【最新版】受注管理システム比較15選|BtoB取引・EC向けなど種類別のオススメ

受注管理システムとは、受注から出荷までの一連の情報を管理し、業務を効率化するためのサービスです。この記事では、BtoB取引向け・飲食/小売向け・EC/通販向けの3種類ごとにおすすめの受注管理システムをご紹介します。

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受注管理システムとは

受注管理システムとは、企業や組織が受注業務を効率的に管理するためのシステムです。顧客からの受けた注文を出荷するまでの一連の情報を管理し、データ入力や帳票発行といった業務を自動化することができます。

手作業に比べ膨大に手間が削減されるほか、請求漏れなどのミス防止にも役立つため、業務の生産性を向上させることができます。

受注管理の方法は、業界や規模によって業務が異なります。大きくはBtoBビジネス、食品・小売店向け、EC・通販向けの3つの種類に分けてシステムを考えるのがよいでしょう。BtoBビジネスでは、見積り作成や契約書の締結なども受注管理システムのなかに含まれます。食品・小売向けでは、中小零細な個人店舗などからの注文を受けるため、発注者向けのシステムも含まれることが多いです。EC・通販業界では楽天やAmazonなどの複数サイトからの注文(受注)管理や一般のお客様向けの郵送などが含まれます。

受注管理システムの必要性

案件数が少なければ、受注に関する情報は手入力しエクセルなどの表計算ソフトで管理することも可能かもしれません。しかし、受注数が多くなると作業にかかる時間が増え、人的ミスのリスクが高まります。

他にも、手作業での管理は、データの整合性やバージョンの管理が難しく、またデータが大量だと処理に時間がかかるといった問題が発生します。受注管理システムでは、これらのミスや非効率を解決することができます。

受注管理システムの導入メリット

1.受注処理にかかる時間の大幅な短縮

データの入力が簡単で、部署ごとなどバラバラに管理されがちな受注情報を一元管理するため、情報の管理がラクになり、重要な情報にすぐアクセスできるようになります。それに加え、帳票の発行やメールの送信といったルーティン業務を自動化することで、受注処理にかかる時間が大幅に短縮されます。

2.入力ミスや対応漏れの防止

受注数が多くなると手作業やエクセル等の一般的なツールでの管理が難しくなり、データの入力ミスや対応漏れが発生しやすくなります。また電話やFAXで受注する場合、聞き間違いや転記ミスが起こる可能性があります。受注管理システムは、正確な情報の入力と管理をサポートするため、これらのリスクを最小限に抑えることができます。

3.集計作業の効率化

決算などの集計を行う際、従来の方法では納品書や請求書などいくつもの書類を照らし合わせなければなりません。受注管理システムを導入すれば、既に入力されたデータからリアルタイムな数値を出せるので、決算や請求などの集計作業が効率化されます。

4.顧客満足度の向上

業務効率化による対応品質・スピードの向上やミスの削減により、顧客の満足度が向上します。また、顧客情報の管理や注文履歴の確認により、個別のニーズに合わせたサービスを提供することも可能になります。

受注管理システムの種類|BtoB取引・ECなど用途で選ぶ

受注管理システムに必要な機能は業界・用途によって異なるため、自社の該当する業界と用途に絞って、特徴やサービスを検討することが重要です。

BtoB向けの受注管理システム

BtoB企業向けの受注管理システムは、企業が提供するサービスや商品の受注から代金を回収するまでの一連の管理を、顧客・取引先ごとに細かく管理できるのが特徴です。

見積書の自動作成・管理や支払い・納品管理が可能なので、各顧客・取引先ごとに見積書や請求書をその都度作成する必要があるBtoB企業に向いているサービスです。

受注関連の業務に加え、営業案件管理や在庫管理、販路管理、会計管理など、幅広い業務範囲をカバーしているサービスもあります。

飲食・小売店向けの受注管理システム

飲食・小売店向けの受注管理システムは、受注者である食品卸会社向けのみでなく、発注者である店舗側のシステムも用意されており受発注システムとなっているのが特徴です。

中小零細企業が多い発注者側に無料で使いやすいサービスを提供することで、FAX・電話・LINEなど属人化していた受注業務を効率化していくことが可能です。またチェーン展開している企業では本部と店舗間の連絡などで使える機能がついているサービスもあります。

