クラウドメールサービスとは、インターネット上のサーバーを利用して、電子メールの送受信や保存を行うサービスです。
本記事では、クラウドメールサービスの種類・それぞれのメリット、おすすめのサービスを8つ紹介します。サービスごとに特徴や機能が異なるため、利用目的に適したサービスを選定することが日々の業務の効率化につながります。
ぜひこの記事をサービスの比較検討にお役立てください。
「yaritori」は、対外的な顧客対応を担う営業・CSに特化したクラウドメールサービスです。「複数メールの対応状況をチームで一元管理」「Slack・Chatwork連携」などで社内外のコミュニケーションをシームレスにし、迅速な顧客対応を実現することができます。
業界・規模問わず180社を超える企業にご利用いただいています。サービス概要・導入事例がわかる資料をお送りしますのでお気軽にダウンロードしてください。
おすすめのメールクラウドサービス比較8選
はじめに、おすすめのメールクラウドサービスを8つ紹介します。
1,yaritori
2,Gmail
3,Exchange Online
4,Yahoo!メール
5,MailDealer
6,Active! mail
7,@Securemail Plus Webmail
8,CYBERMAILΣ
「yaritori」は、対外的な顧客対応を担う営業・CSに特化したクラウドメールサービスです。「複数メールの対応状況をチームで一元管理」「Slack・Chatwork連携」などで社内外のコミュニケーションをシームレスにし、迅速な顧客対応を実現することができます。
業界・規模問わず180社を超える企業にご利用いただいています。サービス概要・導入事例がわかる資料をお送りしますのでお気軽にダウンロードしてください。
yaritori|Onebox株式会社
「yaritori(ヤリトリ)」は個人のアドレスに加えて、複数のアドレスを社内メンバー複数人で管理することができるクラウドメールサービスです。直感的に操作できるUIを採用し、サクサク動く操作性も特徴です。
社外からの問い合わせ対応など、部署単位で多くのメール対応をしている企業におすすめします。
機能と効果
・複数のアドレスを一元管理:個人利用・複数名利用の使い分けも可能です
・未対応・対応済みを可視化:対応漏れを防止します
・返信ロック機能:二重に返信してしまうミスを防止します
・メールごとのチャット機能:対応者・対応方法などを手軽に相談できます
・AI機能:メール文の自動作成や日本語から英語への変換をサポートします
料金
・初期費用:0円
・月額料金:1,980円~/人
7日間の無料お試しも可能なので、現場の使用感を確認してから導入できます。サポート体制も万全なため、安心して利用できるでしょう。
Gmail|Google
「Gmail」はGoogleが提供するクラウドメールサービスです。プライベートはもちろんのこと、ビジネスメールとしても活用されており、全世界におけるメールユーザーの28%が利用しています。
機能
・検索機能
・自動振り分け
・フィルタリング
料金
Gmail自体は無料ですが、Google提供の各種ツールをビジネス使用できる「Google Workspace」に登録する場合は、利用料金がかかります。料金は以下の通りです。
・初期費用:すべてのプランで0円
・月額費用:プランによって異なる
★Business Starter…月額換算680円/1人あたり30GB
★Business Standard…月額換算1,360円/1人あたり2TB
★Business Plus…月額換算2,040円/1人あたり5TB
★Enterprise…料金は要問合せ/1人あたり5TBだが追加申請も可能
Exchange Online|Microsoft
「Exchange Online」はMicrosoftが提供する、有料のクラウドメールサービスです。Exchange OnlineもOutlookもMicrosoft社が提供するため、両者の違いがわからない人も見受けられますが、OutlookにメールサーバーもセットになったものがExchange Onlineです。
機能
・フィルタリング
・PINロック
・独自ドメインの設定
料金
プランによって料金が異なります。
・初期費用は両プランともに0円
・月額費用
★プラン1(メールボックスの容量50GB)…599円(税抜)/人
★プラン2(メールボックスの容量100GB)…1,199円(税抜)/人
Yahoo!メール|Yahoo!
