おすすめの有料メールソフトを徹底比較！メリットや選び方を解説

メールは、ビジネスで頻繁に使用されるコミュニケーション手段です。そのため、業務に適したメールソフト選びは、業務効率化に直結します。

有料メールソフトを利用すれば、独自ドメイン設定やグループチャットなどが可能であり、業務効率化やコミュニケーション向上などのメリットを享受できるでしょう。

そこで当記事では、おすすめの有料メールソフトを徹底比較し、メリットや選び方を解説します。メールソフト選びでお悩みの場合には、ぜひ参考にしてください。

メールソフトとは？主な機能について

メールソフトとは、電子メールの送受信を行うアプリケーションであり、ビジネスシーンで欠かせないツールです。主な機能として、メール作成や受信のほか、フォルダ分け・ラベル管理などが含まれます。

また、カレンダー機能やタスク管理機能、連絡先管理を統合し、業務を一元管理できるサービスもあります。

多様な機能からニーズに合ったサービスを選ぶことで、業務の効率化に貢献できるでしょう。

有料メールがおすすめな理由／無料版との違い

メールソフトには、無料版と有料版が存在しますが、ビジネスシーンにおいては「有料メールソフト」がおすすめです。ここでは、有料メールソフトがおすすめな理由について、無料版との違いを交えながら解説します。

独自ドメインを利用できる

ビジネスシーンにおいて、「独自ドメインの使用」は、信頼性向上の観点で不可欠です。有料メールソフトを利用することで、企業名やブランド名を含むドメインを取得でき、顧客に対し、統一感のあるメールアドレスを提供できます。（※無料のメールソフトは、基本的に独自ドメインを利用できません）

特にビジネスでは独自ドメインが必要になるケースが非常に多いです。ビジネスでフリーアドレスを使用していると、取引先や関係者からセキュリティが低い懸念を持たれるリスクもあるでしょう。独自ドメインのメールアドレスでないとお問い合わせを受け付けない企業も増えています。

これらによりビジネスシーンでは独自ドメインのメールアドレスが必須といえるでしょう。信頼性に響く危険もあるため準備をすることを推奨いたします。

生産性向上に役立つ機能を搭載している

有料メールソフトは、無料メールソフトよりも、生産性向上に役立つ機能が充実する傾向にあります。

＜生産性向上に役立つ機能（例）＞
・独自ドメインの利用
・自動振り分け機能
・複数メールアドレスの管理
・ストレージ容量の拡大
・スケジュール管理やタスク管理との連携
・複数人でのメール管理（一部のサービスのみ）

上記で紹介した一例だけでも、業務効率化への貢献が可能です。

※yaritoriのようにメール共有に長けたメールソフトでは、「sales@」「info＠」などの代表メールアドレスなどを複数名でメールを管理できるサービスもあります。

セキュリティ対策が手厚い

「機密情報の慎重な取り扱い」や「信頼性の維持」が求められるビジネスにおいて、セキュリティ対策は必須です。有料メールソフトはセキュリティ機能が充実する傾向にあり、暗号化技術やWeb脆弱性対策など、重要な機能が施されています。

また、1つのアカウントを複数人で共有する場合、機密情報の漏洩リスクが高まります。利用状況やパスワード管理も曖昧になりやすく、信頼できない相手がアクセスする危険性も否定できません。

そのため、セキュリティ機能が手厚い有料メールソフトを「1人1アカウント」で保有するのがのぞましいでしょう。

サポート体制が充実している

業務効率を最大限に引き出すには、サポート体制の充実が重要です。問題や疑問が生じた際に、迅速に対応するサービスであれば、業務の中断を最小限に抑えられるでしょう。

無料版では自己解決が必要なケースも多く、解決できるまで業務を進められないこともあります。有料版ではチャット・メール・電話でのサポートなど、さまざまなサポートオプションが用意される傾向にあり、迅速な解決が可能です。