EC・通販事業者向けの受注管理システム

EC・通販事業者向けの受注管理システムは、受注・出荷・在庫管理までの一連のプロセスでECならではの機能が備わっているのが特徴です。受注管理では、楽天やAmazonなど複数のECサイトからのオーダー(受注)をまとめて確認・処理することができます。また、日本郵便やヤマト運輸などの運送業者ごとの配送伝票を作成できます。

在庫管理では、複数サイトの在庫状況もまとめて、確認・更新することができます。注文のキャンセルや返品対応のみでなく、入荷情報なども反映できるので、在庫の売り越しの心配などがなくなります。


EC・通販事業者向けの受注管理システムは「ECサイト一元管理システム」とも呼ばれます。詳しくは「ECサイト一元管理システムの比較5選 | メリットや選定ポイントを解説」もご確認ください。


BtoB向けの受注管理システム3選

freee販売 / freee株式会社

freee販売サービスサイト

freee販売は、freee会計やfreee人事労務などを展開するfreee株式会社が提供する、クラウド型販売管理システムです。現場の案件管理から請求、入金・支払い管理までが1つのシステムに結合されています。

freee販売には、「顧客・案件管理」「見積書・請求書・発注書作成」「売上・粗利管理」「会計連携」と大きく4つの機能があります。また、電子帳簿保存法やインボイス制度への対応や、freee会計と合わせたバックオフィス業務の効率化なども充実しています。

従業員10名以下と11名以上の2種類が展開されており、後者はβ版での提供となっています。料金については要お問い合わせとなっています。

Bカート / 株式会社Dai

Bカートのサービスサイト

Bカートは、1980年創業の株式会社Daiが提供する、BtoBの受発注業務をEC化するクラウドサービスで、運営実績No.1(日本ネット経済新聞調べ)を誇り、1500社以上の企業に導入されています。

BtoB専用なので、BtoC向けのショッピングカートシステムでは対応が難しい複雑な取引条件やシステム要件にも対応し、開発コストや納期リスクも最小限に抑えられています。製品価格や販路、決済方法などを、取引先の企業ごとに細かく管理することが可能です。

初期費用8万円+月額費用9,800円~79,800円となっています。月額費用はサイトの規模によって選択可能です。

楽楽販売 / 株式会社ラクス

楽々販売のサービスサイト

楽楽販売は、Excelやメールで管理しているあらゆる社内業務をシステム化することができる販売管理システムです。楽々精算などのシリーズを提供する株式会社ラクスが提供しており、2,500社以上の導入実績があります。

マウス操作でシステムを構築でき、自社仕様にカスタマイズすることができます。見積りから受注・発注管理などの対応はもちろん、営業案件管理(SFA)・顧客管理(CRM)といった前工程の管理までできるのが特徴です。

初期費用15万円+月額6万円からご利用することができます。

飲食・小売店向けの受注管理システム5選

BtoBプラットフォーム 受発注

BtoBプラットフォーム 受発注のサービスサイト

BtoBプラットフォーム 受発注は、1998年創業でプライム市場に上場するインフォマート株式会社が提供する、企業間の受注や発注業務をWeb上で管理しクラウド化するサービスです。46,842社、369,051事業所の導入数を誇ります。

発注側の業者にとっては、正確な原価率の算出・月次の早期確定で、店舗経営の判断材料としても活用できるサービスです。また受注側にとっても、受注ミスのリスク軽減や、請求業務の簡素化が可能になります。

10年以上のノウハウで、最短1ヶ月のスピード導入を実現できるのが特徴です。料金については要お問い合わせとなっています。

TANOMU / 株式会社タノム

TANOMUのサービスサイト

TANOMUは卸業者が日々の受発注・販促を効率化するサービスです。電話やFAXに代わる注文の窓口として導入することで、コスト削減や売上の向上に貢献します。

あらゆる操作をスマートフォンで行え、いつでもどこからでも簡単に注文できます。また、飲食店側は利用料なしで注文できるため、中小飲食店・個人経営店舗でも高い導入率を誇ります。写真付き新商品提案もスマホでできるなど、非対面営業に役立つ機能も搭載されています。

初期費用+月額費用の料金体系を採っており、月額数万円〜利用できます。

CO – NECT / CO – NECT株式会社

CO-NECTのサービスサイト

CO-NECTは、FAXや電話といった従来のアナログな受発注業務を簡単にデジタルに置き換えられる受発注システムです。2015年創業のCO-NECT株式会社により運営されており、約25,000社が発注をしており、1,485社が受注管理システムとして導入しています。

