Webメールは、ブラウザ上でメールの送受信ができるサービスです。GmailやYahoo!メールなどが有名で、専用のソフトをインストールしなくても、インターネット環境さえあれば利用できる点が魅力のひとつです。
一方で、無料で使えるWebメールは他にもさまざまなサービスがあり、どのように選べばよいか迷うことも多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、無料Webメールの選び方とあわせて、おすすめのサービス5選を比較紹介します。ビジネスで利用する際の注意点についても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
「yaritori」は、代表メールアドレスを複数人で管理できる機能やAIによるメール自動返信機能などが備わったWebメールです。
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Webメールとは
まずは、Webメールに関する基本知識について見ていきましょう。
Webメールとはブラウザ上でメールを送受信するサービス
Webメールとは、Google ChromeやMicrosoft Edgeなどのブラウザを使って、インターネット上でメールの送受信や管理を行うサービスです。
最大の特徴は、PCやスマートフォンに専用のソフトウェアをインストールする必要がない点です。インターネットに接続できる環境さえあれば、ブラウザからログインするだけで、すぐにメール機能を利用できます。
複雑な初期設定やサーバー管理はサービス提供者が行うため、ユーザーは手間なくメールのやり取りに集中できます。このように、Webメールは、利用が容易で利便性が高い点が特徴のサービスです。
「Webメール」と「メールソフト」の違い
Webメールとよく比較されるのが、PCにインストールして使う「メールソフト」です。両者の主な違いは、データの保存場所と利用環境にあります。
・Webメール(ブラウザ型)
メールのデータはクラウド上に保存されます。そのため、PCやスマホなど端末を問わず、どこからでも同じメールボックスを確認できます。端末が故障してもデータは消えませんが、オフライン環境では利用できません。(例:Gmail、Yahoo!メール)
・メールソフト(インストール型)
データは「PC等の端末内」に保存されます。一度受信すればオフラインでもメールを確認できますが、別のPCで見るには設定やデータ移行が必要です。(例:Thunderbird、Outlookデスクトップ版)
「複数のデバイスでメールを見たい」「手軽に使いたい」という場合はWebメールが、「特定のPCでじっくり作業したい」「オフラインでも見たい」という場合はメールソフトが適しています。
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無料のWebメールを使うメリット
無料で使えるWebメールには、コストがかからないという点以外にも、メリットがあります。ここでは、特にWebメールならではの3つのメリットについて見ていきましょう。
インストール不要で登録後すぐに使える
Webメールの大きなメリットのひとつは、導入のハードルが低いことです。
PCに専用のソフトウェアをインストールしたり、サーバー情報(POP/IMAP)を入力したりといった面倒な設定作業は不要です。ブラウザから公式サイトにアクセスし、アカウントを登録するだけで、すぐにメールの送受信を開始できます。
「まずは試しに使ってみたい」「急ぎでメールアドレスが必要になった」という場合でも、トライアル感覚で気軽に利用を始められる手軽さがメリットです。
インターネット環境があればどこでも利用できる
Webメールは、インターネットにつながる環境さえあれば、場所や端末を選ばずに利用できます。
メールデータはクラウド上に保存されているため、オフィスのPCで作成中のメールを移動中にスマートフォンから送信したり、自宅のタブレットで過去のメールを確認したりできます。
端末ごとのデータ移行や同期設定も不要で、IDとパスワードさえあれば、どのデバイスからでも常に同じメールボックスにアクセスできる利便性は、Webメールならではの強みです。
端末のストレージ容量を圧迫しない
メールデータや添付ファイルがサービス提供者のサーバー(クラウド)に保存されるため、自分のPCやスマートフォンのストレージ容量を消費しない点もメリットです。