ビジネスシーンでは緊急の対応が必要な場面もあるため、何かあった時にすぐに解決できるサポートの充実したサービスを選ぶことを推奨いたします。

yaritoriのサポート体制についてはこちらをご確認下さい

有料メールソフトを選ぶ際のポイント

有料メールソフトを選ぶ際には、いくつかの重要ポイントを考慮することが大切です。ここでは、有料メールソフトを選ぶ際のポイントについて解説します。

業務ニーズに応じた機能を確認する

自社に必要な機能を明確にし、ニーズを満たすサービスを見つけることが成功の鍵です。

少人数の企業様では、一人当たりのメールの対応件数が多くなる傾向にあり、1通の返信にかける時間を効率化する必要があります。

そのため、少人数利用では「AI機能」「テンプレート機能」「個人メールと複数人のメールを一元管理」といった機能を搭載したサービスが役立つでしょう。メールやチャットなどのツールの行き来を減らし、スムーズな業務運営が可能となります。

一方、チーム作業が多い場合には、複数メールアカウントの一括管理やグループチャット機能が役立ちます。メールの送受信が多い部署には、自動振り分け機能が必要なこともあるでしょう。

費用対効果の高いプランを選ぶ

有料メールソフトは、多くの場合、さまざまなプランや料金体系が用意されています。そのため、自社の予算に合わせたプラン選びが必要です。

一般的にメール業務は一日の中で多くの時間を費やしている業務になります。

そのため、業務効率化の面で考えると、メール対応を効率化するのは非常に重要です。メールソフトに関しては、費用対効果の高いプラン選ぶようにしましょう。

プランの中には長期契約や年払いでの割引があるケースも多いため、トータルコストも忘れずに検討してください。無駄な出費を抑えつつ、必要な機能を強化するために、各プランの比較検討を推奨します。

正しいプラン選びは、組織全体の生産性向上にも寄与するため、自社に合うものを選ぶようにしましょう。

代表メールの使用有無

代表メールを頻繁に使用する場合、複数名で管理できるメールソフトが必要です。加えて、個人利用も可能なメールソフトがのぞましいでしょう。

代表メールを活用すると、届いたメールに対し、複数名で対応する場面が増えます。その際に、対応漏れや二重対応といったミスが発生するケースも見受けられます。

代表メールなどのアドレスを複数名が担当する場合には、対応漏れや二重対応を防ぎ、適切に運用できるメールソフトが必要です。適切なメールソフトを活用することで、チーム内のコミュニケーションが円滑になり、重要情報の見逃しも軽減できるでしょう。

セキュリティ要件を確認する

ビジネスで取り扱う情報の機密性を守るには、メールソフトのセキュリティ要件が重要です。

有料メールソフトはセキュリティ機能に強いことが一般的で、暗号化技術や不正アクセス対策などを含みます。選定の際には、各社が提供する「セキュリティ機能」が、自社のニーズに合うかを確認しましょう。

また、適切なセキュリティ対策が確保されているメールソフトを選ぶことで、ビジネス上のリスクを軽減できます。

自社のパソコン環境・取引先の使用ツールとの相性

有料メールソフトを選ぶ際には、「自社のパソコン環境」や「取引先の使用ツール」との相性を考慮することも一案です。

たとえば、自社がChatworkを利用する場合、Chatworkと連携できるサービスを選ぶことで、チームでの作業を円滑にしやすくなります。

また、取引先がGoogle Workspaceを使用する場合、Googleカレンダーやドライブとの統合機能があるサービスを選べば、スケジュール管理やファイル共有が容易になります。

「自社の環境」と「取引先が利用するプロダクトとの相性」を見極めると、業務運営がより効果的になるでしょう。

ユーザーサポートが充実している

メールソフトの利用で問題が発生した場合、サービスの提供元から、迅速な対応があると安心です。

有料メールソフトはチャット・電話・メールなど、多様なサポートオプションが提供されています。サポート体制は、選定の際に確認しておきたいポイントです。

とくに業務効率化を求める環境では、問題解決にかかる時間を最小限に抑える必要があります。対応にかかる時間やサポートの質についても評価し、自社にとって役立つサービスを選びましょう。

直観的で操作しやすいUI

メールソフトは、システムに詳しい人から詳しくない人まで、さまざまなユーザーが利用するため、直感的で操作しやすいものが求められます。使いやすいインターフェースであれば、業務効率を高められるでしょう。