発注額と受注側それぞれにシステムが提供されているのが特徴で、発注側はスマホやPCから数クリックで発注することが可能になり、受注側はインターネットが繋がる環境であればどこでも注⽂を受けることができます。

発注側は無料で利用でき、受注数や取引先数などで5つの料金プランが用意されています。

楽楽B2B / 株式会社ネットショップ支援室

楽楽B2Bのサービスサイト

楽楽B2Bは、2013年創業の株式会社ネットショップ支援室が提供する、BtoB企業間の卸取引をWEB(EC)で展開できるBtoB専用の受発注システムで、買い手企業数は10万社以上となっています。

業界初の、AI認識のOCRでFAX注文書を電子化する注文書自動読込み機能を搭載しているのが特徴です。また、ロット単位での割り引きを加味した卸価格の掛け率設定や、取引先に応じた販路の設定など、利用企業のあらゆる要望に応えるための機能が備わっています。

最も安い「ライト」プランは月額5万円、「スタンダード」は月額7.5万円、「エンタープライズ」は月額12万円となっています。

MOS / 株式会社アクロスソリューションズ

MOSのサービスサイト

MOSは、2006年創業で石川県に本社のある株式会社アクロスソリューションズが提供する、クラウドの業務用Web受発注システムパッケージです。

スマホやタブレットで使いやすいよう設計されているため、様々な発注者の環境に合わせることができ、発注者はFAX・電話からWeb発注に切り替えてくれます。

MOSはすべてのお客様に満足していただけるよう、パッケージはシンプルで必要最小限の機能にし、自社にあった柔軟なカスタマイズが無理なく安価にアドオンできるように設計されています。

料金については要お問い合わせとなっています。

EC・通販事業者向けの受注管理システム7選

ネクストエンジン / Hamee株式会社

ネクストエンジンのサービスサイト

ネクストエンジンは、自社でECを運営する中で、「もっと業務を楽しくしたい」という声から生まれましたサービスです。豊富な機能とカスタマイズ性に優れ、導入実績は業界No.1!(2018年7月ネット経済新聞調べ)となっています。

200以上の機能があり、受注管理機能に加えて、決済機能やメールマーケティング機能まで備わっています。主要モール・カートと連携しており、カスタマイズ性にも優れているのが特徴です。

初期費用0円で、基本料金+従量課金という料金プランになっています。月額最低料金は1万円で、受注件数に応じて料金が加算されます。例えば、月間受注件数が1,001件からは1件ごとに20円です。

GoQSystem(ごくーシステム) / 株式会社GoQSystem

GoQSystemのサービスサイト

GoQSystemは、Amazonや楽天など複数のECサイトからの受注管理に加え、商品の在庫や物流、売上まで管理できるシステムです。月額定額制の料金プランを採っており、受注件数によらず固定料金で利用でき、機能を増やすと料金が上がる体系となっています。

GoQSystemでは、受注データを取り込む際の保持期間に制限はありませんので、期間に制限なくリピーターの管理やデータ分析などを行うことが可能です。

4つの有料プランがあり、初期費用30,000円+月額15,000円からご利用できます。受注件数や機能に制限付きのフリープランもございます。

アラジンEC / 株式会社アイル

アラジンECのサービスサイト

アラジンECは、BtoB企業専用に開発されたEC・Web受発注システムで、アパレル業から機械業まであらゆる業種・業界の企業で利用されています。

アラジンECでは、取引先からの注文に自動で対応し、かつそのデータを各企業の基幹システムと自動連携させることができます。これにより、既存顧客の利便性向上や、問い合わせ対応の負荷を削減できます。

アイルが蓄積してきたノウハウを活かしBtoB専用に開発されたシステムのため、他社に多い「BtoC向けシステムにtoB機能を追加したもの」に比べ使いやすいのが特徴です。料金体系は売り上げに左右されない月額固定型を採っており、パッケージ費用+月額費用という内訳となっています。