インストール型のメールソフトの場合、メールを受信するたびにPCのハードディスク容量を使いますが、Webメールなら端末のスペックを気にする必要がありません。
また、万が一PCが故障したり紛失したりしても、データはクラウド上に安全に残っているため、新しい端末からログインするだけですぐに復旧できる点もメリットです。
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無料で使えるWebメールの選び方
数ある無料Webメールの中から、自分に合ったものを選ぶためのポイントを5つ紹介します。
セキュリティ対策や迷惑メールフィルターの精度は十分か
Webメールを選ぶ上で、安心して利用できる十分なセキュリティ対策が講じられているかは、最優先で確認すべきポイントです。インターネット上でデータを管理するWebメールは、不正アクセスやフィッシング詐欺のリスクと常に隣り合わせだからです。
具体的には、第三者による乗っ取りを防ぐ「2段階認証」や、危険なメールを自動で検知・隔離する「迷惑メールフィルター」の精度などを確認しましょう。Gmailのような強力なフィルターを持つ大手サービスを選ぶと安心です。
メールボックスの保存容量は十分か
無料で使えるデータ容量の上限も重要な比較ポイントです。容量が不足すると、過去のメールを削除しなければならなくなったり、新しいメールが受信できなくなったりして業務に支障をきたします。
Webメールの場合、Googleドライブなどのクラウドストレージと容量を共有しているケースも多いため、メール単体でどれくらい使えるかを確認しておきましょう。画像や資料を頻繁にやり取りする場合、最低でも10GB〜15GB程度の容量があるサービスを選んでおくと、すぐに一杯になる心配がありません。
独自ドメインが利用できるか
ビジネス利用を見据えるなら、将来的に独自ドメイン(@company.co.jpなど)が利用できるかも確認しておきましょう。
基本的に、無料のWebメールでは「@gmail.com」などのフリーメールアドレスしか使えません。しかし、サービスによっては有料プランへアップグレードすることで、独自ドメインを設定できるようになるものもあります。
最初は無料版で始めても、事業が軌道に乗ったタイミングで信頼性の高い独自ドメインへスムーズに移行できるよう、有料プランへの「拡張性」があるサービスを選んでおくと安心です。
連携できる関連サービスは豊富か
日常的に使う他のビジネスツールとスムーズに連携できるかも重要です。Webメールはブラウザで動作するため、他のクラウドサービスとの相性が非常に良いのが特徴です。
例えば、Googleの「Gmail」ならGoogleカレンダーやGoogleドライブと強力に連携しており、メール画面からワンクリックで予定を登録したりファイルを添付したりできます。Microsoftの「Outlook.com」なら、WordやExcel、Teamsとの連携がスムーズです。
単にメール機能だけで選ぶのではなく、自分が普段利用しているツールとの相性を考えることで、業務全体の効率を大きく向上させることができます。
操作画面(UI)の使いやすさとスマホ対応しているか
毎日使うツールだからこそ、操作画面(UI)の見やすさや、スマートフォンでの使い勝手は妥協できないポイントです。
PCのブラウザで使いやすいことはもちろん、外出先でも快適にメール確認ができるよう、専用のスマホアプリが提供されているかを確認しましょう。「通知がリアルタイムで届くか」「スマホでも添付ファイルがプレビューできるか」といった操作性は、対応スピードにつながります。
可能であれば、実際にいくつかのアカウントを作成して操作感を試し、自分にとってストレスなく使えるものを選ぶことをおすすめします。
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無料で使えるおすすめのWebメール5選比較
ここでは、無料で利用できるおすすめのWebメールを5つ、それぞれの特徴とともに紹介します。
Gmail|Google
Gmailは、Googleが提供する世界最大級のWebメールサービスです。最大の特徴は、GoogleカレンダーやGoogleドライブ、MeetといったGoogle系サービスとの強力な連携機能で、メールから直接予定を入れたり、大容量ファイルをドライブ経由で送ったりと、業務効率を大幅に向上させます。
