2.初期費用や導入の手間が少なく導入しやすい

スマートフォンアプリのインストールやSIPフォンの購入をしなくても、ビジネス電話の機能を利用できます。りもふぉんは通話の際、登録したスマートフォンの電話機能を活用しています。アプリの互換性不一致やSIPフォンの在庫切れに悩まされる心配はいりません。

また、配線工事や設備導入の必要性もないため、初期費用を大幅に抑えられます。

3.通話品質の水準が高い

りもふぉんは携帯電話やスマートフォンに直接連絡が入る仕組みを採用しています。通話の際は公衆電話回線を利用しており、通信環境に左右されません。速度遅延や通信障害の発生を気にせず、オフィス内と同じように相手と通話を続けられます。

4.外出先での盗難や紛失による情報漏えいを避けられる

りもふぉんはデバイス上に情報を残さない仕組みを採用しています。外線から着信があった際、相手の電話番号はスマートフォンや携帯電話の画面に表示されません。相手の電話番号は、りもふぉんの会員専用ページから確認する流れです。

スマートフォンや携帯電話に履歴が残らないため、紛失や盗難による情報漏えいのリスクを避けられます。

5.勤務場所によって設定変更を行う手間を省ける

着信グループに電話番号を登録しておくと、050番号で外線があった際に指定のスマートフォンや携帯電話に連絡が転送される仕組みです。

ハイブリッドワークを導入している場合でも、出社と在宅勤務に応じて設定内容を変更する必要はありません。また、通話ができない場合は着信が鳴らないよう、会員ページから設定内容を変更できます。

りもふぉんの料金プラン

りもふぉんの料金プランはベーシックプランとスタンダードプラン、音声応答のみの3種類から選択できます。3つのプランの概要を以下の表にまとめました。

料金プランの概要

ベーシックプランスタンダードプラン音声応答
初期費用0円0円0円
月額基本料金
(050番号1つにつき)
1,078円(税込)
※着信人数によらず同額
1,518円(税込)
※着信人数によらず同額
748円(税込)
通信費
※前週分を毎月曜に決済
・21円/分 050アプリ
(携帯電話とPHP宛)

・9円/分(固定電話宛) 
・21円/分 050アプリ
(携帯電話とPHP宛)

・9円/分
(固定電話宛) 
音声応答4円/回4円/回4円/回
音声応答後の録音21円/分

ベーシックプランとスタンダードプランの差は、利用できる機能の数です。ベーシックプランでは着信拒否や留守番録音、未応答メール通知などの機能が利用できません。電話対応が多い場合はスタンダードプラン、少ない場合はベーシックプランを選択しましょう。

また、有料プランの前に7日間の無料トライアルを利用するのもおすすめです。機能性や自社との相性を無料で確認できるため、ミスマッチにともなう無駄な費用の発生を避けられます。

りもふぉんの導入事例(利用シーン)

りもふぉんの利用シーンを3つ紹介します。

数名のグループで電話対応をしている業種の事例

グルメサイトの加盟店受付や小規模コールセンターなど、電話対応が多い企業の事例です。着信グループの電話受付機能を利用すると、一度に最大10件の問い合わせを処理できます。りもふぉんの導入によって、顧客の取りこぼしが減りました。

また、着信設定の画面で電話転送の有無を簡単に変更できます。社員の勤務状況やシフトに応じて、着信を表示するスマートフォンを柔軟に設定できます。

外出先での業務が多い業種の事例

建設業や出張医療、訪問サービスなど、現場作業が多い業種の事例です。転送機能によって、オフィスにかかってきた電話を050番号でスマートフォンへ転送すると、外出先でも電話対応ができます。

外線をすべてスマートフォンへ転送するよう設定すると、オフィスに電話番や固定電話を置く必要がなくなり、人件費や通話料を削減できたという事例になります。

ハイブリッドワークを導入している企業の事例

着信転送や050転送機能によって、事前に登録していた電話番号に着信が表示されます。外線があるとスマートフォンや携帯電話に自動的に連絡が入るため、勤務場所を問わず電話対応が可能です。

また、りもふぉんは通話品質の水準も高く、通信環境に左右される心配もいりません。在宅勤務の場合でも、速度遅延や通信障害の発生を気にせず顧客からの電話に対応できます。

りもふぉん導入までの流れ

以下の流れに沿って手続きを進めていきます。

  1. りもふぉんのホームページを開く
  2. 必要事項を入力してアカウントを作成する
  3. 本人確認資料をアップロードし、承認する
  4. 着信先や営業時間などを設定する
  5. サービス開始を選択する
  6. 決済方法を選択する
  7. 当月基本料金を決済する

当月基本料金の決済までを終えると本登録となり、手続きが完了します。アカウント作成の前にデモ機を試したい場合は、7日間の無料トライアルを利用しましょう。無料で通話品質や機能性、会員ページの操作画面などを確認できます。

まとめ

りもふぉん最大の特徴は、最大10台までスマートフォンを同時に呼び出せる点です。担当者が離席していた場合でも、別の社員が顧客や取引先からの電話に素早く対応できる点でした。

外線は事前に登録しておいた電話番号に転送されるため、勤務場所を問わず電話の受付と対応が可能です。また、りもふぉんは公衆電話回線を利用しており、通話品質は通信環境に左右されません。速度遅延やアプリの不具合などを気にせず、利用できる点は強みと言えるでしょう。

在宅勤務など自由度の高い働き方を実現でき、育児や介護を理由に退職する社員の数も減らせるでしょう。

そして、りもふぉんを導入する際に必要な作業は、サイト上で必要事項の記入や身分証明、決済方法を選択するだけです。配線工事や設備導入は必要ありません。申請から最短即日でサービスを利用できる手軽さも魅力です。

IP電話やクラウドPBXの導入を検討している方に、おすすめのサービスです。


IP電話について詳しく知りたい方は以下の記事も是非参考にしてみてください。
【最新版】IP(050)電話8選比較|種類やメリット・選び方について解説


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