助ネコ / 株式会社アクアリーフ

助けネコのサービスサイト

助けネコは、楽天・Yahoo!・Amazonなど複数のネットショップ(通販サイト)と実店舗をまとめて管理できるクラウド型システムです。

主な機能は、受注管理・在庫管理・商品登録とシンプルになっていて、使いやすさとサポートの充実にこだわったやさしいシステムです。

初期費用3万円で、固定料金+追加料金という設計になっています。固定料金は一番安い料金で2,000円からですが、連携するモール数や従量課金料金の発生するタイミングで80,000円まであります。

CROSS MALL  / 株式会社アイル

CROSS MALLのサービスサイト

CROSS MALLは、商品登録・在庫管理・受注管理・発注・仕入れといった、ネットショップを運営するのに必要な業務をすべて一元管理できるASPソフトです。複数のネットショップの運営に必要な業務を効率化して、より最適な店舗運営を可能にします。

充実した機能と専属チームによるサポート体制があるのが特徴です。

初期費用無料で、月額費用5,000円から利用できる「初期費用0円プラン」からご利用いただけます。商品課金や受注課金もございません。

LOGILESS / 株式会社ロジレス

LOGILESS

LOGILESSは、ECビジネスのオペレーション効率化に欠かせない受注管理システムと、倉庫管理システムの一体型システムです。EC事業者と倉庫事業者が一つのシステムを利用するため、毎日発生する受注〜出荷までの人手作業が不要になり、ミスなくスピーディな出荷が実現できます。

マーケティング施策や複数倉庫への拡大、国内主要モール・カートとAPIで連携していることが特徴です。

基本料金(月額2万円)+出荷件数に応じた従量料金の価格でご利用いただけます。

アシスト店長 / 株式会社ネットショップ支援室

アシスト店長のサービスサイト

アシスト店長は、Yahooや楽天モールなど複数ECショップの受注の一元管理だけでなく、LTVの最大化をアシストし成功まで導く「一気通貫」システムです。

大きく分けて「受注管理」「在庫管理」「顧客管理」「分析管理」「メール管理」の5つの機能があり、受注から発送までの多くの作業を自動化します。モール・カート以外に、多数の送り状発行システムや物流・倉庫管理システムとも連携しています。

初期費用5万円+月額基本2.5万円〜利用でき、受注件数ごとの従量課金やオプション料金があります。

問い合わせ対応と案件管理を同時にやるならyaritoriがオススメ

yaritoriでできること

yaritoriは、受発注業務で生じる問い合わせ対応の効率化から案件管理までをかんたんに実現できるサービスです。

受注業務では、在庫や納期・見積もりに関する情報や、注文内容の変更・キャンセル、支払い方法の確認など、さまざまな問い合わせが発生します。

yaritoriには、このような問い合わせ対応を効率化する機能として「複数メールの対応状況をチームで一元管理」「Slack・Chatwork連携」などがあります。問い合わせ対応をするさいには、過去だれがどのような対応をしたかなど顧客ごとの対応履歴を把握することが重要ですが、yaritoriでは対応した顧客情報が自動で蓄積していくのが特徴です。

また、Salesforceをはじめとする既存CRM(顧客管理システム)とのシームレスな連携も実現しており、メール画面から顧客情報・案件情報を参照したり、修正することができます。

「yaritori」は、顧客や取引先とのコミュニケーション業務が頻繁に発生し、案件管理に課題がある方にオススメです。初期費用・最低契約期間もなく、1ユーザーあたり月額1,980円(税抜き)〜で利用いただけます。7日間の無料トライアルができるのでぜひお気軽にお申し込みください。

まとめ|自社に合った受注管理システムで、受注業務を効率化しよう

いかがだったでしょうか。受注管理システムとは、受注から出荷までの一連の情報を管理し、業務を効率化するためのサービスです。BtoB取引向け・飲食/小売向け・EC/通販向けの3種類があり、それぞれのビジネスモデルに合わせ、特徴や機能が異なります。

また、例えば同じ「飲食・小売向けの受注管理システム」の中でも、細かい機能や操作性、カスタマイズ性、どこまでタブレット対応しているかなどが異なります。これらの違いを踏まえ、自社に合った受注管理システムを導入し、受注処理業務を効率化しましょう。

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yaritoriは「使いやすさ」で選ばれるメール共有システムです。
複数メールを一元管理し、対応状況を可視化することで、
効率的な顧客対応を実現します。

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情報共有の迅速化や、問い合わせ対応の効率化を実現します。
Eメールを中心とした社内外の「やりとり」そのものを、
もっとよい体験にすることを目指しています。

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