機能面では、世界最高水準の迷惑メールフィルターを持ち、危険なメールを自動でブロックするためセキュリティ対策も万全です。保存容量はGoogleドライブ等と共有で15GBまで無料で利用できます。
無料版では独自ドメインの利用はできませんが、有料のGoogle Workspaceに移行すれば利用可能になります。優秀なスマホアプリも提供されており、マルチデバイスでの利用にも最適です。
Outlook.com|Microsoft
Outlook.comは、Microsoft社が提供するWebメールサービスです。WordやExcel、TeamsといったOffice製品との連携がスムーズで、メール画面から直接Officeファイルのプレビューや編集が可能です。
セキュリティ面でもビジネス向け製品と同等の高い技術で保護されており、安心して利用できます。無料で15GBのメールボックス容量が提供され、ビジネスで標準的なOutlookの操作感そのままに、スマホアプリでも快適に利用可能です。独自ドメインは無料版では使用できませんが、有料のMicrosoft 365プランを契約することで対応可能となります。
普段からWindows PCやOfficeソフトを利用している方には最適な選択肢と言えるでしょう。
Yahoo!メール|LINEヤフー株式会社
Yahoo!メールは、LINEヤフー株式会社が運営する、日本国内で知名度の高いWebメールです。長年運用されている安心感と、日本語のメニューがわかりやすく、誰でも直感的に使える操作画面が特徴です。「きせかえテーマ」などで画面の見た目を自分好みにカスタマイズできる点も人気があります。
セキュリティ面では、ウイルスチェックや迷惑メールフィルターなど、安心して使うための基本機能が充実しています。保存容量は利用状況に応じて最大10GBまで無料で利用可能です。
独自ドメインの運用には基本的に対応していませんが、Yahoo!カレンダーなど同社サービス内での連携はスムーズです。使いやすいスマホアプリが提供されており、手軽にメールを確認したいユーザーに適しています。
iCloud メール|Apple

iCloudメールは、Apple製デバイス(iPhone、iPad、Mac)を利用しているユーザーであれば、Apple IDを作成するだけですぐに利用できるWebメールです。最大の特徴は、無料版であっても広告が表示されない点で、画面が非常にシンプルでメールの読み書きに集中できます。
セキュリティ面では2段階認証機能が提供されており、高い安全性を誇ります。保存容量はiCloudストレージ全体で5GB(無料版)と他社に比べてやや少なめですが、Apple純正のカレンダーやリマインダーとはシームレスに連携します。
有料の「iCloud+」に加入することで、独自ドメインを設定して利用することも可能です。Apple製品間での同期が完璧なため、Appleユーザーであれば快適に操作できるでしょう。
AOLメール|Yahoo Inc.

AOLメールは、アメリカのYahoo Inc.が提供するWebメールサービスです。日本ではGmailなどに比べると知名度は低いものの、メールボックスの保存容量が無制限という点が特徴です。
セキュリティ面では、迷惑メールフィルターやウイルスチェックなど標準的な機能を備えています。独自ドメインの利用には対応しておらず、他サービスとの連携機能も限定的ですが、その分機能はシンプルで迷わずに使えます。
スマホからもブラウザや各種メールアプリ経由で問題なく利用できるため、容量重視のサブアドレスとしての利用にも適しています。容量を気にせず大量のメールや添付ファイルを保存し続けたいユーザーにとっては、有力な選択肢となるでしょう。
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無料のWebメールをビジネスで利用する際の注意点
無料Webメールにはメリットがある一方で、注意点も存在します。実際に活用する際には、以下の点に注意しましょう。
フリーメールアドレスは社会的信用が低くなりやすい
ビジネス利用における懸念点は、「@gmail.com」や「@yahoo.co.jp」といったフリーメールアドレスしか利用できず、独自ドメインを取得できないケースが多い点にあります。
フリーメールアドレスは誰でも匿名で取得できるため、取引先によっては「セキュリティ意識が低い」「実態のない会社ではないか」と不信感を持たれる可能性があります。企業の顔となるメールアドレスで信頼を損なわないためにも、ビジネスでは独自ドメイン(@会社名.co.jpなど)の運用を検討しましょう。