Yahoo!メールは、LINEヤフー株式会社が運営する無料のクラウドメールサービスです。国内のユーザーは、2,400万人におよびます。
機能
・自動振り分け
・フォルダわけ
・メールの検索
料金
基本的に無料なものの、以下の機能を希望する場合には別途料金が発生します。
・マイネームアドレス(任意の文字列+.nameドメイン)…月額300円(税抜)
・セキュリティパック(広告非表示や迷惑メール対策の強化など)…月額304円(税抜)
・ウイルスチェック(メールが届く前にウイルスを排除)月額200円(税抜)
MailDealer|株式会社ラクス
「MailDealer」は、株式会社ラクスが提供するクラウドメールサービスです。特に問い合わせ対応に強みを持つサービスで、8,000社以上の導入実績を誇ります。
機能
・メール対応状況を可視化
・メールごとの担当者設定
・対応履歴の表示
料金
料金は利用ユーザー数や保存通数によって変動するため、直接問い合わせが必要です。
Active! mail|株式会社クオリティア
「Active! mail」は株式会社クオリティアが提供する、ビジネスクラウドメールの先駆的なサービスです。運用負荷や導入コストの圧倒的な低さに強みを持ち、企業や大学のように大規模な組織で広く導入されており、アカウント数は累計1,300万を超えます。
機能
・転送/一括転送
・フラグ機能
・日本語、英語、中国語、韓国語に標準対応
料金
ユーザー数 | 税抜価格/年 |
100人まで | 30万円 |
101人~500人 | 118万8千円 |
501人~1,000人 | 142万8千円 |
1,001人~3,000人 | 202万8千円 |
※教育機関向けには、割引が適用されるプランあり
@Securemail Plus Webmail|株式会社ケイティケイソリューションズ
「@Securemail Plus」は株式会社ケイティケイソリューションズが提供する、有料のクラウドメールサービスです。セキュリティ機能に力を入れており、フィルタリング・スパムメール・ウイルス除去などが搭載されています。
機能
・誤送信防止
・アーカイブ
・迷惑メール隔離
料金
導入は10アカウント単位で申し込めます。また、選ぶセキュリティによって、料金が変化する点も特徴です。
プラン名 | プランの特徴 | 初期費用(税抜) | 月額費用(税抜) |
Base | メールボックスやドメイン管理などの基本サービス | 5万円 | 2,800円 |
Filter | メール漏えい防止フィルターサービス | 5万円 | 2,500円 |
TAP | 標的型メール保護サービス | 1万円 | 3,000円 |
Archive | 送受信メールを自動的に複製保存するサービス | 5万円 | 5,000円〜 |
Webmail | クラウド上でメールを送受信できるサービス | 5万円 | 3,000円〜 |
Anti-Virus | ウイルスメールを除去するサービス | 1万円 | 1,000円 |
Anti-Spam | 迷惑メールを隔離するサービス | 1万円 | 2,000円 |
CYBERMAILΣ|サイバーソリューションズ株式会社
「CYBERMAILΣ」はサイバーソリューションズ株式会社が提供する、有料のクラウドメールサービスです。標的型対策・個人情報漏洩対策・外出先での利用制限といった高セキュリティを実現します。
機能
・メール検索
・チャット機能
・複数アカウント管理
料金
導入は50アカウントから可能であり、プランによって料金が異なります。
・月額費用
★10GBプラン…250円(税抜)/人
★50GBプラン…400円(税抜)/人
★100GBプラン…500円(税抜)/人
そもそもメールサービスとは?3種類のメールを解説
メールサービスとは、固有のメールアドレスを作成し、メールの送受信を行うためのサービスです。
メールアドレスの種類は「フリーメール」「キャリアメール」「独自ドメインメール」の主に3種類があるため、メールサービスの利用を検討する際はどのメールアドレスを使いたいのかを決めておきましょう。
特徴 | |
フリーメール | ・Gmail・Outlook・Yahoo!メールなどのように、無料でメールアドレスを取得できるサービス ・インターネット上でメールの送受信を行う ・@以降は「gmail.com」のように、サービス名が表示される |
キャリアメール | ・ドコモ・au・softbankなど、携帯会社と契約する際に付与されるメールサービス ・@以降は「docomo.ne.jp」のように、キャリアごとのサービス名が表示される |
独自ドメインメール | ・レンタルサーバーサービスなどと契約することで、@以降の文字を好きな文字列にできる ・有料のメールサービスと契約することで使える |
クラウドメールサービスとは
クラウドメールサービスとは、Webブラウザやアプリからインターネット上のサーバーを介し、電子メールの閲覧や送受信、保存を行うサービスです。
インターネットに接続できる環境であれば、外出先や自宅からでもメールの閲覧や送受信ができるため、リモートワークやテレワークを行ううえで必須のサービスです。