使いやすいメールソフトを探したい場合には、デモ版やトライアル版を利用し、実際の使い勝手を試すことをおすすめします。また、親しみやすいデザインも考慮に入れることで、業務に適したメールソフトを見つける手助けとなるでしょう。

yaritoriは複数人でのメール共有・管理に特化したAI搭載のメールソフトを提供しています。現在200社以上の企業様にご利用いただいております。⇒サービス紹介資料の無料ダウンロードはこちら

おすすめの有料メールソフト6選比較

ここでは、多くの有料メールソフトのなかから「本当におすすめなメールソフト」について、厳選してご紹介します。おすすめの有料サービスは、以下の6つです。

サービス名	特徴	1ユーザーあたりの月額
yaritori	・個人／代表アドレスを一元管理 ・ミス防止／効率化に役立つ機能 ・担当者の自動割振りに対応	・1,980円〜 ・7日間の無料トライアル
Outlook	・office製品のデータを共有可 ・無料版と有料版あり（※ビジネスでは有料版を推奨）	・899円〜 ・1ヶ月間の無料トライアル
Google workspace	・ネット環境があればアクセス可 ・メールの他にも機能が豊富	・680円〜 ・14日間の無料トライアル
Becky! Internet Mail	・大容量でも軽快に動作 ・複数アカウントを切り替え	・4,400円 ・30日間のトライアル
eM Client	・多言語対応 ・マルチチャット機能あり	・ワンタイムペイメント制：10,724円～
Spark	・重要なメールを選別 ・集中力を高める機能を搭載	・4.99ドル～ ・7日間の無料トライアル

yaritori｜個人メールと複数人でのメールを効率的に管理

「yaritori」は、Onebox株式会社が運営するクラウド型のメールソフトです。「sales@」や「support@」など、複数の代表アドレスをチーム内で共有できるほか、業務ごとのメール管理を一元化します。各メンバーがスムーズに情報共有でき、迅速な対応が可能です。

また「yaritori」は、メール共有システムというカテゴリにとどまらず、業務フローをスムーズにする多様な機能が満載です。カスタマーサポートや営業部など、チームで仕事をする機会が多く、メールに関する業務を効率化したい場合には、「yaritori」をおすすめします。

【yaritoriの特徴・メリット】

・対応ステータス管理：「対応」「未対応」などのステータス管理／担当者の可視化
・ダブルチェックが容易：メールの下書きをリアルタイムで共有
・ビジネスチャット：チャットで気軽・迅速に連絡できる
・最新AI搭載：文章の自動作成と校正／クレーム文章判別など
・自動返信テンプレート：定型文利用で迅速に対応
・メール配信システムとしての利用も可能

【yaritoriの画面】

【料金】

・初期費用：なし
・月額料金：1,980円（1ユーザー）～／国内最安値水準

最低契約期間も存在せず、7日間の無料トライアルで気軽に試せるのも魅力です。
ぜひトライアルをお試しください。

Outlook｜Microsoft 365との統合が強力

Outlookは、米国に本社があるMicrosoft社が運営するメールソフトです。無料版と有料版があり、ビジネスシーンにおいては有料版がおすすめです。「Office」製品との連携がしやすく、同製品を利用するユーザーと相性がよいでしょう。

【Outlookの特徴・メリット】

・大容量：ストレージ容量が1TB
・ネットワークに左右されない：オンライン／オフラインどちらでも使用可
・便利機能：タスク管理機能／ショートカットキーなどが使える
・office製品と相性が良い：ExcelやWordなどと連携し、簡単にデータをやりとりできる

【Outlookの画面】

【料金】

・初期費用：なし
・月額料金：899円（1ユーザー・月額）から、4つのプランを提供

※Microsoft 365パッケージの購入によって利用できる

Google Workspace｜クラウドベースで環境問わず利用可能

Google Workspaceは、Googleが提供するクラウドベースの業務向けツールセットです。Gmail・Google Drive・Google ドキュメント、Google スライドなどが含まれ、コミュニケーションを円滑にすすめる機能がそろっています。無料プランも提供されているものの、ビジネスでは有料プランがおすすめです。