セキュリティリスクと情報漏洩への懸念
一般的に、無料のWebメールに搭載されているのは「基本的なセキュリティ機能のみ」である場合が多く、有料の法人向けサービスと比較すると不安が残ります。
ビジネスでは顧客情報や機密データを扱う機会も多いため、万が一情報漏洩が発生すれば、企業の信頼失墜や損害賠償問題に発展しかねません。
高度なウイルス対策や、管理者によるアクセスログ監視、誤送信防止機能など、十分なセキュリティ対策を講じるためには、無料版では不十分な場合があります。
万が一のトラブル時にサポートが受けられない
業務で利用するツールとして、サポート体制の有無も重要なポイントです。無料のWebメールは、基本的に電話やメールでの個別サポート窓口が用意されていないことがほとんどです。
「突然メールが送受信できなくなった」「アカウントにログインできない」といったトラブルが発生しても、自力でヘルプページを調べて解決するしかありません。その間、業務がストップしてしまうリスクがあるため、ビジネスを止めないための体制としては心もとないと言えます。
広告表示が業務の妨げになる場合がある
無料Webメールの多くは広告収入によって運営されているため、操作画面に広告が表示されることが一般的です。
広告が視界に入ると集中力が削がれるだけでなく、業務中に誤って広告をクリックしてしまい、無駄な時間ロスが発生することもあります。スムーズかつ快適に業務を行う上では、広告表示のない有料版Webメールの方が適しているでしょう。
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ビジネスで使うWebメールなら「yaritori(ヤリトリ)」
無料のWebメールは便利ですが、チームでの共有やセキュリティ面では課題が残ります。機能やセキュリティ面にすぐれ、メールに関する課題解決に最適なサービスをお探しなら、メール共有システム「yaritori」がおすすめです。
直感的な操作感で高度な共有管理を実現
yaritoriは、個人のWebメールのような直感的な操作で、チーム全員のメール対応を「見える化」できるシステムです。
届いたメールごとに「未対応」「対応中」「完了」といったステータスや、誰が対応するかという「担当者」をワンクリックで設定できます。また、チーム全員がリアルタイムで状況を把握できるため、無料Webメールでの共有で起こりがちな「誰かが対応するだろう」という放置や、二重返信といったトラブルを根本から防止します。
さらに、メールごとに社内で相談できる「チャット機能」や、優秀な返信文を共有できる「テンプレート機能」も充実しており、複雑な管理作業をすることなく、対応品質の均一化とスピード向上が実現可能です。
GmailやOutlookからの移行がワンクリックで可能
新しいシステムを導入する際、面倒なのが初期設定やデータ移行ですが、yaritoriならその心配もありません。
現在利用しているGmailやOutlookの設定をそのまま連携できるため、サーバーの移管作業なしで、最短1分で利用を開始できます。
使い慣れたメールアドレスを変える必要もなく、過去の送受信履歴もスムーズに引き継げるため、業務を止めずにチーム管理体制へと移行可能です。
サービスの特徴や主要な機能などをまとめた資料を無料でお送りさせていただきますので、ぜひご活用ください。
無料Webメールは、個人やビジネスで手軽に利用したい人におすすめ
この記事では、無料で使えるおすすめのWebメール5選や、失敗しない選び方、ビジネス利用時の注意点について解説しました。
無料のWebメールは、コストをかけずにアカウント登録だけですぐに利用でき、場所を選ばずアクセスできる利便性が魅力です。プライベートでの利用や、コストを最優先したい個人事業主の方などであれば、今回ご紹介したサービスで十分快適に活用できるでしょう。
一方で、企業の信頼性やセキュリティ対策が問われる本格的なビジネス利用においては、機能制限のある無料版では心もとない場面も出てきます。その場合は、有料版へのアップグレードや、メール共有システム「yaritori」の導入をご検討ください。
メール対応の効率化から始めるAI・DXツール「yaritori(ヤリトリ)」メディア編集部。
営業・CSなど対外的なメール対応が多い方向けに、問い合わせ対応・顧客管理・一斉送信に関する情報や、AI・DXなどの最新テクノロジー情報を発信します。