◆クラウドメールサービスの例
・yaritori
・Gmail
・Yahoo!メール
オンプレミス型(クラウドではないメールサービス)との違い
ローカル環境にインストールして使用するメールソフトウェアや、企業内に専用で構築されたメールシステムは「オンプレミス型」と言われます。セキュリティや情報管理などを考慮して構築されることが多く、自社で独自開発したメールシステムを利用する企業もあります。
◆オンプレミス型メールサービスの例
・Thunderbird
クラウドメールサービスを使うメリット
オンプレミス型ではなく、クラウドメールを利用するメリットは以下の通りです。
【コスト面】
運営元がサーバーの購入やメールサービスの管理・アップデートなどを行なうため、初期費用を抑えられます。必要に応じて利用アカウントや容量を増減できるため、コストのムダがない点も特徴です。
【利便性】
インターネットに接続できる環境であれば、場所を選ばずアクセスできるため、自宅や外出先でも利用できます。また端末も選ばないため、出張先でパソコンの調子が悪くなっても、別のパソコンやスマホからチェックできるなど、利便性に優れています。
【セキュリティ】
クラウドメールにはあらかじめセキュリティ機能が搭載されており、無料サービスであっても、迷惑メール対策や暗号化などの基本的な対策は施されています。有料サービスであれば、誤送信防止やウイルス対策などの機能も見受けられます。
【災害などにも強い】
メールデータはクラウドで管理しているため、災害などで自社の端末が壊れてもデータはそのまま残ります。オフィスが倒壊し会社の端末が使えない状態になっても、IDとPWさえわかっていれば自宅などからメール業務を行なえるでしょう。
クラウドメールサービスの種類
クラウドメールサービスには、用途などによって以下のようなタイプが存在します。
無料のクラウドメールサービス(一般向け)
GmailやYahoo!メールなど、誰でも無料で使えるクラウドメールサービスであり、気軽に使えるメリットがあります。無料とはいえ、メールの基本的な送受信は問題なくできるため、個人や小規模なグループでの活用も可能です。
有料のクラウドメールサービス(ビジネス向け)
有料のクラウドメールサービスは、無料にはない便利な機能を搭載していたり、セキュリティが強固な傾向にあります。そのため、ビジネスシーンに適します。
例として『yaritori』では、複数アカウントのメールを一元管理機能で対応漏れの防止ができたり、メールごとのチャット機能でシームレスに情報共有ができたりします。
企業向けの有料クラウドメールサービスから、自社に合う機能を保持するサービスを選べば、業務効率化も期待できるでしょう。
オンプレミス型のクラウドメールサービス
自社サーバー内に「メール用のサーバー」を構築し、クラウド上でアクセスできる【オンプレミス型のクラウドメール】も存在します。
例:Exchange Onlien、Zimbra Collaboration
自社サーバー内に構築するため、データ管理などをコントロールできます。その反面、高度な技術も要することから、システムに精通した担当者が存在する必要もあるでしょう。
クラウドメールサービスの主な機能
クラウドメールサービスの主要機能は、以下の通りです。
■送受信:
インターネットに接続されたデバイスから、電子メールの送信や受信ができます。
■保存:
メールサーバー上にメールを保存すれば、複数のデバイスから同じメールにアクセスできます。
■フォルダ・ラベルの管理:
メールをフォルダ分けしたり、ラベルを作成すれば、メールを整理できます。
■スパム・フィルタリング:
迷惑メールなどを検知し、スパムフォルダに移動させたりフィルタリングをします。
■その他:
カレンダー機能との連携や、画像などを保存できるストレージ機能を有するサービスも存在します。
無料メールサービスと法人向けメールサービスの違い
一般的には、無料メールサービスでも前の章で紹介したような機能を使用できます。
しかし法人向けメールサービスにはさらに充実した機能が実装されており、利便性も向上します。
無料メールサービス | 法人向けメールサービス | |
利用料金 | 無料 | 数百円〜 |
保存容量 | 2GB〜15GBが一般的容量が限られていることが多く、容量を気にしながらやりとりしなければならない | ・1TB以上のサービスが多い ・大容量のストレージで、容量オーバーを気にせず使える |
セキュリティ | 一般的なセキュリティ機能は利用できる | ウイルスチェック・誤送信防止・メールの暗号化など、セキュリティ内容が充実している |
独自ドメイン | 取得できないことが多い | 取得できる |
メール共有 | 機能が制限される | 機能が多い |
ユーザー管理 | できないことが多い | 従業員アカウントやメーリングリストを管理できる |
外部サービスとの連携 | 一部サービスと連携できることもある | 営業支援サービスやECサービスなどと連携できる |
広告の表示 | 常に表示される | 非表示にできる |