【Google Workspaceの特徴・メリット】

・複数のツールを提供：メール・カレンダー・ドライブなどを含む
・アクセスが容易：インターネット接続で、デバイスやブラウザを問わずアクセス可能
・リアルタイムの共同作業：複数のユーザーが同時に文書やスプレッドシートの編集が可能
・強力な検索機能：検索バーで、「from:送信者」や「subject:件名」を使い、簡単にフィルタリング

【Google Workspace内のGmail画面】

【料金】

・初期費用：なし
・月額料金：680円〜（1ユーザー・月額）／14日間の無料トライアルあり
※ビジネス用Gmailは、Google Workspaceパッケージを購入すると利用可能です。

Becky! Internet Mail｜シンプルで軽快に動作する古き良きメールソフト

Becky! Internet Mail（以下Becky!）は、日本企業の有限会社リムアーツが提供する、Windowsに向けた有料メールソフトです。

カスタマイズ性にも優れており、ユーザーが自身のスタイルに合わせて設定を変更できます。ただし、Windowsのみに対応することと、メール作成時に新規ウインドウが開かないなど、特殊な部分もあるため慣れが必要です。

【Becky! の特徴・メリット】

・多機能：メール検索・フィルタリング・自動判別など、豊富な機能を搭載
・カスタマイズ性：ユーザーの好みに応じてインターフェイスや動作を設定できる
・高い安定性：長年の開発にもとづく安定した動作
・軽快な動作： 軽量設計で、動作が快適でストレスフリーなメール管理を実現
・バックアップ機能: 簡単にデータのバックアップを実施でき、情報の保護が容易

【Becky!の画面】

【料金】
・初期費用：無料
・ライセンス購入で使用可能（1ライセンス／4,400円）
※30日間の無料トライアルあり

eM Client｜軽快な操作性の多機能メールソフト

eM Clientは、株式会社LODESTAR JAPANが提供するメールソフトです。メール管理に加え、カレンダー・タスク管理・連絡先の管理機能があり、シンプルで使いやすいインターフェースを特徴とします。多くのメールサービスとの互換性があり、データのインポートや自動設定も容易です。

【eM Clientの特徴・メリット】

・メール管理：メールの送受信や整理が容易
・効率的な機能：カレンダー・タスク管理・チャット機能などを搭載
・多くのメールサービスとの互換性: 自動設定やデータインポートがスムーズ
・多言語対応: 20の言語に対応
・マルチチャット機能: 複数のチャットサービスと統合して使用可能

【eM Clientの画面】

【料金】

・ワンタイムペイメント制（一括払い）：10,724円～

spark｜直感的でスピーディーなメール体験を提供

sparkは、ウクライナのReaddle社が提供する、メールソフトです。AIを活用したメール作成アシスタントを搭載し、自動的に重要なメールをフィルタリングします。チームとのリアルタイムコラボレーションも可能で、セキュリティとプライバシーを重視した設計です。

【sparkの特徴・メリット】

・スマート受信：AIが重要なメールを優先的に表示し、不要なものをフィルタリング
・コラボレーション機能：チームメンバーとリアルタイムでメールを共有・共同編集
・メールテンプレート：よく使うメッセージをテンプレート化し、迅速に返信
・スヌーズ機能：必要に応じてメールを後回しにできるスヌーズ機能

【sparkの画面】

【料金】

・初期費用：無料
・月額費用：4.99ドル～
※7日間の無料トライアルあり

まとめ｜ビジネス利用者には有料メールソフトがおすすめ

有料メールソフトは、無料版にはない多くのメリットを提供します。代表メールの管理やAI機能など、ビジネス利用者に必要な機能が充実するのはもとより、独自ドメインの取得や高いセキュリティ機能を保持するため、企業の信頼性も高まるでしょう。

メール対応は日常的に行う基本的な業務であるため、有料メールソフトを選ぶ際は、自社のPC環境や代表メールの管理業務の有無を考慮することが大切です。

また、自社の希望条件や予算も確認しましょう。重要ポイントを押さえることで、最適なメールソフトを選定でき、業務効率化を図れます。