プライベートで使用するなら無料メールサービスでも十分ですが、あくまで個人使用向けのため、メール共有の機能は十分とは言えません。独自ドメインの取得もできないため、もし無料メールサービスをビジネスで使用すると、信用問題にかかわります。
その点、有料のメールサービスにすれば利便性が上がり・独自ドメインやセキュリティの面からも信頼されやすいため、仕事用のメールは法人向けのメールサービスを利用するとよいでしょう。
自社に合うメールサービスを選ぶ7つのポイント
無料・有料どちらのメールサービスを選ぶとしても、必ず押さえておきたい7つのポイントを紹介します。
使いやすいか
メールサービス導入前に使いやすいかどうかは必ずチェックしましょう。
毎日利用するメールが使いにくければ、業務に大きな支障が出るためです。
・メール画面は見やすいか
・操作しやすいか
・アプリとの連携はスムーズか
・アドレスの取得は容易か
・使用しているWebサービスやECサイトとの互換性はあるか
以上のポイントを念頭に置いてメールサービスを選んでください。
さらに、使用しているのがMicrosoft製品なのかApple製品なのかによっても使いやすさは大きく異なります。
メールサービスにお試し期間があれば、使い勝手を知るためにぜひ試してみましょう。
保存容量は十分か
自社の業務状況を考えて、保存容量がどの程度あれば問題ないのかをチェックしましょう。
テキストメールの使用を想定している場合は 容量について気にする必要はないかもしれませんが、大容量のデータのやりとりが多いのであれば、一通あたりのデータ量が大きく、保存容量も大きいメールサービスを選ぶ必要があります。
万が一、保存容量が不足してしまうと、取引先からの大切なメールが届かないといったトラブルにもなりかねません。
仕事を迅速に・スムーズに行うためにも、業務状況に応じた保存容量のメールサービスを選びましょう。
自社に適切な料金体系か
クラウドメールサービスでは、多くの場合メールボックスの容量やアカウント数に応じて料金が決まります。そのため、自社で必要なデータ容量やアカウント数を精査したうえで、無駄のない料金プランを設定するサービスを選ぶとよいでしょう。
セキュリティは十分か
メールでは秘匿性の高い情報もやり取りするため、 仕事で利用するメールサービスにはセキュリティも求められます。
迷惑メールを自動で仕分ける機能・スパムメールをブロックする機能・メールを暗号化する機能など、セキュリティ機能は多岐にわたります。
自社に必要な機能を過不足なく取り入れられるよう、しっかり検討しましょう。
既存システムからのデータ移行がスムーズか
新しいメールサービスに移行する場合、既存システムからのデータ移行がスムーズに行えるかどうかが重要です。移行に時間がかかると、他の業務が滞る・メールを受信できない空白の期間ができてしまう、などのように仕事に悪い影響が出るでしょう。
新しいメールサービス導入時には、移行の手順や時間がどのくらいかかるのかを把握しておくことをおすすめします。
機能を追加できるか
新しいメールサービスを検討する際には、既存のメールサービスには不足している機能・新しく必要な機能を明確化しておくことが重要です。
それでも、実装して利用しているうちに新しい機能が必要になるケースもあります。
その際に、機能を後から追加できるメールサービスであれば、欲しい機能だけを最低限の価格で追加できます。
機能がオールインワンになっている買い切りタイプのメールサービスと、機能を追加できるメールサービスのどちらが良いか、導入前によく検討しておきましょう。
ミスを防ぐための機能が充実しているか
メールでのやりとりには重要な内容が含まれていることも多いでしょう。そのため、ミスが起きないような機能が充実しているかどうかも重要です。
・二重返信防止:誰かが返信したメールには他の人は返信できないため、二重返信のクレームを防止できる
・対応状況の可視化:メールごとの対応状況が「未対応」「対応済み」などと表示されるため、「未対応」のまま忘れられてしまうことを防ぐ
・担当者の設定:メールごとに返信担当者を設定することにより「誰も返信していない」という事態を防ぐ
メールサービスによっては、以上のようにミスを未然に防ぐための機能も充実しています。
業務の効率化を図れるだけでなく対応品質も向上するため、メールサービス選びの際にはぜひチェックしておきましょう。
ズに合ったクラウドメールサービスを選ぼう!
クラウドメールサービスは、自社のニーズに合った内容を選ぶことが大切です。利用目的に適したサービスを選ぶことで、自社の課題解決や業務効率化につながるでしょう。
また、ビジネスで活用する場合には、機能面やサポートが充実し、セキュリティ機能も整ったサービスがオススメです。特に複数名でメール対応を行なう企業は、複数メールアカウント機能が搭載されたサービスを選ぶとよいでしょう。
メール共有サービス「yaritori」は、個人利用はもちろんのこと、複数名でメール対応ができるメールアカウント一元管理機能を利用できます。各自の対応状況がわかるため、対応モレや二重対応を防止します。1ユーザー1,980円~ 利用可能であり、必要なアカウントのみを契約できることから、コスト面でも優れています。
7日間無料でお試しできるため、yaritoriが気になる場合には、ぜひお試しください。